キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第11回》学科試験 過去問解説〔問題1~10〕

 

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藤原あきこ
藤原あきこ
国家資格キャリアコンサルタント。秘書検定準1級。企業の人事で人材育成を担当し、人の成長をサポートすることに大きな魅力を感じる。モットーは、MY造語”日々三転進化”(毎日ほんの1mmでもいいので成長していきたい)【好き】旅行、車の運転、花を愛でる、あとネコや犬など動物大好き!

問題1 難易度:中

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【一言】

「平成29年版男女共同参画白書」からの出題。生産年齢人口(15~64歳)の就業率は近年、男女とも上昇。特に女性の就業率の上昇が著しい。データは古くなるのでトレンドをおさえる程度で。

【解説】

1)生産年齢人口(15~64歳)における女性の就業率は上昇。この10年間は7.2%ポイントの上昇、そのうち平成24年から平成28年の4年間に5.3%ポイントの上昇と、この数年の上昇幅が著しい。 2)25歳から44歳の女性の就業率は都道府県別の違いはある。平成27年の就業率は、高い順から福井県、富山県、島根県、低い順では奈良県、兵庫県、大阪府。 3)「子供ができてもずっと職業を続ける方がよい」と回答する割合は男女ともに増加している。 4)設問のとおり。30~50代を中心に不本意ながら現在の非正規の雇用形態に就く女性が多い実態。女性は出産・育児等による離職後の再就職で非正規雇用者となることが多く、非正規雇用から正規雇用に移行したいと考える女性が少なくない。

【類似過去問】第3回問14

問題2 難易度:中

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【一言】

「職業能力開発促進法」は頻発です。今回の問い方に惑わされないようにしましょう。内容はやや難しく消去法でアプローチするのもよいですね。

【解説】

1)設問のとおり。労働者自身が主体的になることです。「労働者は、職業生活設計を行い、その職業生活設計に即して自発的な職業能力の開発及び向上に努めるものとする。」(職業能力開発促進法  第三条の三) 2)各地方自治体の義務ではなく「事業主その他の関係者に対する援助」としている。(職業能力開発促進法  事業主その他の関係者に対する援助 第十五条の二) 3)設問のとおり。キャリアコンサルティングの定義は「この法律において「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいう。」(職業能力開発促進法  定義  第二条5) 4)設問のとおり。事業主は必要に応じ、キャリアコンサルティングの機会の確保を講じる。(職業能力開発促進法  第十条の三)

【類似過去問】第1回問2、第4回問3、第5回問17、第7回問18、第8回問5・16、第9回問16・18、第10回問16、第11回問16

問題3 難易度:易

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【一言】

正答が取りやすい設問です。落とさないようにしましょう。

【解説】

1)キャリアコンサルタント倫理綱領にあるように、組織への働きかけも役割である。(倫理綱領  組織との関係 第11条) 2)キャリアコンサルティングは、キャリア形成、キャリアコンサルティングに関する教育・普及活動と切り離さない。 3)設問のとおり。1)と同様、個人と組織の共存関係にも関わる。(倫理綱領  組織との関係 第11条) 4)「職業生活上の課題だけ」ではない。

問題4 難易度:易

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【一言】

支援の基本姿勢から正答をとりましょう。限定ワード「徹する」にも留意してください。

【解説】

1)組織に対しての問題提起はキャリアコンサルタントの役割の1つ。(倫理綱領  組織との関係 第11条) 2)クライエントが主体性をもって積極的に変化を起こせるよう支援することは大切です。 3)クライエントの適性や価値観を活かす職業選択のプロセスを援助することも役割です。 4)行動を大きな視点で考えることができるような援助も大事です。

問題5 難易度:易

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【一言】

常識的な観点からも正答できますね。「キャリアコンサルタント倫理綱領」も確認しましょう。

【解説】

1)相談者との多重関係は禁じられている。(倫理綱領  相談者との関係 第10条) 2)相談者に無断で録音・撮影はあり得ない。(倫理綱領 守秘義務  第5条) 3)プライバシー保護や説明責任の観点から不適切。(倫理綱領  守秘義務 第5条、説明責任  第7条) 4)設問のとおり。「身体・生命の危険が察知される場合、又は法律に定めのある場合等は、この限りではない」と綱領にあるように、法の規定に基づいた要請であればそれに対応する。(倫理綱領 守秘義務 第5条)

