キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第12回》学科試験 過去問解説〔問題41~50〕

 
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藤原あき子
藤原あき子
国家資格キャリアコンサルタント。秘書検定準1級。企業の人事で人材育成を担当し、人の成長をサポートすることに大きな魅力を感じる。モットーは、MY造語”日々三転進化”(毎日ほんの1mmでもいいので成長していきたい)【好き】旅行、車の運転、花を愛でる、あとネコや犬など動物大好き!

問題41 難易度:易 *相談過程全体の進行の管理に関する技能・知識

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【一言】

システマティック・アプローチに関するプロセスについて。落とさず正答しましょう。

【解説】

1)信頼関係構築は温かい雰囲気の中で相談者が安心して相談できるように心がける(問39-3、4と類似)(木村先生著P291-4、P285-5)。設問のとおり。 2)問題把握ができ、解決すべき事項を明確にし、目標決定をした上で、相談者と契約を結ぶことでコミットメントを確かにする(木村先生著P295-4、P289-5)。設問のとおり。 3)方策実行後は、目標と照らし合わせてどこまで到達したか、成果を評価し、またカウンセリングの終了を行う(木村先生著P308-4、P302-5)。設問のとおり。4)カウンセリングの終了では、将来さらに必要であればカウンセリングに応じることを伝える。また一定期間、一定の方法でクラインエントのフォローアップする(木村先生著P310-4、P304-5)。理由もなく自分では引き受けず、他のキャリアコンサルタントにリファーする、は適切ではない。【類似過去問】第6回問44、第7回問42、第8回問39

問題42 難易度:易 *自己理解の支援

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【一言】

「自己分析」と言う表現が聞き慣れないかもしれませんが、支援の基本姿勢や常識的な観点から考えると解答は導きやすいですね。しっかり正答を取っておきましょう。

【解説】

1)クライエントの強み(長所)、弱み(短所)は、固定的で変わりにくいとは限らないし、変化する可能性もある。 2)クライエントの強み(長所)、弱み(短所)を資格や学歴などの絶対的なものだけで判断することは適切ではない。 3)自己分析や自己理解の目的は、自己PRや志望動機を書けるようにするために、様々な自己分析手法を伝授することではない。自己理解は自分自身のあるがままを知る個人の行為のことであり、キャリアコンサルタントは相談者が適切な自己理解ができるように助言・援助しなければならない(木村先生著P72-4、P72-5)。 4)クライエントがキャリアコンサルタントとの対話を通じてキャリアストーリーを言語化することは、自己分析の1つである。

問題43 難易度:中 *自己理解の支援

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【一言】

職業レディネス・テスト(VRT)は、ホランド理論に基づく6つの興味領域に対する興味の程度と自信度や基礎的志向性を測定するもの。職業レディネス・テスト 雇用問題研究会に掲載されている表現がそのまま、選択肢になっていました。

【解説】

1)基礎的志向性と職業志向性を測ることにより、生徒の職業に対する準備度(レディネス)を把握できる。設問のとおり。 2)生徒が職業に関する自分のイメージをチェックしたり、進路選択への動機付けを促すことができる。設問のとおり。 3)「結果の見方・生かし方」は、ワークシート形式を採用しており、生徒自身が結果の整理をしながら解釈を深めることができる。設問のとおり。4)職業レディネス・テスト(VRT)は、「職業興味」を測定するA検査と「基礎的志向性」を測定するB検査、「職務遂行の自信度」を測定するC検査から構成されている。
【類似過去問】第2回問37・41、第3回問39、第4回問39、第5回問41、第6回問39、第8回問41、第9回問46、第11回問45

問題44 難易度:易 *仕事理解の支援

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【一言】

職業情報についての横断問題です。3と4はすぐ切れるのであとは2択で。

【解説】

1)キャリア選択の判断基準にするのは「仕事そのもの」すなわち職業であり、職業、産業、雇用・経済・社会全般にわたる理解を職業理解と総称する(木村先生著P89-4、P89-5)。職業情報には産業、事業所の情報も含まれる。 2)職業を理解する第1歩は、どのような職業が、どのような関係をもって存在するのかその全体像を出来るだけ幅広く理解することである(木村先生著P89-4、P89-5)。設問のとおり。 3)キャリア・インサイト(総合版)は、パソコンを使いながら(インストールして利用)行う、総合的なキャリアガイダンスシステム。18歳から34歳程度(ECコース)と35歳から60歳程度(MCコース)の2つのコースがある。インターネットを活用した若者向けの求人求職のマッチングサイトではない(キャリア・インサイト(統合版) 労働政策研究・研修機構)。  4)ハローワークインターネットサービスは誰でも閲覧ができ、求人情報検索も利用可能である。ログインが必要なのは、事業主向けログインの場合である(ハローワークインターネットサービス)。

問題45 難易度:易 *仕事理解の支援

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【一言】

一見難しく思うかもしれませんが、落ち着いて取り組めば正答にたどり着けますね。

【解説】

1)キャリア選択の判断基準にするのは「仕事そのもの」すなわち職業である。よって職業、産業、雇用・経済・社会全般を理解することも含んでいる(問題44-1と類似)(木村先生著P89-4、P89-5)。設問のとおり。 2)約400の職業について、それぞれ仕事の内容、労働条件の特徴等を解説しているので、キャリア選択のための仕事理解に有効である(ハローワークインターネットサービス 職業分類・職業解説に関するご案内)。設問のとおり。 3)常に絞り込んだ職業やキャリア情報を相談者に提供することが相応しいとは言えない。情報を探し、選択し、それを活用するのはクライエント自身である(木村先生著P299-4、P293-5)。 4)教育機関や職業能力開発機関、具体的求人事業所、職場内の配置先を調べることは仕事理解につながる。設問のとおり。

