キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第11回》学科試験 過去問解説〔問題11~20〕

 

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藤原あきこ
藤原あきこ
国家資格キャリアコンサルタント。秘書検定準1級。企業の人事で人材育成を担当し、人の成長をサポートすることに大きな魅力を感じる。モットーは、MY造語”日々三転進化”(毎日ほんの1mmでもいいので成長していきたい)【好き】旅行、車の運転、花を愛でる、あとネコや犬など動物大好き!

問題11 難易度:難

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【一言】

やまだ先生の「生涯発達の6つのモデル」からの出題。このように初めて見る問題は、惑わされて心が乱れないように、なるべく冷静に対応しましょう。個人的には捨て問です。

【解説】

1)「成長モデル」は、子どもから大人になるまでの獲得、成長を考える。成人発達の可能性を考えない。(岡田先生著P77) 2)「熟達モデル」は以前の機能が基礎になり、生涯を通して発達し続ける安定性と一貫性を重視する。(岡田先生著P77) 3)「成熟モデル」は、複数の機能を同時に考える。ある機能を喪失し、別の機能が成熟すると考える。(岡田先生著P77) 4)「過程モデル」とは、人生行路(コース)や役割や経歴(キャリア)の年齢や出来事による変化過程を考える。設問の回帰や折り返しを考えるモデルは「円環モデル」のこと。(岡田先生著P77)

問題12 難易度:易

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【一言】

頻発のシュロスバーグの理論について。消去法でもいいので正答しておきたいです。

【解説】

1)成人の発達を捉える4つの視点を、「文脈的・分化的視点」「発達的視点」「ライフ・スパンの視点」「転機の視点」とした。(渡辺先生著P128-1、P186-2) 2)成人の行動を理解、見定めたりするためには、それぞれの人が自分の役割、人間関係、日常生活、考え方を変えてしまうような転機それ自体に注目することが重要。(渡辺先生著P134-1、P192-2) 3)転機は3つのタイプに分けられる。「予測していた転機」「予測していなかった転機」「期待していたものが起こらなかった転機」である。(渡辺先生著P135-1、P193-2) 4)どんな転機でも、それを見定め、点検し、受け止めるプロセスを通じて乗り超えていくことができる。設問は誤り。(渡辺先生著P135-1、P193-2)

【類似過去問】第1回問11、第6回問12、第10回問12

問題13 難易度:易

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【一言】

よく読めば解答は容易かったと思います。落とさず正答をとりましょう。

【解説】

1)障害者の職場適応、定着を図るため、ジョブコーチ(職場適応援助者)が職場に出向いて、直接的で専門的な支援を行う。 2)「インターンシップの参加は推奨されていない」は誤り。職場体験は推奨されている。例)障害者トライアル雇用事業(雇用は原則3か月)一定期間雇用することで適性、業務遂行可能かを見極める。 3)障害者の実雇用率の低い事業主に障害者雇用率達成指導を行っている。 4)設問のとおり。「精神・発達障害者しごとサポーター」の養成講座では障害の特性や同じ職場の仲間として日常的な配慮のポイントなどを学び障害の有無に関係なく活躍できる職場づくりを進める。

問題14 難易度:易

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【一言】

仕事と家庭の両立支援関係等の助成金である「両立支援等助成金」。そのなかの1つに「介護離職防止支援コース」があります。こちらも初見の設問ですがよく読めば3が×肢と気がつくと思います。落ち着いて取り組みましょう。参考:仕事と介護の両立支援 厚生労働省HP

【解説】

1)仕事と介護の両立のための環境整備として、「両立の実態把握(社内アンケート実施)」や「制度設計・見直し」「介護に直面する前の従業員への支援(研修実施・制度の周知など)」「介護に直面した従業員への支援(相談窓口の設置・周知)」を行う。設問のとおり。 2)「介護支援プラン」の作成・導入は必要。介護に直面した労働者の状況・希望を踏まえて、働き方等の計画を事業主が作成する。 3)相談窓口担当者にキャリアコンサルタントを配置する定めはない。 4)「介護支援プラン」による介護休業の取得等、支援の就業規則や、内部通知、利用マニュアルを明文化し社内報などで周知する。

 問題15 難易度:中

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【一言】

シルバー人材センターに関する設問。こちらも初めての出題で選択はやや悩ましいところもありますが、消去法でアプローチしましょう。入会動機は男女ともに「生きがい、社会参加」がトップです。

【解説】

1)会員数は60歳以上の約2%。(P4) 2)男女の割合は男性67%、女性33%と、女性は全体の3分の1。(P5) 3)入会動機は男女とも「生きがい、社会参加」が1番。次いで「健康維持・増進」が2番。(P6) 4)最も多いのは「運搬、清掃、包装等」で51%。サービスは29%で2番目。(P7)

