キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第21回》学科試験 過去問解説〔問題41~50〕

 
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(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題41 難易度:難

× × ×
日本版O-NET(jobtag)職業情報提供サイト(支援者としての利用)から出題。細かいところを問う内容も多く、捨て問に近い。

1)学力検査はなく、職業興味検査・価値観検査・簡易版職業適性テスト(Gテスト)が実施できる。結果とともに、支援対象者にあった職業が提示。提示された職業から、さらに絞り込みや並べ替えも可能。よって誤り。
2)職歴や説明を見ながら「しごと能力プロフィール」をまとめることができる。よって誤り。なお、職歴が長い人だけでなく、比較的短い職歴が多くある方などについても、それまで就業した職業の総体としての能力プロフィールをまとめて見える化することができる。
3)労働法について基本的な内容は解説されている。労働者の権利や何が違法なのか把握することができるが、犯罪例などを知ることはできない。よって誤り。
4)設問のとおり。人材募集・採用までの流れを説明し、整理すべきポイントを書き込んでまとめることができる。求人を受け付ける際のツールとしても活用できる。

問題42 難易度:易

×
トライアル雇用(厚生労働省)からの出題。消去法で選択肢4を〇肢と判断できる。

1)2)3)設問のとおり。「トライアル雇用」は、職業経験の不足などから就職が困難な求職者等を原則3か月間試行雇用することにより、その適性や能力を見極め、期間の定めのない雇用への移行のきっかけとしていただくことを目的とした制度。労働者と企業がお互いを理解した上で無期雇用へ移行することができるため、ミスマッチを防ぐことができる。
4)助成金を受給するためには、トライアル雇用終了日の翌日から起算して2か月以内に、事業所を管轄するハローワークまたは労働局に支給申請書を提出する必要がある。よって誤り。

問題43 難易度:易

×
キャリアコンサルティングの目標設定からの出題。支援の基本スタンスから容易に正解できる。

1)設問のとおり。具体的で、進捗や結果を測定できる目標が望ましい。
2)クライエントの価値観に合致した目標であることが望ましい。よって誤り。
3)設問のとおり。実現可能な目標が望ましい。
4)設問のとおり。何かしらの成果が上がることや、達成できる目標が望ましい。

問題44 難易度:易

×
頻出システマティック・アプローチ(相談者の自己管理方策)からの出題。やや悩むところもあるが、消去法で選択肢3を×肢と判断できる。

1)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、必要に応じて援助、勇気づけ、示唆を与える。
2)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、必要に応じて相談者自身による変化のセルフチェックを支援する。
3)不適切な行動が起こる状況や環境に直接介入するのは適切ではない。よって誤り。
4)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、必要に応じて意思決定、学習、行動変容などの諸技法を相談者に教える。

問題45 難易度:易

1 2 3 4
× × ×
カウンセリング(キャリアコンサルティング)の評価に関する問題。容易に判断できる。

1)キャリアコンサルタントが、自分自身でしっかり振り返ることは大事。よって誤り。
2)相談者自身もどう感じたかなどの評価は大事。よって誤り。
3)設問のとおり。スーパービジョンやケース会議など、他のキャリアコンサルタントに評価してもらう方法がある。
4)スーパービジョンのみで十分というのはおかしい。よって誤り。

問題46 難易度:易

× × ×
基本の考え方で解けるので落とさず正答を取りましょう。第1回問47とほぼ同じ問題。

1)キャリア・デザイン研修の目的は、今までの自己の棚卸をすることで振り返り、自己成長に向けてのモチベーション向上やこれからの働き方、キャリア形成促進を行うこと。経営課題や経営方針などを浸透させることが目的ではない。よって誤り。
2)キャリア・デザイン研修は、節目の年、例えば30歳、入社10年目などに行うこともあり、50代後半がキャリア・デザイン研修の最も効果的なタイミングとは言えない。よって誤り。
3)キャリアデザイン研修は、「個人のニーズを排除し、企業・組織のニーズを優先したプログラム」ではない。今までを振り返り、今後の人生をあらためてデザインし、捉えなおす機会とする。よって誤り。
4)設問のとおり。キャリア・デザイン研修と並行してキャリアコンサルティングを行うと、研修効果はより高まることが期待できる。

問題47 難易度:易

×
環境への働きかけの認識および実践に関する出題。キャリアコンサルタントの役割を考えれば容易に判断できる。

1)設問のとおり。1on1を推進している環境の中で、キャリアコンサルタントは、上司がキャリア支援を日常的に行える方法を学べるように、上司向けの研修を企画することもある。
2)設問のとおり。外国籍社員が増加する環境の中で、採用部門やダイバーシティ部門と協働して、本人のキャリア開発と多様性を活かした組織作りのモデル化に尽力もする。
3)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、管理者のキャリア相談の乗ることもある。
4)新しい学びや職場への適応で困っている事例が目立ってきているのであれば、キャリアコンサルタントはその状況などを経営層に報告する。よって誤り。

問題48 難易度:易

×
キャリアコンサルタントに必要なネットワークに関する出題。キャリアコンサルタントの役割を考えれば容易に判断できる。

1)キャリアコンサルタントは、メンタルヘルスや精神疾患に関する知識を習得することは求められている。よって誤り。
2)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、多様な働き方に関するプログラムを提供している外部機関から情報取集することは必要。
3)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、キャリア自律の風土が浸透するよう、学び合いをすることは求められている。
4)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、インターンシップができない学生のために、知り合いの教職員などと協力しながら、学生に役立つオンラインでのプログラムを作ることもひとつの役割である。

問題49 難易度:易

× × ×
スーパービジョンについて。容易に判断できる。第3回問48と同じ問題。

1)キャリアコンサルタントにもスーパービジョンなどの上位者からのアドバイスや指導は不可欠である。よって誤り。
2)スーパービジョンはキャリアコンサルタントのスキル向上が大きな目的。よって誤り。
3)スーパーバイザーを固定化する必要なない。よって誤り。
4)設問のとおり。スーパーバイザーとの援助的対人関係を通じ、自身や相談者との関係理解を深めることができる。

問題50 難易度:易

×
キャリア形成支援者としての姿勢を問う問題。速攻で選択肢4を×肢と判断できる。第14回問47とほぼ同じ問題。

1)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、常に自己研鑽が必要である。
2)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、自分の価値観や強み・弱みなど自らのことをよく理解しておくべきである。
3)キャリアコンサルタントは、対人支援をするにあたり理論的根拠も意識すべきである。よって誤り。
4)設問のとおり。キャリアコンサルタントは、自らの指導・助言などが相談者に大きな影響を及ぼしうることを肝に銘じておくべきである。

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