キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第13回》学科試験 過去問解説〔問題21~30〕

 
この記事を書いている人 - WRITER -
(株)TADAJUKU
(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題21 難易度:中

×
労働関係諸法令から、法定休暇について出題。シンプルですが、少し迷ったかもしれません。この機会に知識として押さえておけば十分。

1)設問のとおり。小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者は、事業主に申し出ることにより、5労働日(2人だと10労働日)子の看護休暇を取得することができる。【育児・介護休業法第十六条のニ
2)設問のとおり。事業主は、厚生労働省令で定めるところにより、その雇用する女性労働者が母子保健法の規定による保健指導又は健康診査を受けるために必要な時間を確保することができるようにしなければならない。【男女雇用機会均等法第十二条
3)慶弔特別休暇は、会社が独自で設定している法律上定めのない特別休暇(法定外休暇)である。よって誤り。
4)設問のとおり。労働者は、その事業主に申し出ることにより、介護休業をすることができる。【育児介護休業法第十一条

問題22 難易度:中

×
問16に続いて、「平成30年版労働経済の分析」からの出題。

1)設問のとおり。正社員有効求人倍率は 2017 年8月に 1 倍を超える水準となった後、直近 2018 年3月に 1.08倍となり、2004 年度に集計を開始して以来、過去最高の水準。また、全体の有効求人倍率は 2009 年8月を谷として上昇傾向にあり、2018 年3月には 1.59 倍と 1974 年1月以来 44 年2か月ぶりの高い水準。
2)有効求人数、新規求人数は増加、有効求職者数、新規求職申込件数は減少。求人と求職は逆の動きになる。よって誤り。
3)設問のとおり。短期失業者だけでなく、長期失業者も減少傾向にある。2017 年の動向をみると、「55~64 歳」の長期失業者と「15~24 歳」「65 歳以上」の短期失業者で横ばいとなったが、その他の年齢階級においては、いずれも 2016 年から減少しており、特に短期失業者では「25~34 歳」において4万人の減少、長期失業者では「15~24 歳」「35~44 歳」において3万人の減少となっており、減少幅が大きい。
4)設問のとおり。非労働力人口は減少し、女性を中心に労働参加が進んでいる。

問題23 難易度:中

× ×
平成30年度雇用均等基本調査(確報)からの出題で、選択肢CとDを中心に判断して、消去法で正解したい。

A)設問のとおり。女性の正社員・正職員に占める各職種の割合は、一般職が46.5%と最も高く、次いで総合職33.8%、限定総合職11.9%の順となっている(そもそも、正社員・正職員に占める女性の割合は約1/4程度)。なお、男性の正社員・正職員に占める各職種の割合は、総合職が 51.5%と最も高く、次いで一般職 31.2%、限定総合職 9.0%の順となっている。
B)総合職については「男女とも採用」した企業が 49.3%(前年49.6%)と最も高い。次いで「男性のみ採用」した企業が 32.4%(前年35.7%)、「女性のみ採用」した企業が 18.2%(前年14.7%)となっている。29 年度に続き 30年度調査においても「男女とも採用」した企業割合が、微減しているが最も高い結果となっている。大幅低下ではない。よって誤り。
C)設問のとおり。新規学卒者の採用を行った企業を規模別にみると、企業規模が大きいほど女性を採用した企業割合が高い傾向にあり、5,000 人以上規模では 100.0%、1,000~4,999 人規模では 96.9%となっている。
D)女性役員を有する企業の割合(企業規模10人以上)は、27年度46.6%、30年度41.6%であり、減少している。よって誤り。なお、女性管理職を有する企業割合についてみると、課長相当職以上の女性管理職(役員を含む)を有する企業割合は 56.3%(平成29年度54.1%)、係長相当職以上の女性管理職(役員を含む)を有する企業割合は 63.2%(同60. 6%)となっている。

問題24 難易度:難

×
平成30年雇用動向調査からの出題。細かいデータなので完全に捨て問。出題の意図がわからない悪問である。

1)設問のとおり。平成30年の入職者数約7,600万人と離職者数約7,200万人。よって約400万人、入職超過となっている。
2)転職入職者の賃金変動状況は、前職に比べて増加した割合は37.0%、減少した割合は34.2%である。前年と比べると0.6ポイントの上昇。よって誤り。
3)設問のとおり。金融業、保険業では、入職率10.4%、離職率11.1%。離職率が入職率をわずかであるが上回っている。
4)設問のとおり。女性の年齢階級ごとの入職者に占めるパートタイム労働者の割合は、35~39歳で5割を超え、60~64歳で約7割、65歳以上で9割を超えている。

問題25 難易度:易

×
「男女雇用機会均等法」からの出題。常識的な範疇で正解できる。

1)設問のとおり。事業主は、女性労働者が婚姻し、妊娠し、又は出産したことを退職理由として予定する定めをしてはならない。【男女雇用機会均等法第九条
2)性別以外の事由でも実質的に性別による差別となる怖れがある、いわゆる間接差別を禁止している。たとえば、募集や採用にあたって、労働者の身長・体重・体力要件を満たしている者のみを対象とすることなどがあげられる。よって誤り。
3)設問のとおり。事業主は、職場において行われる性的な言動(セクシャルハラスメント)に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。【男女雇用機会均等法第十一条
4)設問のとおり。事業主が、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保の支障となっている事情を改善することを目的として女性労働者に関して行う措置を講ずることを妨げるものではない。問20-4(ポジティブアクション)を参照
【類似過去問】第4回問25、第6回問26、第7回問13-1、問26-1、第9回21-4、第10回問26-1、第11回問27-A

