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《国家資格第19回》学科試験 過去問解説〔問題31~40〕

 
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(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題31 難易度:易

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中高年期のライフ・ステージとキャリアに関する理論の横断問題。選択肢2,3,4を自信をもって〇肢と判断できること。

1)設問内容は、「キャリア初期の正社員資格」段階の発達課題である。なお、キャリア中期の危機段階における発達課題には、「自分のキャリア・アンカーを知り、評価する」や「現在を受け入れるか、別の未来を選ぶか明確な選択を行う」「行った選択をめぐって家族との新たな調整を達成する」がある。よって誤り。
2)設問のとおり。「人生半ばの過渡期」では、「若さと老い」、「破壊と創造」、「男らしさと女らしさ」、「愛着と分離」の4つの両極性の解決が、個性化の主要課題である。
3)設問のとおり。問題30の図を参照。
4)設問のとおり。中年期にあたる「成人期」の発達課題は「世代性」対「停滞性」である。

問題32 難易度:易

× × ×
人生の転機(トランジション)の横断問題。転機といえば、シュロスバーグ、ブリッジス、ニコルソンあたりが有名。各選択肢とも正誤の判断は容易。

1)バンデューラは、「偶然の出来事は、人間の選択行動に影響を与える」とした。よって誤り。
2)暦年齢に「ゆるく」関連した移行期がある。「強く」ではない。よって誤り。
3)超頻出のシュロスバーグの4S。Situation(状況)、Self(自己)、Support(周囲の援助)、Strategies(戦略)。よって誤り。
4)設問のとおり。ブリッジズの転機のプロセスは、「終焉」⇒「中立圏」⇒「開始」。

問題33 難易度:易

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性的指向・性自認をめぐる現状からの出題。一般常識として判断できるレベルの出題。参考:職場におけるダイバーシティ推進事業報告書

1)設問のとおり。性的指向とは、恋愛又は性愛がいずれの性別を対象とするか、をいう。人によって、性的指向のあり方は様々である。自身と異なる性別の人を好きになる人(男性が女性を好きになること、女性が男性を好きになること)、自分と同じ性別の人を好きになる人(男性が男性を好きになること、女性が女性を好きになること)、相手の性別を意識せずにその人を好きになる人などがいる。また、誰にも恋愛感情や性的な感情をもたない人もいる。
2)設問のとおり。性自認とは、自己の性別についての認識のことをいう。生物学的・身体的な性、出生時の戸籍上の性と、性自認が一致しない人をトランスジェンダーという。生物学的な性が男性で性自認が女性、生物学的な性が女性で性自認が男性といった場合がある。また、身体的な性に違和感を持つ人もいる。このように、身体的な性と性自認が一致せず、困難を抱える場合に対して、医学的な診断の結果、性同一性障害と診断されることがある。
3)日本では、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律により、性同一性障害者であって一定の条件を満たす者については、性別の取扱いの変更の審判を受けることができるようになっている。よって誤り。
4)設問のとおり。相談窓口や機関が存在していても、担当者の無理解やアウティング(本人の同意なく、その人の性的指向や性自認に関する情報を第三者に暴露すること)されることを恐れて、相談に赴くことの心理的な障壁があることも、性的マイノリティの当事者が抱える困難といえる。

問題34 難易度:易

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治療と仕事の両立に関する内容から、3回連続の出題。資料を読んでいなくても、選択肢2が現実に照らして考えれば、容易に×肢と判断できる。参考:事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン

1)設問のとおり。治療と仕事の両立支援は、私傷病である疾病に関わるものであることから、労働者本人から支援を求める申出がなされたことを端緒に取り組むことが基本となる。
2)休業開始前の対応・休業中のフォローアップを、主治医が行うのは現実的に難しい。事業者が行う。 よって誤り。
3)設問のとおり。両立支援の検討に必要な情報には、「症状、治療の状況(現在の症状、入院や通院治療の必要性とその期間、治療の内容、スケジュール、通勤や業務遂行に影響を及ぼしうる症状や副作用の有無とその内容)」のほか、「退院後又は通院治療中の就業継続の可否に関する意見」、「望ましい就業上の措置に関する意見(避けるべき作業、時間外労働の可否、出張の可否等)」「その他配慮が必要な事項に関する意見(通院時間の確保や休憩場所の確保等)」などがある。
4)設問のとおり。主治医から提供された情報が両立支援の観点から十分でない場合には、労働者本人の同意を得た上で、産業医等や産業保健スタッフが主治医からさらに必要な情報を収集することもできる。また、これらの者がいない場合には、労働者本人の同意を得た上で、人事労務担当者等が主治医からさらに必要な情報を収集することもできる。

問題35 難易度:易

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ロジャーズのクライエント(来談者)中心療法からの出題。第12回問32とまったく同じ問題。積極的に選択肢3を×肢と判断しましょう。

