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《国家資格第13回》学科試験 過去問解説〔問題31~40〕

 
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(株)TADAJUKU
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(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題31 難易度:易

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頻出アイビーのマイクロカウンセリングからの出題。やや難しい選択肢もあるが、積極的に選択4を×肢と判断したい。

1)設問のとおり。かかわり行動は、視線の合わせ方や声の調子など非言語的なものも多くこれらは文化によっても異なる。
2)設問のとおり。基本的傾聴の連鎖とは、かかわり行動を土台として、開かれた質問、はげまし、いいかえ、閉ざされた質問、感情反映などの技法を適宜連鎖的に組み合わせる。
3)設問のとおり。マイクロカウンセリングは、傾聴、肯定的資質、関係性、意図性という4つの特徴がある。意図性とは、語り手の話に耳に傾けながら、その場その場で適切な応答を見出せる能力を持つこと。
4)はげましは、積極技法ではなく基本的傾聴の連鎖の1つ。よって誤り
【類似過去問】第1回問30、第6回問31、第8回問40、第10回問29、第12回問33

問題32 難易度:易

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対人支援者として重要な自己一致からの出題。「常に」という文言からも、なんとなく選択肢3を×肢と判断できる。

1)設問のとおり。自己一致は、カウンセラーが感じたことと、カウンセラーの言動や振る舞いが一致していること。ありのままの自分を受容。
2)設問のとおり。カウンセラーは自己概念と経験を一致させること。
3)日常生活においても常に自己一致は無理である。よって誤り。
4)設問のとおり。カウンセラーは心理的安定が求められる。自身の感情を否定せずに自分自身もクライエントも欺いてはいけない。

問題33 難易度:中

×
過去ナラティブ・アプローチの問題は意外と少ないため、難易度は高め。

1)ナラティブ・アプローチでは、クライエントの話す内容は個人にとっての真実、すなわち「物語的真実」であり、歴史的事実とは異なる。よって誤り。
2)設問のとおり。キャリアストーリーを語ることによって、個人にとっての意味を作り出すことを重視する。
3)設問のとおり。ナラティブ・セラピーにおいては、社会通念(ディスコース)や専門的知識を絶対視しない。クライエントの内的世界を大切にして新しい物語を紡ぐ可能性を重視する。
4)設問のとおり。認知療法においては、クライエントの原型的な物語を見出し(原因となっている認知の歪み)、それをより一貫した多様な物語物語へ再構成する(原因を除去していく)ことを重視。認知療法とナラティブ・アプローチは、事実に対する認知や解釈を変容させるという類似点を有する。しかし、認知療法がクライエントの問題の原因となっている「認知のゆがみ」を解決(=原因の除去)しようとするのに対し、ナラティブ・アプローチは、原因を除去するのではなく、クライエントにとって望ましいストーリーを著述させることによって、問題が問題ではない状態にすること(=問題解消)を目指すものである。
【類似過去問】第3回問28-1、第6回問30-4、第9回問32-4

問題34 難易度:中

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認知行動的アプローチ(認知行動療法)からの出題。論理療法含めて過去にもコンスタントに出題されているので、基本的なことは押さえておきましょう。

1)設問のとおり。認知行動療法はクライエント自身の解決能力を信じ、カウンセラーと積極的な共同作業を通して、問題解決過程をクライエント自身が学習する。
2)設問のとおり。認知行動療法は、認知の変化から行動変容に繋げることも含む。
3)吉本伊信考案の内観療法は、身近な人(両親、友人、先生、同僚など)との過去の関わり合いをひたすら回想し、過去から現在に至る過程で、時系列で他者とどんな関わり合いがあったのかを丁寧に振り返る。自己理解と他者理解の歪みを修正して、対人関係の安定化や情緒の安定、成長意欲の向上などを目指す方法である。よって誤り。
4)設問のとおり。エリス提唱の論理療法は、認知行動的アプローチに含まれる。説明も正しい。
【類似過去問】第5回問28-2、第6回問30-3、第9回問35、第9回問40-4、第11回問28-3、第12回問30

問題35 難易度:易

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対人支援の基本的理解、感覚的に正解できる。

1)設問のとおり。カウンセリング場面で、目標や限界を説明する。
2)設問のとおり。カウンセリング場面で、カウンセリング方針や考えを伝える。
3)設問のとおり。カウンセリング場面で、時間、場所、回数を設定する。
4)カウンセリング場面で、時間を伝えることは大切だが、時間配分や応答パターンを事前に決めることはできない。よって誤り。

