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《国家資格第9回》学科試験の振り返り

 
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藤原あき子
藤原あき子
国家資格キャリアコンサルタント。秘書検定準1級。企業の人事で人材育成を担当し、人の成長をサポートすることに大きな魅力を感じる。モットーは、MY造語”日々三転進化”(毎日ほんの1mmでもいいので成長していきたい)【好き】旅行、車の運転、花を愛でる、あとネコや犬など動物大好き!

第9回 キャリコン学科試験 難易度について

みなさん、国家資格キャリアコンサルタント第9回学科試験、たいへんお疲れ様でした。

今回の難関を見事クリアされた方々、おめでとうございました!素晴らしいです。

そして第9回では力及ばずで合格ができなかった方々、本当に残念でしたね。

皆さんもご存知のように、第9回は第4回に続き難易度が高くて。

違いがありすぎて、個人的には合格ができなかった方は第9回受験に当たってしまいお気の毒だったなと思っています。

ただ、そうはいっても資格は合格しなければ始まりません。

気分を新たにして、引き続き第10回に是非チャレンジしてほしいな!と思います。

学習は続けることで必ず結果が出ます。一緒に合格に向けて頑張りましょうね。

では、第9回について、難易度を振り返ってみます。

中と難を足すと21問にも及び、第8回と比べると5問も”易”が少なく全体の難易度が高かったのが伺えますね。

難易度”易”は確実に正答を取って、残りの問題で合格ラインの35問までどう正答を積み重ねるかがポイントです。

〔第9回 難易度別の問題数〕

第9回 29問 17問 4問

※難易度は独自判断

※今回は「中」と分類したものでも、かなり「難」に近いものもありました

第9回 キャリコン学科試験 難易度分析

では、難易度”中&難”はどの出題範囲から出ていたの出ていたのでしょうか。

まとめてみるとこのようになりました。

出題範囲 難易度”中” 難易度”難”
キャリアに関する理論 3問 1問
人事管理及び労務管理の知識 3問 0問
カウンセリングの技能・知識 0問 2問
社会及び経済の動向並びにキャリア形成支援の必要性の理解 1問 0問
職業能力の開発の知識 2問 0問
労働市場の知識 2問 1問
学校教育制度及びキャリア教育の知識 1問 0問
方策実行の支援 1問 0問
自己理解の支援 1問 0問
仕事理解の支援 2問 0問
メンタルヘルスの知識 1問 0問
合計 13問 4問

第8回と同様の出題範囲が項目としてあがっています。

結局は、「キャリアに関する理論」や「カウンセリングの技能・知識」が難易度が高くなる傾向はあります。

受験生のなかには苦手だなと思っている人が多いと。でもここは頑張るしかないと思います。

TADAJUKUでは合格をサポートする、学科試験対策を豊富に取り揃えています。

まずは、「キャリア&カウンセリング理論家などの重要テキスト」で繰り返し覚えるほど読み込みを!

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第9回キャリコン学科試験 難易度”中”&”難”の解説と参考資料

では、難易度の高かった設問をどう攻略していくのかを解説していきます。

ネットでチェックしてほしい資料やその優先度、また過去に出た類似設問を紹介しますので参考にしてくださいね。

<問題3 難易度:中>

頻発の能力開発基本調査からの設問で、第9回は3問もこの調査が絡んでいました。

問題2のテーマは”キャリアコンサルティングの効果”なので、この内容は試験対策としてだけでなく関心を持ちたいところだと思います。

平成28年度能力開発基本調査(資料CHECK優先度:高/ボリューム中)

<問題10 難易度:中>

おおよそ問題6~問題12くらいは「キャリアに関する理論」からの出題。

問題10のテーマは、”ライフステージと発達課題”。これは何人かの理論家がそれぞれの考えを展開していますので整理が必要なところですね。

”レビンソンの過渡期(トランジション)”は、過去問では「成人への過渡期」「人生半ばの過渡期」「老年への過渡期」が特に取り上げられています。

レビンソンの過渡期

【類似過去問】

第1回問10、第2回問11、第3回問10、12、第7回問11

<問題12 難易度:難>

老年期の特徴と発達課題。さらに理論家横断問題だったので難易度はかなり高くなりました。

設問2のエリクソンの8つの発達課題はできるだけ全部覚えたいところです。

必須は青年期の発達課題”アイデンティティの確立”で自己同一性VS(危機)同一性の拡散(混乱)ですが、今回以外にも老年期の発達課題「統合性VS(危機)絶望」が違う言葉に置き換えての出題でした。