1)設問のとおり。「実現傾向」は、個人を維持し、強化する方向に全能力を発展させようとする個人に内在する傾向のことである。
2)設問のとおり。カウンセラーがクライエントの感情に注意を払い、その要素に応答するとクライエントは深く理解されていると感じて満足する。ロジャーズのカウンセラーの基本的態度の共感的理解である。
3)クライエント中心療法では非指示的リードの技法が使われる。カウンセラーが正しい方向へ導くようにする、は誤り。
4)設問のとおり。人が最高に実現された状態を「十分に機能する人間」とよび、セラピーの目標とした。

問題36 難易度:易

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いろいろなグループアプローチを問う問題。選択肢1,2,4については、第16回問35とほぼ同じ。

1)本設問は「Tグループ」の説明。よって誤り。なお、モレノが創始した「サイコドラマ」とは、集団心理療法の一技法。患者の集団にある題の劇を即興で自由に演じさせ、自然に心の内部が表現されるようにする。心理劇。
2)設問のとおり。〈自助グループ〉または〈当事者組織〉〈本人の会〉ともいう。難しい病気を持つなど、同じ問題をかかえている人たちが、思いや体験を話したり聞いたりすることで悩みや苦しみを分かち合い、自分らしく生きていく力を得ようという目的で集まるグループのこと。とくに指導者は持たず、問題をかかえる当事者同士が集まり、何を話しても批判されないという状況のなかで発言し、人の話に耳を傾けることによって、「自分はひとりではない」ことを知り、癒されていく。
3)構成的グループ・エンカウンターは、ファシリテーターによってあらかじめ準備された(構成された)エクササイズを行う。何をするかは決まっている。よって誤り。
4)本設問は「サイコドラマ」の説明。よって誤り。レヴィンが提唱した「Tグループ」とは自己理解や他者理解、リーダーシップといった人間関係に関する気付きを得るための学習方法である。

問題37 難易度:易

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頻出のジョブ・カードからの出題。ジョブ・カード総合サイトを一度も見たことがない人はチェックしておきましょう。

1)設問のとおり。ジョブ・カードを活用することで、自身の能力や職業意識が整理できる。
2)設問のとおり。ジョブ・カードを活用することで、強み、長所なども明確化できる。
3)どの企業に対しても、そのまま応募書類として利用できるわけではない。よって誤り。
4)設問のとおり。現状の能力課題や伸ばしたい能力など、職業能力の開発に活用できる。

問題38 難易度:易

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キャリアコンサルティングで使われる用語の説明を問う問題。積極的に選択肢3を〇肢と判断できる。

1)本問は、おそらくケースカンファレンス(事例検討)の説明だと思われる。よって誤り。
2)コンサルティングとは、専門家の立場から相談にのったり指導したりすること。よって誤り。なお、コンサルテーションとは、対人援助の諸分野において、異なる専門職の間で連携・協力する行為のひとつを指す概念。一方の専門化が抱える職業上の問題を他方の専門家が援助すること。
3)設問のとおり。リファーとは、ある専門家に訪れたクライアントを他の専門家に紹介することである。
4)本問は、スーパービジョンの説明である。よって誤り。

問題39 難易度:易

1 2 3 4
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目標設定に関する出題。間違えることができないサービス問題。

1)設問のとおり。設定した目標は同意、確認が必要である。
2)設問のとおり。設定した目標は、変更可能である。
3)設問のとおり。目標達成に向けて、相談者がコミットすることが大事。
4)自身の経験値や技量を理解したうえで、場合によっては他の専門家の力も借りながら、相談者を援助する。よって誤り。

問題40 難易度:易

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超頻出の厚生労働省編一般職業適性検査[進路指導・職業指導用](GATB)からの出題。[事業所用](GATB)は初出題でしたが、[進路指導・職業指導用]の選択肢2を積極的に×肢と判断できる。

1)設問のとおり。[進路指導・職業指導用]の対象は、中学(2年生以上)・高校・高専・専門学校・短大・大学・職業訓練校・職業相談機関等である。
2)個人の進学や就職の合格可能性を示すことはできない。よって誤り。
3)設問のとおり。採用選考(採用職種を遂行する際に必要な基盤となる能力の有無を測定することが可能)、配置(新入社員の能力特徴を生かした配置先を検討する際に活用)、再配置(従業員の能力適性を生かせる職種を、あらためて幅広く検討するために活用)、能力開発(従業員個人が自己の能力特徴を理解することを促進し、学習計画を立てたり、キャリアプランを作成するために活用)と、幅広く使用することができる。
4)設問のとおり。事業所内の職務の実態にあわせて、必要に応じて独自の基準を作成して利用できる。

>>問題41~50へ

⇒⇒第19回解説目次ページはこちら

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