キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第17回》学科試験 過去問解説〔問題41~50〕

 
この記事を書いている人 - WRITER -
(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題41 難易度:易

× × ×
自己理解の意味について問う問題。受験勉強期間を通して一度は「自己理解とは、なにか?」を考えたことがあるはず。基本的な理解があれば容易に正答できる。

1)自己理解は、字のごとく自分のことを理解する行為である。相手のことを理解する行為ではない。よって誤り。
2)設問のとおり。自己分析⇒統合することで自己理解が深まる。
3)自分を描写する言葉や方法は、主観的な表現ではなく、客観的でなければならない。よって誤り。
4)自己理解のためには、個性を知るだけでなく、自己と環境との関係性も踏まえて考えることが大切である。よって誤り。

問題42 難易度:中

×
TADAJUKU公開模試でズバリ的中!ずっと出ると言い続けてきた「日本版O-NET(職業情報提供サイト)」がようやく出題。今後も出題可能性は高いと思われるため、実際に自身でサクッと使っておきましょう!

1)設問のとおり。職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトである。
2)設問のとおり。「しごと能力プロフィール作成・キャリア分析」のメニューではこれまでの職歴から「スキル」などの自分の「しごと能力」プロフィールを作成し、希望する職業との適合度を参照することができる。
3)設問内容は「職業能力チェックのメニュー」の説明である。よって誤り。「人材採用支援・職務整理支援」のメニューでは約500の職業情報を基に、求める人材の職務要件(仕事内容、必要なスキルや知識等)を明確化できる。
4)設問のとおり。「人材活用シミュレーション」のメニューでは現状の人材と将来あるべき人材の姿を客観的に比較でき、人材の配置、教育訓練などの検討ができる。

問題43 難易度:難

×
トライアル雇用制度(一般トライアルコース)からの出題。細かい内容を問われているため正解するのは難しい。捨て問である。参考:トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)のご案内

トライアル雇用とは求職者の採用に当たり、正規雇用としての適正を見極める目的として、一定期間(原則3か月)の試用期間を設けた上で採用すること。企業と求職者の相互理解を促進し、雇用を創出しようとするもの。ハローワークからの紹介でトライアル雇用を行った場合、最長3か月間、対象企業に助成金が支給される(トライアル雇用助成金制度)。

上記資料より、選択肢1が間違っている。
正しくは、離職や転職が2回以下の人である。

問題44 難易度:易

× × ×
意思決定に関する基本的事項を問う問題(システマティック・アプローチ関連)。常識的な範囲で楽々正解できる。

1)意思決定をするタイミングは大事ではあるが、早ければ良いというわけでもなく、キャリアコンサルタントが早めの意思決定を促す必要性はない。よって誤り。
2)設問のとおり。意思決定には当然「不確実性」が付きまとうため、決定事項が変化することもある。
3)後悔のない意思決定をするためには、情報収集、活用は大事である。よって誤り。
4)意思決定をするときには、メリットとデメリットをよく考えることが大事。よって誤り。

問題45 難易度:易

× ×
方策の実行支援に関する基本的事項を問う問題(システマティック・アプローチ関連)。木村先生の本からの出題ですが、すべて支援者に求められる基本的姿勢から〇×の判断は容易にできる。正答は3。

A)メリットとデメリットを勘案しながら、実現可能性のある方策から1つを選ぶ。よって誤り。
B)設問のとおり。方策の内容、目的、原理、プロセス、結果、結果から得られる利点と損失、しなければならない諸活動などをクライエントに説明する。
C)方策を実行段階において、クライエントの納得感はすごく重要である。最初に考えた方策が、クライエントの欲求、価値観、置かれた状況に反するとわかったら、柔軟に方策を変更することが大切。よって誤り。
D)設問のとおり。クライエントが方策を実行しない場合もある。その場合は、しっかりと対話をして、再度実行するか、別の方策・支援を検討する。

問題46 難易度:易

× × ×
新たな仕事への適応(支援)で求められることを問う問題。基本的な支援アプローチから容易に判断できる。正直、出題するのであれば、しっかりと主語をキャリアコンサルタントが支援する場面にしたほうが良いと思われる。

1)設問のとおり。新たな組織で真のメンバーになるためには、もちろん組織の掲げる目標を理解し、その価値を共有することが重要となる。
2)新たな組織で真のメンバーになるためには、組織のメンバーが共有している伝統、習慣、儀礼などの理解は重要である。よって誤り。
3)新たな組織で真のメンバーになるためには、明文化された規則や制度の理解だけでなく、明文化されていないものも含めて理解することが必要。よって誤り。
4)新たな組織で真のメンバーになるためには、組織固有の略語、俗語、仲間内の言葉などを理解することも重要である。よって誤り。

