キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第22回》学科試験 過去問解説〔問題31~40〕

 
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(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題31 難易度:易

× ×
転機の横断問題。すべて基本的内容であり、必ず正解すること。

A)設問のとおり。ブリッジスのトランジションプロセスは、「終焉」⇒「中立圏」⇒「開始」であり、何かが終わる時期から始まる。
B)ニコルソン提唱のトランジション・サイクルは、準備→遭遇→適応→安定化の4段階。よって誤り。
C)設問のとおり。スーパーは、職業的発達段階における各段階の間には、暦年齢にゆるく関連した「移行期」があるとした。
D)シュロスバーグの4Sは、Situation(状況)、Self(自己)、Support(支援)、Strategies(戦略)。Sustain(持続)ではなく、Strategies(戦略)。よって誤り。

問題32 難易度:易

×
事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドラインからの出題。資料を見ていないくても速攻で選択肢1を×肢と判断できる。

1)疾病に関する情報は、機微な個人情報であることから、労働安全衛生法に基づく健康診断において把握した場合を除いては、事業者が本人の同意なく取得してはならない。よって誤り。
2)設問のとおり。治療と仕事の両立支援は、私傷病である疾病に関わるものであることから、労働者本人から支援を求める申出がなされたことを端緒に取り組むことが基本となる。
3)設問のとおり。就労によって、疾病の増悪、再発や労働災害が生じないよう、就業場所の変更、作業の転換、労働時間の短縮、深夜業の回数の減少等の適切な就業上の措置や治療に対する配慮を行うことが就業の前提となる。
4)設問のとおり。治療と仕事の両立支援の対象者は、入院や通院、療養のための時間の確保等が必要になるだけでなく、疾病の症状や治療の副作用、障害等によって、労働者自身の業務遂行能力が一時的に低下する場合などがある。このため、育児や介護と仕事の両立支援と異なり、時間的制約に対する配慮だけでなく、労働者本人の健康状態や業務遂行能力も踏まえた就業上の措置等が必要となる。

問題33 難易度:易

×
職場におけるダイバーシティ推進事業報告書からの出題。近年は社会的にも注目度が高く基本的な知識、理解は必要となっている。

1)設問のとおり。
2)設問のとおり。
3)設問のとおり。
4)働きやすい職場環境をつくるべきだと考えている人は、99人以下の会社だと約11%だが、1000人以上の会社では4割を超える。よって誤り。

問題34 難易度:易

× × ×
ソーシャルスキル・トレーニング(SST)からの出題。SSTは認知行動療法の一つである。

1)設問のとおり。
2)適切に肯定的なフィードバックを行うことで、自己肯定感は高まる。よって誤り。
3)最初から高度な課題を与えるのではなく、スモールステップで目標設定することが望ましい。よって誤り。
4)年齢を問わない。よって誤り。

問題35 難易度:易

× × ×
頻出アイビィのマイクロカウンセリング技法からの出題。過去問8回問40とほぼ同じ。必ず正解できるように。

1)設問のとおり。かかわり行動の、視線の合わせ方、身体言語、声の調子、言語的追跡はクライエントとのラポール(信頼関係)を築く上で重要ポイントである。
2)設問のとおり。最初から矢継ぎ早に「閉ざされた質問」すると、クライエントは尋問されたように感じる場合もあるので、注意が必要である。
3)本設問は、クライエント観察技法の説明。よって誤り。なお、「意味の反映」は、クライエント自身が感情や思考、行為の背景にある意味を見いだせるように支援する技法である。
4)設問のとおり。「感情の反映」はクライエントの言語化されない感情を注意深く観察し、それを手掛かりとしてクライエントが根底にある自分の感情に気づくことである。

問題36 難易度:易

×
エンカウンター・グループにおけるファシリテーターの役割に関する出題。参考:エンカウンター・グループ

1)設問のとおり。エンカウンターグループは、オープンな会話を中心とするグループ指向のアプローチで、クライエント中心療法の創始者であるカール・ロジャーズによって考案された。ロジャーズの人間観は、人が本質的に自己実現の傾向を持っているという立場に基づいている。
2)設問のとおり。ファシリテーターの役割は、グループの推進をサポートするものであり、最終的には、望ましい状況ではグループメンバーの一員となることを目指している。
3)設問のとおり。ファシリテーターの役割は、個人やグループに対して自分が感じたことを明確に伝え、対立やフィードバックを提供することに関与している。
4)ファシリテーターの役割について、グループ・プロセスの注釈は極力控えること。よって誤り。

問題37 難易度:易

×
頻出ジョブカードからの出題。参考:マイジョブ・カード(従来のジョブ・カード制度総合サイトから、「マイジョブ・カード」へサイトリニューアル)

1)設問のとおり。将来のキャリアについて自由に思考する機会も重要ですが、マイジョブ・カードは作成の手順や順序が整理されていて、取り組みやすい流れが提供されている。
2)設問のとおり。
3)設問のとおり。
4)自己探求を開始したとき、ジョブ・カードに記載された内容と違った発言が出てきた場合、それは自己理解がより進んでいる兆候である可能性があり、その意見に注意を払うことが重要。誤りを明確に指摘、修正してもらうのは誤り。

問題38 難易度:易

×
相談場面の設定や関係構築における基本を問う問題。絶対に落とせない問題。

1)キャリアコンサルタントが主導するのは、誤り。
2)設問のとおり。
3)設問のとおり。
4)設問のとおり。同盟関係や協同作業の精神は、クライエントと築くべき良好な関係につながる要素である。

問題39 難易度:中

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× × ×
細かい知識を問われる問題ですが、過去問7回問39と全く同じ問題。すべて木村先生の著書で確認できる。

1)ある特徴から勝手に類推して判断するのはよくない。よって誤り。
2)設問のとおり。自然観察法とは、自然な事態の中で行動を観察する方法である。
3)用具観察法とは、検査、調査等を用いて観察し、記録する方法である。よって誤り。
4)実験的観察法とは、場面・状況を設定し、または条件を統制したり、変化させて観察し、記録する方法である。よって誤り。

問題40 難易度:易

× × ×
それぞれの心理検査の概要はおさえておきましょう。過去問6回問39と全く同じ問題。

1)設問のとおり。GATBは11の紙筆検査と4つの器具検査で、9つの適性能を測定する。(厚生労働省編一般職業適性検査  独立行政法人 労働政策研究所・研修機構)
2)VPI職業興味検査は、6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)に対する興味の程度と5つの傾向尺度(自己統制、男性-女性傾向、地位志向、稀有反応、黙従反応)がプロフィールで表示される。尚、「傾向尺度」ではなく「興味領域尺度」において、ホランド六角形上で隣り合うと一貫性があり、対角にあれば分化している。よって誤り。(VPI職業興味検査  独立行政法人 労働政策研究所・研修機構)
3)職業レディネス・テストの結果を解釈する際においては、プロフィールの高低差がない場合には職業への準備性ができていないと考える。高低差がある時には準備ができている。よって誤り。(職業レディネス・テスト  独立行政法人 労働政策研究所・研修機構)
4)内田クレペリン検査の目的は、その人らしさ(個性)を知ることにより適材適所等、人を活かすこと。練習で好結果を得られるかもしれないが、入社後に困るのでそういった練習をさせる必要はない。よって誤り。

>>問題41~50へ

⇒⇒第22回解説目次ページはこちら

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