キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第20回》学科試験 過去問解説〔問題31~40〕

 
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(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題31 難易度:易

× ×
人生の転機に関する理論の横断問題。サービス問題で間違えられない。

A)キャリアアップではなく、キャリア・アダプタビリティである。よって誤り。
B)設問のとおり。
C)設問のとおり。
D)認知的不協和理論を提唱したのはヒルトン。よって誤り。

問題32 難易度:易

× × ×
頻出事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドラインからの出題。本問は資料を読んでいなくても、基本理解があれば容易に正答できる。

1)本人の同意が必要。よって誤り。
2)治療と仕事の両立支援に際しては、就労によって、疾病の増悪、再発や労働災害が生じないよう、就業場所の変更、作業の転換、労働時間の短縮、深夜業の回数の減少等の適切な就業上の措置や治療に対する配慮を行うことが就業の前提となる。従って、仕事の繁忙等を理由に必要な就業上の措置や配慮を行わないことがあってはならない。よって誤り。
3)設問のとおり。治療と仕事の両立支援の対象者は、入院や通院、療養のための時間の確保等が必要になるだけでなく、疾病
の症状や治療の副作用、障害等によって、労働者自身の業務遂行能力が一時的に低下する場合などがある。このため、育児や介護と仕事の両立支援と異なり、時間的制約に対する配慮だけでなく、労働者本人の健康状態や業務遂行能力も踏まえた就業上の措置等が必要となる。
4)症状や治療方法などは個人ごとに大きく異なるため、個人ごとに取るべき対応やその時期等は異なるものであり、個別事例の特性に応じた配慮が必要である。よって誤り。

問題33 難易度:易

× × ×
「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、これに類する脳機能障害」と説明される。第8回問15と全く同じ。

1)設問のとおり。不注意傾向や注意散漫傾向にある人には、誰にも邪魔されない一人だけの時間と空間を一定時間持てるようにすること。
2)多動・落ち着きのない人には、動きの多い仕事を与えること、時々休み時間を取り職場を抜け出す許可を与えるなどが必要。よって誤り。
3)時間管理ができない人には、予期しない出来事のために時間を残しておく、予定表を時々見直して必要に応じて修正するなどが必要。過密スケジュールを入れることは適切な対応とは言えない。
4)自分で締切りを定める、締切りのある短期間のノルマを繰り返す仕事に就くなどが必要。できるときにやればよいは、適切ではない。

問題34 難易度:易

× × ×
カウンセリングに関する基本技法を問う問題。本問は、國分康孝先生の「カウンセリングの技法」からの出題になるが、とくに読んでいなくても容易に正答できる。

1)「リレーション」は、カウンセラーの指示や指導を受けさせるためのものではない。 よって誤り。
2)設問のとおり。すべての人間は価値観をもっているために、自分の価値観と違うものと対峙すると、つい、裁く姿勢や、とがめる姿勢、治そうとする姿勢が表れてしまう。
3)相談者のすべての発言に賞賛する必要はない。 よって誤り。
4)相手の発言を全て記憶して、それをおうむ返しにすることが大事ではない。 よって誤り。

問題35 難易度:易

×
構成的グループ・エンカウンター(SGE)からの出題。特に、エクササイズとシェアリングについてはしっかりと復習しておきましょう。

1)設問のとおり。SGEの3つの原理は、①本音に気づくことである② SGE 体験の構成であり、エクササイズをはじめとした枠を介して自己開示が促進される③シェアリングであり、物事の見方や受け取り方、考え方である認知の拡大・修正を狙いとして行われる。
2)設問のとおり。リーダーが自己開示が大切とされる理由には、本設問内容の3つが重要とされる。
3)リーダーは、何か問題が起こった時に、個別カウンセリングではなく、必要であればその場で、タイミングよいリレーションの中で、ポジティブに介入を行う。よって誤り。
4)設問のとおり。サイコエデュケーショナルとは、「育てるカウンセリング(予防・開発的カウンセリング)」の一形態であり、「心理教育」のことである。「ホンネとホンネの交流」を促進する誘発剤となる。

問題36 難易度:易

×
頻出、ジョブ・カードからの出題。やや変化球の出題になるが、消去法で選択肢4を×肢と判断したい。ジョブ・カード総合サイトを一度も見たことがない人はチェックしておきましょう。

1)設問のとおり。これまでのキャリアを振り返り、経験から得たことや、活かせる能力・強みなどを整理することで、今後どのようなキャリアを歩みたいかを考えることができる。
2)設問のとおり。求職中の人が、ジョブ・カードを作成することにより、目標が明確になり、履歴書や職務経歴書もより充実したものとなる。
3)設問のとおり。在職者の方が、社内でのキャリア形成やキャリア選択の場面でジョブ・カードの作成が役立つ。
4)ジョブ・カードは、人事評価にも役立つ。よって誤り。

問題37 難易度:易

×
相談過程におけるキャリアコンサルタントの留意点について問う問題。絶対に落とせない問題。

1)設問のとおり。非言語も見逃さないようにする。
2)相談者を立体的に俯瞰的に理解することが大切。よって誤り。
3)設問のとおり。目標設定は、相談者自身が自己理解を深め、環境も整理することが必要。
4)設問のとおり。段階的に目標設定、達成を繰り返していく。

問題38 難易度:易

× × ×
相談場面の設定における基本を問う問題。絶対に落とせない問題。

1)キャリアコンサルタントは上の立場でもないし、正しいことを伝えたり、助言することが責務ではない。よって誤り。
2)パターン化することが熟練レベルにはならない。よって誤り。
3)面談初期で早期に問題を判断、解決していくことは適切でない。よって誤り。
4)設問のとおり。キャリアコンサルティングは、相談者との協同作業である。

問題39 難易度:易

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各種アセスメント・ツールからの出題。すべて基本的内容なので、しっかり押さえておきましょう。

1)雇用問題研究会に受検者は鉛筆(シャープペンシルやボールペンは不可)という説明あり。よって誤り。
2)職業レディネス・テストの対象者は中学生・高校生(大学生でも可)である。よって誤り。
3)キャリア・インサイトは、利用者自身がコンピュータを使いながら、職業選択に役立つ適性評価、適性に合致した職業リストの参照、職業情報の検索、キャリアプランニングなどを実施できる総合的なキャリアガイダンスシステムのこと。グループワーク用のものではない。よって誤り。
4)設問のとおり。利用者自らがカードを分類し興味や自信を調べるという使い方の他に、教師と生徒、カウンセラーとクライエントが対話をしながら使う、あるいは教室で生徒同士が交代で実施するなどにより、実施者と受け手の相互コミュニケーションを図るツールとしても利用できる。

問題40 難易度:易

× × ×
頻出ハローワークインターネットサービスからの出題。第16回問42とまったく同じ問題であり、サービス問題。

1)ハローワークインターネットサービスでは、受理された最新の求人情報を、概ね30分毎に更新している。よって誤り。
2)ハローワークインターネットサービスにおける求人の検索区分は、「一般」「新卒・既卒」「季節」「出稼ぎ」「障害者」がある。よって誤り。
3)設問のとおり。ハローワークへの求職登録に当たっては、事前にインターネットから仮登録することができる。
4)ハローワークインターネットサービスは、基本的に24時間利用ができる。よって誤り。

 

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