問題26 難易度:易

×
介護保険制度からの出題。選択肢2は高齢化社会の実情を考えると積極的に誤りと判断できる。

1)設問のとおり。介護保険制度は、介護を社会全体で支えることを目的として創設。
2)要介護(要支援)の認定者数は、平成28年4月現在633万人で、この17年間で約2.90倍に増加。よって誤り。
3)設問のとおり。40歳から64歳までの第2号被保険者は、末期がんや関節リウマチ等の加齢に起因する疾病(特定疾病)が原因で要介護・要支援状態になった場合、介護サービスを受けることができる。
4)設問のとおり。介護休業期間中は、要件を満たせば雇用保険から休業前の賃金の67%がハローワークから支給される(介護休業給付金)。

問題27 難易度:中

×
注目の「働き方改革関連法案」から出題。細かい内容もあるが、選択肢2は目玉になっている内容であり、誤りと判断できてほしい。

1)設問のとおり。労働施策総合推進法では、働き方改革の推進のための国が講ずべき措置、事業主の責務、労働施策基本方針の策定等が示されている。
2)法定の年次有給休暇付与日数が10日以上の全ての労働者(管理監督者を含む)ごとに、年次有給休暇を付与した日(基準日)から1年以内に5日について、使用者は「労働者自らの請求・取得」、「計画年休」及び「使用者による時季指定」のいずれかの方法で労働者に年5日以上の年次有給休暇を取得させる必要がある。設問は6ヶ月以内、3日についてとなっており誤り。【類似過去問】第11回問26-2
3)設問のとおり。労働安全衛生法では、長時間労働やメンタルヘルス不調などにより、健康リスクが高い状況にある労働者を見逃さないため、産業医や産業保健機能の強化が行われた。
4)設問のとおり。パートタイム・有期雇用労働法では、短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の待遇に関するすべての規定が、パートタイム労働者だけでなく、有期雇用労働者にも適用されることになった。

問題28 難易度:中

× × ×
選択肢2と4は×肢と判断できること。選択肢1と3で悩むところであるが、ロジャーズの基本的な考え方が理解できていれば正解にたどり着ける。

1)吉本伊信は内観療法。絶対臥褥(がじょく)は、森田療法の入院療法第1期(終日個室で横になって過ごす)のこと。よって誤り。【類似過去問】第9回問32-3
2)フロイトは精神分析。「いま、ここ」はゲシュタルト療法。よって誤り。
3)設問のとおり。ロジャーズの基本的信念に、成長への意志がある。
4)バーンは交流分析によるエゴグラム。論理療法はエリス。よって誤り
【類似過去問】第12回問28

問題29 難易度:易

×
第9回問34とまったく同じ問題。落とせない問題。構成的グループエンカウンターとベーシック(非構成的)エンカウンターについて。事前に用意された課題ではなく、メンバーから出る自由な話題で展開するのがベーシック(非構成的)エンカウンターの特徴。

1)設問のとおり。グループカウンセリングと個別カウンセリングの組み合わせは効果的である。
2)設問のとおり。構成的グループエンカウンターを行うにあたり必要な知識、スキルとして設問の内容をあげている。「インストラクション」、「エクササイズ」、「インターベンション(介入)」、「シェアリング」。
3)設問のとおり。特定の解決すべき問題や課題がある場合には、これらが共通しているメンバーの方が効果が得られやすい。
4)メンバーが自由にエクササイズの課題を出し合う。あらかじめ決められていない。よって誤り。
【類似過去問】第1回問31、第3回問31、第4回問33、第6回問33、第8回問33、第11回問28

問題30 難易度:中

×
来談者中心療法の突っ込んだ設問。選択肢2を積極的に×肢として判断できるかが勝負。

1)設問のとおり。人は成長、健康、適応欲求を生まれながらにして持っていると考えている。
2)感情的な側面を大切にしている。よって誤り。
3)設問のとおり。直接の現在の状況を大切にしている。
4)設問のとおり。心理療法によってクライエントの成長に繋がる支援を目指している。

問題21~30ネットで確認できる参考資料

平成30年度雇用均等基本調査(確報)(資料CHECK優先度:低/ボリューム多)

平成30年版労働経済の分析(資料CHECK優先度:高/ボリューム多)

介護保険制度について(資料CHECK優先度:中/ボリューム少)

「労働施策基本方針」が策定されました(資料CHECK優先度:中/ボリューム少)

パートタイム・有期雇用労働法が施行されます(資料CHECK優先度:中/ボリューム少)

働き方改革特設サイト

>>問題31~40へ

⇒⇒第13回解説目次ページはこちら

キャリコン、技能士2級、産カラ試験対策
「傾聴の部屋&キャリコンで食べる方法」
無料ですべてご提供!

「傾聴の部屋」各種試験の面接(ロープレ)対策のヒント

絶対に押さえないといけない「傾聴力」。特別限定無料サイトにて、基本中の基本を徹底的にお伝えしています!必ず確認してくださいね。

「キャリコンで食べていく方法!」(無料メルマガ7通)

「傾聴の部屋」とは別に『対人支援のスペシャリスト』になるための本質やコツ、資格活用法について7通かけてヒントをお伝えしています!

その他お役立ち情報を無料メルマガで提供!

最新の労働市場、法律、統計、白書など不定期にお届けします!

この記事を書いている人 - WRITER -
(株)TADAJUKU
(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です