エリクソンの発達課題

【類似過去問】

第1回問9、11、第3回問9、第4回問11、第5回問11、第6回問11、第8回問11

<問題18 難易度:中>

職業能力開発促進法の「事業内職業能力開発計画」に関して。初めての出題です。

設問を読むと難しい問いのように思いますが、平たく言えば「事業主が立てる社員の能力開発計画」のこと。

ここを理解してしっかり読めていれば1は〇肢と判断がつき、あとは消去法で正答に近づけると思います。

この計画は事業主の義務ではなく、努力義務が正しいですね。

職業能力開発促進法(資料CHECK優先度:低/ボリューム多+難)

<問題19 難易度:中>

労働者派遣法からの出題です。

過去には派遣と請負に関して、それぞれ1回づつとほとんど目にすることがありませんでした。

また有期雇用という言葉でも第7回に出ただけなので、ケアできていない受験生が多かったと思います。

指揮命令者は、派遣労働者は”派遣先”におり請負の場合は”受入れ先に指揮命令者はおけません”。

請負とは、注文先と報酬や納期を約束した業務を請け負う形態。

よって注文先の場所で作業をする場合でも、注文先が作用などに関しての指示はできないル―ルです。

また、この設問の限定ワード「いかなる業務にも」を疑うこともができれば、消去法で3に近づけますね。

労働者派遣・請負を適性に行うためのガイド

<問題21 難易度:中>

障害者、外国人、有期契約労働者など様々な形態の採用や、男女均等の側面を含めた雇用(採用)の横断的な設問。

「採用」は初めての出題なので、難易度は高くなっています。

それぞれの設問も知らないと答えが出ないものばかりですが、1と3は×肢と判断したいところです。

今回の内容はすべてを〇肢にして覚えておくようにしましょう。

・障害者雇用率は身体障害者、知的障害者、精神障害者を算入

障害者の法定雇用率

【類似過去問】

第1回問14、22、第5回問13、第7回問25

・外国人を雇った場合は、雇入れと離職時ともに厚生労働大臣(ハローワーク)への届出義務あり

・女性が少ない企業が女性優先で採用する(ポジティブアクション)ことは合法

<問題23 難易度:難>

賃金構造基本統計調査(賃金センサス)は第5回、第6回にも出題がありましたが、今までも難易度は高めになっています。

細かい数字を問われると答えは出ずらいのは仕方がなく、個人的には捨て問でいいと思っています。

平成29年賃金構造基本統計調査(資料CHECK優先度:低/ボリューム多)

<問題32 難易度:難>

今までに出題されておらず、聞き覚えが薄い名称があり、判断が難しい問題でした。

ただし、1のパールズはゲシュタルト療法、2はエリクソンは心理社会的発達理論が分かれば、あと2択になります。

3の森田療法は森田正馬、吉本伊信は内観法、身調べは内観法の前身。

ただ、4の”ナラティブセラピー”をサビカスと結び付けてしまう可能性もあり、正答に近づくのが難しかったと思います。

<問題35 難易度:難>

カウンセリングの技能・理論の範囲からの出題でした。

1に来談者中心療法が入っているのはラッキーで、これで簡単に切れるはずです。

ただし、2の正答については認知療法がアーロンベックが開発した技法として覚えていた人は、〇肢と選べれずに落としてしまったでしょう。

かなり細かい問いで、”認知行動療法”の創始者は厳密には居ないという位置づけになります。

試験問題としてどうなのかと疑問が残るものでした。

<問題42 難易度:中>

トライアル雇用助成金について、助成金の支給要件などを問うものでケアしていなければ答えられない設問。

過去問では第5回と第6回にトライアル雇用について出てはいましたが、本格的なものは初めて。

キャリアコンサルタントとして、制度を知っておく必要はあるでしょう。

トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)のご案内資料CHECK優先度:中/ボリューム少)