問題47 難易度:易

×
相談の終結に関する基本事項を問う問題。支援者としての基本的姿勢から容易に正答できる。

1)設問のとおり。相談者の変化・成長がみられる場合に、その変化・成長を具体的に確認しあって、終結について話し合う。
2)設問のとおり。相談者の変化・成長がみられるけど、相談者と終結の合意が得られない場合は、その理由などをしっかりと理解しながら、さらに必要な変化・成長について話し合う。
3)面談において十分な成果を得られていないが、支援を終結したい場合は、その理由を説明して同意を得たり、リファーをすることが大事。相談者の今後を考えずに速やかに終結してはならない。よって誤り。
4)設問のとおり。面談において十分な成果を得られていないが、相談者から終結したい旨を告げられた場合は、まだ終結が早いことを伝えると共に、終結したい理由や事情にじっくりと耳を傾けることが大事である。

問題48 難易度:易

×
環境への働きかけの認識と実践について、具体例を使って出題。常識、支援の基本スタンスから冷静に判断し落とさず正答を取りましょう。

1)設問のとおり。キャリアコンサルタントが過重残業について、人事部長に残業問題の解決を提案することは適切である。
2)設問のとおり。学生の進路相談において、母親と意見が食い違うときに、クライエントの同意を得て3者面談を行うことは適切である。
3)ハラスメントの問題が見つかったからといって、大原則としてキャリアコンサルタントが独自の判断で勝手に報告してはいけない。よって誤り。
4)設問のとおり。行政に反映すべき包括的な地域の課題を提示することは適切である。

問題49 難易度:易

× × ×
キャリアコンサルタントは、守秘義務の徹底に留意しながらも、日頃から必要なネットワーク構築を意識する必要がある。各選択肢の判断は易しい。第13回問48とほぼ同じ。

1)設問のとおり。中小企業の場合は社内で産業医、臨床心理士など確保することが難しい場合もあり、従業員がメンタル不全と思われる場合には、社外の地域産業保健センターとのネットワークを活用して対応することが必要な場合もある。
2)従業員の教育訓練の推進に携わる場合に、社内整備対応もあるなかで、地方行政の生涯学習部門とのネットワークを活用することが最も有効とは考えにくい。よって誤り。
3)守秘義務を徹底をしたうえで、社内の様々な部門等との協働やネットワークを持つことは必要である。よって誤り。
4)異動を希望するクライエントの課題解決のために、人事異動の機密情報をいち早く入手することが最も有効なことではない。よって誤り。

問題50 難易度:易

× × ×
キャリアコンサルタントと相談者との多重関係について問う問題。消去法で正解にはたどり着ける。参考:キャリアコンサルタント倫理綱領

1)キャリアコンサルタントの確定申告を、税理士であるクライエントに依頼することは多重関係に該当する。よって誤り。
2)設問のとおり。搾取とは、支配者側が不当な手段でお金や労働力、資源などを搾り取ること。つまり、多重関係になってしまうとキャリアコンサルタントがクライエントに対して圧力をかけてしまう危険性もあり、クライエントも断りづらい状況になるかもしれない。
3)性的関係を持つことは多重関係に該当する。よって誤り。
4)「紹介料を誰からもらうのか」という主語がないため、判断しづらい。おそらく、適応障害の疑いのあるクライエントから紹介料をもらうことは倫理上問題があるということを言いたい問題なのだと判断。よって誤り。

問題41~50ネットで確認できる参考資料

キャリアコンサルタント倫理綱領(資料CHECK優先度:高/ボリューム少)

⇒⇒第17回解説目次ページはこちら

キャリコン、技能士2級、産カラ試験対策
「傾聴の部屋&キャリコンで食べる方法」
無料ですべてご提供!

「傾聴の部屋」各種試験の面接(ロープレ)対策のヒント

絶対に押さえないといけない「傾聴力」。特別限定無料サイトにて、基本中の基本を徹底的にお伝えしています!必ず確認してくださいね。

「キャリコンで食べていく方法!」(無料メルマガ7通)

「傾聴の部屋」とは別に『対人支援のスペシャリスト』になるための本質やコツ、資格活用法について7通かけてヒントをお伝えしています!

その他お役立ち情報を無料メルマガで提供!

最新の労働市場、法律、統計、白書など不定期にお届けします!

この記事を書いている人 - WRITER -
(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です