問題16 難易度:中

A B C D
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【一言】

Aは職業能力開発促進法の(目的)第一条から出題されています。正答は2です。

【解説】

A)(目的 第一条)の後半の文章がほぼそのまま。 B)この法律において「労働者」とは、事業主に雇用される者及び「求職者」をいう。(定義 第二条) C)職業能力検定は第二条3(定義)で、「職業に必要な労働者の技能及びこれに関する知識についての検定(厚生労働省の所掌に属しないものを除く。)をいう。」となっており、技能検定制度だけでなく社内検定制度も含まれる。(定義 第二条3) (技能検定・社内検定・職業能力評価基準  厚生労働省HP) (【類似過去問】第9回問16) D)設問のとおり。雇用主の努力義務として選任する「職業能力開発推進者」には、専門的な知識・技能をもつキャリアコンサルタント等から選任することが2019年4月1日から規定された。(計画的な職業能力開発の促進)第十一条) (職業能力開発推進者には、専門的な知識・技術をもつ キャリアコンサルタント等から選任しましょう! 厚生労働省)

【類似過去問】第1回問2、第4回問3、第5回問17、第7回問18、第8回問5・16、第9回問16・18、第10回問16

問題17 難易度:中

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【一言】

頻発の能力開発基本調査(平成29年)からです。データは古くなるのでトレンドを掴む感じで。

【解説】

1)正社員へのキャリアコンサルティングを行うしくみ導入率は38.1%。4割ほどで7割は超えていない。(P21) 2)キャリアコンサルティングを行う目的は「労働者の仕事に対する意識を高め、職場の活性化を図るため」が最も多い。(P21) 3)相談を受けているのがキャリアコンサルタントであるとするのは8.7%。1割に届かない。(P21) 4)キャリアコンサルティングのしくみを導入していない事業所で、行っていない理由は「労働者からの希望がない」が最も高い。設問のとおり。(P21)

問題18 難易度:易

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【一言】

ジョブ・カード活用は比較的正答がとりやすいと思います。積極的に3を×肢としたいですね。

【解説】

1)個人の履歴や職業経験の棚卸し等、情報の蓄積が行える。(ジョブ・カードの活用方法) 2)学生用のキャリア・プランシートを活用してキャリア・プランを作成できる。(キャリア・プランを作成する) 3)ジョブ・カードの提出を義務付けることは奨励されてはいない。 4)在職労働者の実務成果、職業能力を評価することで、キャリア形成や職業能力の見える化の促進を図ることができる。(ジョブ・カードとは)

問題19 難易度:中

A B C D
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【一言】

多様な働き方(働く場所)について。言葉は聞いたことがあると思いますが、内容もしっかりとおさえておきましょう。総務省の「テレワークの意義・効果」のページで確認ができます。正答は3。

【解説】

1)テレワークとは、ICT(情報通信技術)を利用して、時間と場所を有効に活用できる柔軟な働き方のこと。 2)テレワークの自営型であるSOHOは、主に専業性が高い仕事を行い独立自営の度合いが高いもののこと。 独立自営の度合いが薄いは誤り。 3)雇用型の在宅勤務は、自宅を就業場所とするもの。 4)サテライトオフィスとは、本拠から離れた場所に設置されたオフィスのこと。

問題20 難易度:難

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【一言】

リーダーシップについては初見の人が多く、難しかったと思います。個人的には捨て問です。

【解説】

1)SL理論(状況対応型リーダーシップ理論)とは、メンバーの成熟度などで有効なリーダーシップスタイルが変わるという理論。(SL理論 コトバンク) 2)PM理論とは、集団機能を「Performance function:目標達成能力」と「Maintenance function:集団維持能力」の2つで捉える。「組織維持機能」「業績推進機能」とは言葉は若干違いますが、消去法からみても〇肢と判断しました。(PM理論 コトバンク) 3)シェアド・リーダーシップとは、「職場やチームのメンバー全員がリーダーシップを発揮している状態」のこと。(立教大学 石川教授)リーダーシップ機能を2人で分担するわけではない。 4)パス・ゴール理論は、メンバーの目標達成は「リーダーがどの道筋を通ればいいのかを示すこと」という考え方。(パス・ゴール理論 Weblio 辞書)

問題11~20ネットで確認できる参考資料

 シルバー人材センター事業の概要2018(資料CHECK優先度:低/ボリューム少)

 平成29年度 能力開発基本調査(資料CHECK優先度:高/ボリューム多)

職業能力開発促進法

ジョブ・カード制度総合サイト

>>問題21~30へ

⇒⇒第11回解説目次ページはこちら

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