問題36 難易度:中

× × ×
学校教育法施行規則から、学校教育における役割について出題。指導という文言から、選択肢1か2の2択で選びたい。職業選択、進路という文言からすれば何となく選択肢2を選べる可能性は高い。

1)3)4)相応しくない。
2)設問のとおり。進路指導主事は、指導教諭又は教諭をもつて、これに充てる。校長の監督を受け、生徒の職業選択の指導その他の進路の指導に関する事項をつかさどり、当該事項について連絡調整及び指導、助言に当たる。【学校教育法施行規則第七十一条3

問題37 難易度:難

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各種学習指導要領等から出題。文章読解、一般感覚でも選択肢1が×肢と選ぶことは難しいため捨て問。

1)特別活動を要としつつ、各教科等の特質に応じてキャリア教育の充実をはかることについては、小学校段階から明記されている。中学校段階からではない。よって誤り。
2)設問のとおり。中学校技術・家庭科の果たすべき役割やねらいについて次のように明記されている。「従来の実践的・体験的な活動の内容を吟味し,仕事の楽しさや完成の喜びを味わわせるなど,充実感や成就感を実感させるとともに,学習内容と将来の職業の選択や生き方との関わりの理解にも触れるなど,生徒の実態に応じた内容や活動を準備し,自ら問題を見いだして課題を設定し解決を図る問題解決的な学習を一層充実させることが重要である。」
3)設問のとおり。学校生活への適応や人間関係の形成について、ガイダンスとカウンセリングの双方の趣旨を踏まえた指導を行うことは、小中高のいずれでも重要。
4)設問のとおり。高等学校学習指導要領において、職業教育に加えてキャリア教育を推進している。

問題38 難易度:易

× × ×
頻出システマティック・アプローチからの出題。過去問通じてまとめて押さえておきましょう。

1)クライエントが持っている欲求を具体的な目標として最終的にはクライエント自身で決定する。よって誤り。
2)設問のとおり。採用した方策は、クライエントの欲求、現状、諸条件に照らして最適なものか、方策は検討したか、いくつかの可能性を考えたか、をカウンセラーは自問自答する必要がある。
3)具体的行動計画の各ステップは、明確で実行可能なものであり、全体として最終の目標に導くものである必要がある。実行が難しいと行動できない。よって誤り。
4)方策の内容、進め方を、各ステップごとにクライエントに事前説明し、クライエントはそれを理解する必要がある。よって誤り。
【類似過去問】第2回問26、第3回問26-4と43、第6回問44、第7回問42、第8回問35と39、第10回問42、第11回問40と42、第12回問34と41

問題39 難易度:易

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クライエントの自己理解を促すためにはどうすればいいのか。基本的な理解ができているか確かめる良問。

1)職場の労働条件を探索することに焦点を当てても自己理解を促すことには繋がりにくい。よって誤り。
2)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、クライエントが様々な事象状況、役割をどのように意味づけているか、その癖を知っていくことに焦点をあてることは大切。
3)設問のとおり。クライエントが自分を束縛したり障害となる個人的・環境的な事柄について考えてもらえるように関わることは大事。
4)設問のとおり。クライエントの意思決定パターンについて考えてもらう支援をすることは大切。

問題40 難易度:易

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カウンセリングのオープニングでどんなことを留意すべきかを確認する問題。選択肢3を積極的に×肢として判断したい。

1)設問のとおり。信頼関係構築のためにも「同盟関係」「協調の精神」を発展させることは重要。
2)設問のとおり。なぜ面談を受けようと思ったのか、その理由を見極めていくことは主訴を掴むためにも大事。
3)カウンセリングのオープニングは、クライエント自身の今の悩み、葛藤、気持ちに焦点をあてることが望ましい。学歴、成育歴、家族構成、保有資格に焦点を当てると、偏見を持つ可能性もある。よって誤り。
4)設問のとおり。カウンセリングのオープニングで責任分担と関係のあり方について明確化することは大切。あくまでも主体、責任はクライエントであり、キャリアコンサルタントは支援者である。

問題31~40ネットで確認できる参考資料

新たな学習指導要領におけるキャリア教育(資料CHECK優先度:低/ボリューム少)

>>問題41~50へ

⇒⇒第13回解説目次ページはこちら

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