《国家資格第22回》学科試験 過去問解説〔問題21~30〕

問題21 難易度:易
1 | 2 | 3 | 4 |
× | × | 〇 | × |
1)賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。未成年者の場合も同じ。よって誤り。
2)賃金は通貨で、直接労働者にその全額を支払わなければならない。ただし、法令若しくは労働協約に別段の定めがある場合には通貨以外のもので支払うことができる。よって誤り。
3)設問のとおり。
4)賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。よって誤り。
問題22 難易度:難
1 | 2 | 3 | 4 |
× | ○ | ○ | ○ |
1)争議行為とは、労働組合が要求の実現や抗議のために行う集団行動のこと。同盟罷業(ストライキ)や、怠業(サボタージュ)、作業所閉鎖(ロックアウト)などが該当する。使用者が行う争議行為は想定されている。よって誤り。
2)設問のとおり。【同4条】
3)設問のとおり。労働組合は、労働者が複数人集えば自由に結成することが可能。行政機関の認可や届出なども必要ない。
4)設問のとおり。労働協約はどのような名称を使用してもよく、一般に「労働協約書」「労使協定」「覚書」「確認書」「メモ」などとすることが多い。タイトルがなくても労使間の合意により結ばれたものであれば労働協約と認められる。
問題23 難易度:中
1 | 2 | 3 | 4 |
× | × | ○ | × |
1)離職票の提出と求職の申込みを行った日(受給資格決定日)から通算して7日間を待期期間がある。よって誤り。
2)労働の石・能力は必要。よって誤り。なお、失業状態は次の3条件をすべて満たす必要がある。①積極的に就職しようとする意思があること②いつでも就職できる能力(健康状態・環境など)があること③積極的に仕事を探しているにもかかわらず、現在職業に就いていないこと。
3)設問のとおり。悪質な不正受給と評価されなければ、すでに受給していた失業保険のうち、「不正受給ではない部分」については返還する必要はない。ただし、失業保険の不正受給が「悪質」だと評価されると、不正に受給した金額を返還するにとどまらず、これに加えてさらに、不正受給額の2倍の額を納付しなければならない。したがって、合計すると、不正受給分の3倍の金額を返還する必要が生じます。
4)雇用保険の適用範囲は、31日以上の雇用見込みがあることと、1週間当たりの所定労働時間が20時間以上であること。よって誤り。
問題24 難易度:易
1 | 2 | 3 | 4 |
○ | ○ | × | ○ |
1)設問のとおり。
2)設問のとおり。
3)無断でHIV検査を行うことは、プライバシーの侵害に該当する。よって誤り。
4)設問のとおり。
問題25 難易度:易
1 | 2 | 3 | 4 |
× | 〇 | 〇 | 〇 |
1)特別活動を要としつつ、各教科等の特質に応じてキャリア教育の充実をはかることについては、小学校段階から明記されている。中学校段階からではない。よって誤り。
2)設問のとおり。中学校技術・家庭科の果たすべき役割やねらいについて次のように明記されている。「従来の実践的・体験的な活動の内容を吟味し,仕事の楽しさや完成の喜びを味わわせるなど,充実感や成就感を実感させるとともに,学習内容と将来の職業の選択や生き方との関わりの理解にも触れるなど,生徒の実態に応じた内容や活動を準備し,自ら問題を見いだして課題を設定し解決を図る問題解決的な学習を一層充実させることが重要である。」
3)設問のとおり。学校生活への適応や人間関係の形成について、ガイダンスとカウンセリングの双方の趣旨を踏まえた指導を行うことは、小中高のいずれでも重要。
4)設問のとおり。高等学校学習指導要領において、職業教育に加えてキャリア教育を推進している。
問題26 難易度:易
1 | 2 | 3 | 4 |
○ | × | × | × |
新規高等学校卒業者の採用選考に係る応募書類については、応募者の適性・能力に基づく差別のない公正な採用選考が行われるよう、新規高等学校卒業者については、文部科学省、厚生労働省及び全国高等学校長協会の協議により「全国高等学校統一応募書類」を定め、これら応募書類の使用の徹底を図っている。
よって、選択肢1が適切。
3)「資格等」欄を縮小し「志望動機」欄を拡大している。よって誤り。
問題27 難易度:易
1 | 2 | 3 | 4 |
〇 | 〇 | 〇 | × |
1)設問のとおり。プライバシー保護の観点から重要。
2)設問のとおり。職場復帰の可否は労働者の業務遂行能力が完全に改善していないことを考慮の上、職場の受け入れ、態勢と組み合わせながら判断をする。
3)設問のとおり。試し出勤制度は職場復帰の判断等を目的として、本来の職場などに試験的に一定期間継続して出勤すること。
4)職場復帰は元の慣れた職場へ復帰させることが原則。ただし、休職理由などを勘案して配置転換や異動をしたほうが良い場合もある。よって誤り。
問題28 難易度:易
1 | 2 | 3 | 4 |
× | × | ○ | × |
1)本設問は、依存症の説明。よって誤り。
2)本設問は、強迫性障害の説明。よって誤り。
3)設問のとおり。
4)本設問は、パニック障害の説明。よって誤り。
問題29 難易度:易
1 | 2 | 3 | 4 |
× | × | 〇 | × |
1)ハンセンではなく、シャインの記述である。キャリア中期の課題として「自分自身の意思決定に自信を持つようにする。」とある。よって誤り。
2)シュロスバーグではなく、レビンソンの記述である。40~45歳の人生半ばの過渡期。レビンソンの過渡期(トランジション)は肉体、生活環境に変化があり新たな生活構造を作り上げることが課題とした。よって誤り。
3)設問のとおり。維持段階の課題に「自らの限界を受容する」「獲得した地位や利益を保持する」「働き続ける上での新たな問題を明らかにする」「本質的な行動に焦点をあてる」がある。
4)レビンソンではなく、エリクソンの記述である。老年期は成熟期とも呼ばれ、課題を乗り越えると「英知」という基本的強さが得られる。よって誤り。
問題30 難易度:易
1 | 2 | 3 | 4 |
× | × | 〇 | × |
1)本設問は、成人前期の発達課題。よって誤り。
2)本設問は、青年期の発達課題。よって誤り。
3)設問のとおり。
4)本設問は、成人期の発達課題。よって誤り。
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