問題46 難易度:易 *仕事理解の支援

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【一言】

OHBYカード、VRTカードの基本的な設問で、労働政策研究・研修機構の文章がそのまま引用されています。カードの枚数や概要などは覚えておきましょう。

【解説】

1)OHBYカードは、48枚からなる職業カードソート技法を行うために開発されたカード式職業情報ツールである(OHBYカード 労働政策研究・研修機構)。設問のとおり。 2)OHBYカードの標準的な使い方は、職業の絵や写真を見て自分の職業興味を考えるというもの(OHBYカード 労働政策研究・研修機構)。設問のとおり。 3)VRTカードは、心理検査「職業レディネス・テスト」の職業興味と職務遂行の自信度に関する項目を1枚ずつのカードに印刷した、キャリアガイダンスツールである。(VRTカード 労働政策研究・研修機構)。設問のとおり。 4)54枚のカードに書かれている仕事内容への興味や、その仕事を行うことについての自信を判断していくことで、興味の方向や自信の程度が簡単にわかるツールである。72枚は誤り。また、進路の方向や実現の程度がわかるのではなく、興味の方向や自信の程度がわかるツールである。(VRTカード 労働政策研究・研修機構)。
【類似過去問】OHBYカード:第3回問41、第5回問46、第6回問42、第7回問41、第9回問41、第11回問45
VRTカード:第3回問41、第6回問42、第7回問41、第9回問41

問題47 難易度:易 *環境への働きかけの認識及び実践

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【一言】

キャリアコンサルタントの倫理綱領や基本姿勢などから、積極的に2を×肢と選びましょう。落とせない設問です。

【解説】

1)問題に関して部署や経営層とコンタクトを取る際は、緊急時を除き事前に相談者の了承を得ることは必要である(倫理綱領(組織との関係)第11条)。設問のとおり。 2)支援のための資源を社内にとどめ、社外に求めるべきではない、は誤り。必要に応じて社内外の専門家と協働して支援することを検討するべきである。 3)環境の確保について、責任者や管理職に働きかけることはキャリアコンサルタントの役割の1つである。(倫理綱領(組織との関係)第11条) 4)管理職に対する問題点の指摘や、教育研修の企画等を関連部署と連携しながら支援することはキャリアコンサルタントの役割である。設問のとおり。
【類似過去問】第1回問48、第2回問47、第4回問47、第5回問47、第6回問48、第9回問47

問題48 難易度:易 *キャリア形成及びキャリアコンサルティングに関する教育並びに普及活動

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【一言】

昨今の日本経済についての知識や各種施策なども参考にして解答していきましょう。

【解説】

1)職業能力開発促進法では、職業生活設計に即して自発的な職業能力の開発及び向上に努めるものとしている(職業能力開発促進法 第三条の三)。組織主体のキャリア形成ではなく、個人主体のキャリア形成を重んじる。 2)大学でのキャリア教育は、単に卒業時点の就職を目指すものではなく、生涯を通じた持続的な就業力の育成を目指し、豊かな人間形成と人生設計に資することを目的として行われる(今後の学校教育におけるキャリア教育・職業教育の在り方についてP71)。就職活動を支援することを主たる目的としている、は誤り。 3)キャリアの方向性を決めるにあたり、あえて社会的ニーズを考慮せず、夢を実現する方向で考えるように指導することは望ましくない。 4)企業におけるキャリア形成では、自己ニーズと企業組織ニーズをうまく統合させたキャリア目標の設定は重要である。設問のとおり。

問題49 難易度:中 *メンタルヘルスの知識

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【一言】

「ストレス」については、直近の11回にも出題されています。消去法もしくは、1と4はすぐ切れると思うのであとは2択で。

【解説】

1)喜ばしい出来事も外部からの刺激なので、ストレスの原因になりうる(みんなのメンタルヘルス ストレスって何?)。設問のとおり。 2)レジリエンスは復元力のこと。健康な人は、何かの症状や変化が出ていても、ストレスが去れば元の状態に戻る力がある(みんなのメンタルヘルス 病状から知る)。設問のとおり。 3)心の病気で治療を経験すると耐性ができてストレスに強くなる、は誤り。例えばうつ病の再発率は60%であり再発の防止が重要とされている(こころの耳 職場復帰のガイダンス)。 4)ストレスに対処する行動(ストレスコーピング)として、リラックスできる時間を持つことは大切である(こころの耳 ストレスへの対処)。設問のとおり。
【類似過去問】第4回問50、第11回問49

問題50 難易度:中 *メンタルヘルスの知識

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【一言】

労働者の心の健康の保持増進のための指針」について。第2回問50と4肢とも同じ内容でした。4つのケアの名称と内容は覚えておくようにしましょう。

【解説】

1)「セルフケア」では、事業者は労働者に対して、ストレスやメンタルヘルスに対する正しい理解、ストレスチェックなどを活用したストレスへの気づき、ストレスへの対処などが行えるよう支援することは重要(P7)。設問のとおり。 2)「ラインによるケア」では、管理監督者は職場環境等の把握と改善、労働者からの相談対応、職場復帰における支援などを行うことが重要である(P7)。3)「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」では、事業場内産業保健スタッフ等は、セルフケア及びラインによるケアが効果的に実施されるよう、労働者及び管理監督者に対する支援を行うとともに、心の健康づくり計画の実施に当たり中心的な役割を担う(P7)。 4)「事業場外資源スタッフによるケア」では、情報提供や助言を受けるなどサービスの活用、ネットワークの形成、職場復帰における支援などが重要である(P7)。
【類似過去問】第1回問49、第2回問50、第10回問10

⇒⇒第12回解説目次ページはこちら

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