キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第9回》学科試験 過去問解説〔問題1~10〕

 
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藤原あき子
藤原あき子
国家資格キャリアコンサルタント。秘書検定準1級。企業の人事で人材育成を担当し、人の成長をサポートすることに大きな魅力を感じる。モットーは、MY造語”日々三転進化”(毎日ほんの1mmでもいいので成長していきたい)【好き】旅行、車の運転、花を愛でる、あとネコや犬など動物大好き!

問題1:能力開発の支援〔難易度:易〕

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【一言】

2と4で迷うかもしれないが、積極的に2を〇肢と選びましょう。設問1と2は「第10次職業能力開発基本計画」から。

【解説】

1)「個人の意向にかかわらず」また、「何よりも優先して行うべき」ではない。(【類似過去問】第1回問1) 2)「第10次職業能力開発基本計画」(P9)より、職業能力開発の機会が乏しいと課題に挙がっている。そもそも正規雇用に比べて非正規雇用は若干であるがOFF-JTの機会は少ない。このことからも能力開発のチャンスは少なかったともいえる。(【類似過去問:第1回問1】) 3)就業希望の理由は年齢階級が上がるにつれて「経済上の理由」が低下。「生きがい、社会参加のため」や「健康上の理由」等の割合が増える。(H28厚生労働白書P74) 4)「H29能力開発基本調査」からの出題。自己啓発は正社員、正社員以外でも「仕事が忙しくて自己啓発の余裕がない」人が最も多く、次いで「費用が掛かりすぎる」。「自分の目指すべきキャリアが分からない」は5番目。(【類似過去問:第1回問1】)

問題2:組織によるキャリア形成支援〔難易度:易〕

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【一言】

組織において個人を育てる考え方や環境についての設問。常識的に考えてアプローチしたい。

【解説】

1)個人が「育つ」ことへの組織の支援は必要。2)個人がキャリア自律を自分化(当事者意識)するのは大切であり、組織としてはその意識を常態化したい。3)具体的な行動ガイドラインがないと施策としては片手落ちで先に進みにくい。4)事業主は「労働者に係る職業能力の開発及び向上の促進に努めなければならない。」とある。(職業能力開発促進法第4条)

問題3:平成28年度能力開発基本調査〔難易度:中〕

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【一言】

頻発の能力開発基本調査からの設問。数字、割合なので難易度は上がる。データは古くなるのでトレンドを掴む程度で。尚、本設問の内容は公表されている平成28年版のデータでは確認できず、平成29年度版より推察して解説しています。

【解説】

1)キャリアコンサルティングが役に立った項目と割合から推察すると、役に立たなかったが6割を超しているとは思えない。2)「自己啓発を行うきっかけになった」は、正社員が33.5%、正社員以外が20.4%で正社員が多い。3)正社員、正社員以外ともに割合が1番は「仕事に対する意識が高まった」である。「自分の目指すべきキャリアが明確になった」は正社員では3番目、正社員以外では2番目。4)「再就職に繋がった」は、正社員以外は4.4%で設問の9割を超えているは誤り。

問題4:キャリアコンサルタントの役割〔難易度:易〕

1つ目 2つ目 3つ目 4つ目

【一言】

キャリアコンサルタントの役割の基本。木村先生著(P222)にも記載はあるが、参照しなくても正答できるように。

【解説】

1)コンサルテーション機能も有する。(木村先生著P222)2)キャリア形成にかかる、教育機能も必要。3)人事部門との連携は必要。(木村先生著P222)4)広報機能も持ち合わせる。

問題5:キャリアコンサルタントの職業倫理〔難易度:易〕

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【一言】

キャリアコンサルタントの倫理綱領に基づいた設問。落とさず正答をしましょう。

【解説】

1)能力をこえている内容の場合は専門へのリファー(紹介)をするのは当たり前。(任務の範囲 8条)(【類似過去問】第3回問5、第5回問5、第6回問2) 2)キャリアコンサルタントの価値判断でアドバイスすることはあり得ない。(相談者の自己決定権の尊重 第9条) 3)必要な情報は事前に説明をしたうえで相談者の理解を得る。(説明責任 第7条【類似過去問】第5回問5) 4)相談者に許可を得ず黙って上司に報告することはあり得ない。(組織との関係 第11条)