<問題45 難易度:中>

「仕事理解の支援」の範囲から厚生労働省編職業分類について。

仕事理解の支援は、第1回~9回まで合計で21問、そのうち難易度”中”以上が11問と半数以上が難しい問いになっています。

なかでも職業分類は頻発なのでしっかりと押さえておきましょう。

厚生労働省編職業分類は、職務の類似性や公共職業安定機関での求人・求職の取扱件数などを基に、それぞれの職業に対して社会的にどの程度需給があるかを職業区分しそれを体系的に分類したもの。

例えばハローワークなどの職業紹介事業等で共通して使っているものです。

参考に、一緒に設問に出てくることも多い日本標準職業分類は、公的統計の調査に使う目的で基準のひとつとして作成されたもの。総務省の管轄です。

厚生労働省編職業分類(平成23年改定)  (資料CHECK優先度:中/ボリューム中)

日本標準職業分類   (資料CHECK優先度:中/ボリューム中)

厚生労働省編職業分類

【類似過去問】

第1回問39、40、第2回問40、第3回問42、第4回問41、42、第5回問46、第6回問41、第8回問46

第10回キャリコン学科試験 出題予測とポイント

広い範囲を勉強をしていく中で、理論家に紐づく問題や、国の施策や分析・調査結果・法制度に基づくものをなんとか効率的に進めたいですよね。

そこで、過去の出題傾向から割り出した第10回に向けての押さえどころと、出題予測をお伝えしたいと思います。

なんと、わたしが出した第9回の予測「ホールが1問丸ごと出題される」が見事に的中しました!

今回の予測もぜひ参考してくださいね。

「キャリアに関する理論」や「カウンセリングに関する理論」

過去問の第1回~9回について、私のほうでキャリア理論・カウンセリング理論を分析。

〇肢に加えて、×肢を独自で正答に置き換え理論家やその理論をカウントしました。

尚、出題数のカウント方法は以下のとおりです。

カウント方法:ひとつの設問について4肢ともすべて同じ理論家の設問は”1問カウント”、ひとつの設問について4肢のうち1肢だけ出題の場合は”0.25問カウント”となります。

 キャリアに関する理論 (毎回7問程度出題)

1.スーパー   : 8.5問

2.シャイン   : 8.0問

3.シュロスバーグ: 7.25問

カウンセリングに関する理論 (毎回2問程度出題)

1.ロジャーズ: 5.75問

2.國分康孝 : 3.5問

3.フロイト : 2.0問

これらの頻発度合が高いものはしっかり押さえましょう。

そして、第10回の予測ですが「キャリアに関する理論」では、

*ロー

*パーソンズ

*ジェラッド

は、そろそろ1問(4肢すべて)丸ごと同じ理論家で出そうな気がします。

国の施策や分析・調査結果・法制度がらみの設問

調査、制度でいえば毎回出題され超頻発の次について、過去問の内容は最低でも覚えてしまいましょう。

加えて、トレンド的には「働き方改革実行計画(平 成 2 9 年3月 2 8 日)」、平成32年までの期限付き取組みの「第10次職業能力開発基本計画」は出題の可能性は高いと予想します。

働き方改革実行計画(資料CHECK優先度:高/ボリューム中) 

⇒ 過去出題:第7回、第8回

第10次職業能力開発基本計画 (資料CHECK優先度:高/ボリューム中)

⇒ 過去出題:第1回~第4回、第8回、第9回

さらに、私の予想では過去何回か出題されていてご無沙汰の次の2つは要ケア!

第10回で久しぶりに出題されると予想します!

尚、「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」は”概要”のほうで、まずは内容を把握しておけばよいと思います。

本編は100ページにわたっていて全部を読んでも覚えれないと。

もっと詳しく知りたいときに見る感じで。

まとめ

第9回の振り返りと、第10回に向けた勉強の進め方、押さえておきたいポイントをお話ししました。

出題範囲は広いですが、効率よくまた継続して勉強を進めることで必ず合格できます!

集中するときと、スキマ時間を使っての勉強とを上手く組み合わせてくださいね。

TADAJUKUの学科試験サポートサイトを大いに活用して頑張ってください(^^)/

あとアメブロにも学科試験のワンポイント紹介を記事アップしています。

スキマ時間にどうぞ!

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みなさんの合格を心から応援しています!頑張りましょうね。

⇒⇒第9回解説目次ページはこちら

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