キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第13回》学科試験 過去問解説〔問題1~10〕

 
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(株)TADAJUKU
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(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題1 難易度:易

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「キャリアコンサルタントの能力要件の見直し概要」からの出題。本問では出題されませんでしたが、養成講習の全体時間数140時間→150時間程度(うち演習時間:60時間→70時間程度)になったことは押さえておきましょう。

1)設問のとおり。仕事と治療の両立等の支援は近年注目されている。
2)あきらかに誤り。キャリアコンサルタントは「診断」を行ってはいけない。
3)設問のとおり。リカレント教育等による個人の生涯にわたる主体的な学び直しの促進に関する知識・技能は必要。
4)設問のとおり。セルフ・キャリアドック等の企業におけるキャリア支援の実施に関する知識・技能は必要。

【類似過去問】第12回問3

問題2 難易度:中

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男女共同参画白書令和元年版」からの出題。基本13回試験は2019年4月1日現在施行されている法令が出題されるが、本問は令和元年6月に発表されたもの。ただし、内容的には過去問と類似している肢もあり、正解しておきたい問題。

1)生産年齢人口の就業率は、近年男女とも上昇しているが、特に女性の上昇が著しく平成30(2018)年には15~64歳で69.6%,25~44歳で76.5%。横ばいは間違い。
2)我が国の男女の生産年齢人口の就業率を他のOECD諸国と比較すると、35か国中、男性は82.9%でアイスランド及びスイスに次いで3位であるが、女性は67.4%で16位となっている。よって誤り。
3)「子供ができても、ずっと職業を続ける方がよい」の割合は、平成28年度調査で男女ともに初めて5割を上回った。よって誤り。
4)設問のとおり。総務省「労働力調査(詳細集計)」によると、平成30(2018)年における女性の非労働力人口2,708万人のうち、237万人が就業を希望している。就業を希望しているにも関わらず、現在求職していない理由としては「出産・育児のため」が最も多く32.6%となっている。
【類似過去問】第3回問14、第11回問1

問題3 難易度:易

× × ×
キャリアコンサルタントとして絶対に落とせない問題。

1)キャリアコンサルティングを通じて、職務上知り得た事実、資料、情報について守秘義務を負うので、クライエントの氏名、年齢、職業だけに限られない。よって誤り。
2)面談終結後、破棄するのではなく、ケース記録は整理し保存しなければならない。なお第2回問46と同じ問題である。よって誤り。
3)設問のとおり。業務に関して知りえた秘密は、キャリアコンサルタントでなくなった後においても漏らしたり盗用してはならない
4)職業能力開発促進法第三十条の二十七に「キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルタントの信用を傷つけ、又はキャリアコンサルタント全体の不名誉となるような行為をしてはならない。キャリアコンサルタントは、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。キャリアコンサルタントでなくなつた後においても、同様とする。」と規定されており、法的根拠もある。

問題4 難易度:中

×
頻出の職業能力開発促進法から出題。1と3は過去出題と同じ。

1)設問のとおり。「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいう。【職業能力開発促進法第ニ条5】この規定は暗記を推奨。
2)設問のとおり。この法律において「職業能力」とは、職業に必要な労働者の能力をいう。
3)設問のとおり。第7回問18-3とまったく同じ文言。ある程度暗記しましょう。
4)【職業能力開発促進法第二十三条】公共職業能力開発施設の長は、公共職業訓練を受ける求職者が自ら職業能力の開発及び向上に関する目標を定めることを容易にするために、必要に応じ、キャリアコンサルタントによる相談の機会の確保その他の援助を行うように努めなければならない。職業選択を行えることではなくて、自らの職業能力の開発及び向上に関する目標を定めることを容易にするためなので間違いである。

問題5 難易度:中

× × ×

1)設問のとおり。能力を維持・向上させるために行っていることで多かったのは「相談実務の経験を積む」と「キャリアコンサルティングに関する研修会・勉強会等への参加または実施」で、それぞれ全回答者の約 60%近くである。
2)現在の主な活動の場で最も多かったのも「企業」(34.2%)であり、以下、「需給調整機関(派遣、ハローワーク、転職・再就職支援)」(20.2%)、「学校・教育機関(キャリア教育、キャリアセンター)」(17.2%)と続く。よって誤り。
3)キャリアコンサルタントの現在就労状況で最も多いのは「正社員」(38.9%)であり、以下、「非正規社員」(28.8%)、「キャリアコンサルタントとしてフリー・自営」(10.9%)が続く。よって誤り。
4)キャリアコンサルティング活動を「ほぼ毎日活動している」(31.9%)。以下、「不定期に活動してい る」(28.2%)であり、「活動していない」(20.3%)が続く。ほぼ毎日活動している者、 不定期に活動している者はそれぞれ約3割だが、週1回あるいは週2~3回程度活動してい る者もあわせた場合、半数以上が週に数回かそれ以下の頻度で活動していると言える。よって誤り。