【類似過去問】第2回問3・4・5、第3回問4・5、第4回問1・2、第5回問4・5、第6回問2・35、第7回問4、第8回問4・47、第9回問5、第10回問5・31、第11回問3

問題6 難易度:易

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【一 言】

落ち着いて読めば3の「適職領域」が誤りと気づくと思います。1は難しいですが慌てず読み進めましょう。

【解説】

1)設問のとおり。「人間は個人的特性と環境との相互作用の結果として出来上がるもの。」という観点で。(木村先生著P30-4、P30-5) 2)「個人は自分の役割や能力を発揮し、価値観や態度を表現し、かつ自分にあった役割や課題を引き受けさせてくれる環境を探し求めている。」(木村先生著P30-4、P30-5) 3)VPIは6つのパーソナリティ・タイプと5つの「傾向尺度」です。「適職領域」は誤り。(渡辺先生著P50-1、P63-2) (【類似過去問】第5回問41) 4)「個人の行動は、その人のパーソナリティと環境の特徴との相互作用によって決定される。」(木村先生著P30-4、P30-5)

【類似過去問】第2回問6、第4回問7、第6回問9

問題7 難易度:中

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【一言】

ジェラットの「積極性不確実性」は過去に出題されています。渡辺先生の書籍から。

【解説】

1)「主観的可能性」そのものはジェラットの主張ですが、「積極的不確実性」のことではない。(渡辺先生著P95-1、P115-5) 2)「予期せぬ出来事がキャリアの機会に結びつく」はクランボルツの計画された偶然性。(JILPT資料P46) 3)内容はジェラットの「連続的意思決定プロセス」のこと。(渡辺先生著P96-1、P116-5) (【類似過去問】第10回問40) 4)設問のとおり。「客観的で合理的なストラテジーだけでなく、主観的で直感的なストラテジーを統合して用いなければならない。」(渡辺先生著P100-1、P120-5)

【類似過去問】第3回問8、第6回問7

問題8 難易度:中

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【一言】

サビカスの「キャリア・アダプタビリティの4次元」は初見であれば難しいですね。過去問第9回ぶんを勉強していれば正答が取れた設問です。すべて渡辺先生の書籍で確認ができます。

【解説】

1)設問のとおり。最も重要な次元。「キャリア関心」とは未来志向、つまり未来に備えることが重要である。(渡辺先生著P188-1、P98-2) 2)「キャリア統制」とはキャリアを構築する責任は自分にあると自覚・確信すること。(渡辺先生著P189-1、P100-2) 3)「キャリア好奇心」とは、好奇心をもって職業にかかわる環境を探索すること。(渡辺先生著P189-1、P101-2) 4)意思決定能力のことではない。「キャリア自信」とは、進路選択や職業選択を行う際に必要となる一連の行動を適切に実行できるという自己効力感を意味する。(渡辺先生著P190-1、P102-2)
【類似過去問】第9回問7

問題9 難易度:易

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【一言】

ハンセンの「統合的生涯設計」は有名ですね。落とさず正答しましょう。

【解説】

1)ライフ・キャリア・レインボーの提唱はスーパー。(渡辺先生著P38-1、P48-2) 2)統合的生涯設計はハンセンが提唱。設問のとおり。(渡辺先生著P164-1、P208-2) 3)職業適合性はスーパー。人と職業との適合性を重要な概念の1つとした。(渡辺先生著P35-1、P40-2) 4)キャリア・カウンセリングにおける学習理論LTCCを提唱したのはクランボルツ。(渡辺先生著P79-1、P137-2)

問題10 難易度:中

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【一言】

発達段階は難しいですね。4は馴染みが薄いかもしれませんが類似過去問があり、木村先生の書籍で確認ができます。

【解説】

1)設問はスーパーの発達段階。(JILPT資料P16) 2)設問のとおり。成人期を四季に例え、「児童期と青年期、成人前期、中年期、老年期」とした。(岡田先生著P78) 3)設問はエリクソン。個体発達分化の図に示し発達段階を8つに分けて説明。(岡田先生著P80) 4)シャインのキャリア・サイクルの段階と課題。(木村先生著P64~65-4、P64~65-5)(【類似過去問】第2回問10)
【類似過去問】第10回問10

問題1~10ネットで確認できる参考資料

キャリアコンサルタント倫理綱領(資料CHECK優先度:高/ボリューム少)

平成29年版男女共同参画白書

>>問題11~20へ

⇒⇒第11回解説目次ページはこちら

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