問題6 難易度:易

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ホールといえば、プロティアン・キャリアと伝統的キャリアの比較は必須問題なので、確実に正解したい。プロティアン・キャリアとは、従来の組織内のキャリアではなく、個人の心理的成功を目指すために、自己志向的に変幻自在に対応していくキャリアのこと。

1)設問のとおり。プロティアン・キャリアの主体者は「個人」。伝統的キャリアの主体者は「組織」
2)設問のとおり。プロティアン・キャリアにおいて重要なアダプタビリティは「自分の市場価値はどれくらいか(仕事関連の柔軟性)」。伝統的キャリアおいて重要なアダプタビリティは「組織で生き残ることはできるか(組織関連の柔軟性)」。
3)プロティアン・キャリアにおいて重要な態度側面は「仕事満足感、自尊心」。伝統的キャリアおいて重要な態度側面は「組織コミットメント、他者評価」。よって、設問は説明が逆で間違い。
4)プロティアン・キャリアにおいて核となる価値観は「心理的成功、自由」。伝統的キャリアおいて核となる価値観は「昇進、権力、給与」。
【類似過去問】第1回問8、第9回問9、第12回問8

問題7 難易度:易

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シャインの「人が生きていくうえで影響を受けるサイクル」を3つに示したもの。ややマイナー論点ですが、多田塾テキストではバッチリ説明していたので正解できたはず。

人が生きていく上で影響を受けるサイクルを下記3つに分けて、それぞれにおいて「達成すべき課題の困難度、ストレス度合い(縦軸)」を「時間(横軸)」に照らし合わせて説明。
★生物学的、社会的サイクル:年齢によるサイクル。青春期、中年期、老年期など
★仕事、キャリアにおけるサイクル:就職、昇進、引退など
★家族関係におけるサイクル:結婚、子供が生まれる、子供の成長など
よって、選択肢2が不適切。

問題8 難易度:易

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渡辺先生の書籍第1章「キャリアカウンセリングに関する理論を学習する意義」からの出題。特に書籍を読んでいなくても正解できる。

1)設問のとおり。理論を知っていることで、結果の予測可能性を向上させる。カウンセラーの意図的な行動を可能にさせる。
2)設問のとおり。理論は仮説を生み出す(見立てる)ための基盤となる。
3)設問のとおり。理論を学習することで経験、勘に頼らない支援が可能になる。
4)支援の根拠として理論を説明することは有効な場合もあるが、基本的にはこの理論に基づいてこのような発言をしていると伝えることで信頼関係が促されるわけではない。よって誤り。

問題9 難易度:易

×
サビカスのキャリア・アダプタビリティの4つの次元を覚えていれば、楽々正解できる。

1)設問のとおり。キャリア関心とは、未来志向、つまり未来に向けて備えることが重要であるという感覚のこと。
2)設問のとおり。キャリア統制とは、自らのキャリア構築の責任は自分にあることを確信すること。
3)設問のとおり。キャリア好奇心とは、好奇心をもって職業にかかわる環境を探索すること。
4)「冒険心」は、クランボルツのプランド・ハップンスタンス理論における、偶然の出来事を個人のキャリアに活かすための5つのスキルのうちの1つ(①好奇心②持続性③柔軟性④楽観性⑤冒険心)。関心、統制、好奇心、以外の1つはキャリア自信である。キャリア自信とは、進路選択や職業選択を行う際に必要となる一連の行動を適切に実行できるという自己効力感のこと。よって、間違いである。
【類似過去問】第9回問7、第11回問8

問題10 難易度:易

× × ×
選択肢1以外が、他の理論家の説明である。クランボルツの「計画された偶発性理論」は有名なので、その点でも選択肢1を積極的に選べる。第6回問6とほぼ同じ問題。

1)設問のとおり。「未決定」は新しい学習をもたらすために必要で望ましいものである。
2)バタフライ・モデルは、キャリア・カオス理論の視点の一つの非線形性を示すものである。あることが変化した分以上、あるいはそれ以下の変化が、別のことに生じる非線形性を意味する。よって誤り。
3)人生の出来事の視点から見て「トランジション(転機)」への対処プロセスを提唱したのはシュロスバーグ。よって誤り。
4)キャリアをとらえる「外的キャリア」、「内的キャリア」という2つの軸を提唱したのは、シャイン。よって誤り。

問題1~10ネットで確認できる参考資料

キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査(資料CHECK優先度:中/ボリューム多)

キャリアコンサルタントの能力要件の見直し等に関する報告書(資料CHECK優先度:低/ボリューム少)

男女共同参画白書令和元年版(第1章~第6章)(資料CHECK優先度:低/ボリューム中)

JILPT資料(職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査)(資料CHECK優先度:中/ボリューム多)

キャリアコンサルタント倫理綱領(資料CHECK優先度:高/ボリューム少)

>>問題11~20へ

⇒⇒第13回解説目次ページはこちら

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