問題6:ハーズバーグの動機づけ要因・衛生要因〔難易度:中〕

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【一言】

ハーズバーグの代表的な理論。第8回にも出題されていました。

【解説】

1)動機づけ要因は、“やりがい”の有無ではなく仕事の達成感、承認などで満足感につながる(木村先生著P60)2)衛生要因の改善は、設問でいうところの給与や労働条件の改善は不満足を減少させる。(木村先生著P61)3)仕事の責任が大きくなることで不満足を感じるとは限らない。(木村先生著P60)4)2)と同様。衛生要因の対人関係、労働条件が良くなれば不満足を減少させる。満足感が高まるのではない。(木村先生著P61)

【類似過去問】

第8回問8

問題7:サビカスのキャリア・アダプタビリティ〔難易度:易〕

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【一言】

サビカスのキャリア・アダプタビリティは4つの次元である関心、統制、好奇心、自信で構成されている。(文章を一部修正しました。)

【解説】

1)「キャリア自信」は体験にもとづく自信の積み重ねでもたらされる“自己効力感”のことである。(渡辺先生著P190-1、P101-2)2)「キャリア好奇心」は未知に対して好奇心を発揮し、自分はそれを実現できるかという“自信”について考える。(渡辺先生著P189-1、P101-2)3)「キャリア関心」は未来を展望できて未来が現実になると感じる。よって設問の現在志向を意味するは誤り。(渡辺先生著P188-1、P98-2)4)「キャリア統制」は自ら決断しようとする態度は仕事上のトランジション(転機)を乗り超えることを促進させる。(渡辺先生著P189-1、P100-2)

【類似過去問】

第5回問7、第8回問7

問題8:キャリア理論〔難易度:易〕

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【一言】

キャリア理論の横断問題。基本的な内容なので落とさず正答をしましょう。

【解説】

1)ホランドは6角形理論。設問のキャリア開発と職業選択に影響を与える4つの要素はクランボルツ。(渡辺先生著P79-1、P137-2/【類似過去問】第6回問7、第7回問9)2)シャインのキャリア・アンカーは職務遂行にあたり、得意なこと、動機づけられること、仕事を進めるうえで何に価値を置いているかの認識。(渡辺先生著P117-1、159-2)3)スーパーはキャリア発達に「時間」と「役割」の考え方を取り入れて、2つの次元を持つ”キャリアレインボー“を示した。(渡辺先生著P38-1、P48-2) 4)クランボルツは学習理論のなかで、”未決定”によって新しい学習が促されるので、望ましいとしている。(渡辺先生著P88-1、P145-2/【類似過去問】第4回問8、第6回問6)

問題9:ホールのキャリア定義〔難易度:易〕

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【一言】

ホールは久しぶりの出題。キャリアの意味を①昇進、②専門職、③生涯を通じた職務の連続、④生涯を通じた役割に関する経験の連続、と4分類した。基本的な設問なので落とさずに。

【解説】

1)キャリアは連続したプロセス。設問のとおり。(渡辺先生著P147-1、P171-2)2)キャリアは他人に評価されるものではなく、本人が評価するもの。(渡辺先生著P146-1、P170-2)3)キャリアは成功・失敗、早い昇進・遅い昇進を意味するものではない。(渡辺先生著P146-1、P170-2)4)主観的、客観的側面の双方を考慮する必要があるので設問は誤り。(渡辺先生著P146-1、P170-2)

【類似過去問】

第1回問8、第2回問9

問題10:ライフステージと発達課題〔難易度:中〕

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【一言】

ライフステージと発達課題の横断問題。1、3で迷うかもしれないが積極的に1を×肢としたい。

【解説】

1)レビンソンの過渡期は成人への過渡期、30歳の過渡期、人生半ばの過渡期、老年への過渡期である。(岡田先生著P79/【類似過去問】第1回問10、第2回問11、第3回問10、12、第7回問11) 2)スーパーは職業発達は個人の全人的な発達の1つの側面とし、職業的発達段階を提唱した。(木村先生著P37/【類似過去問】第6回問8) 3)ユングは人生を少年期、成人前期、中年、老人の4つに分けて、40歳前後を人生の正午とよんだ。4)エリクソンは、乳児期、幼児前期、幼児後期、学童期、青年期、成人前期、成人期、老年期の8段階で心理社会的発達を示した。(岡田先生著P80/【類似過去問】第5回問11、第8回問11)

問題1~10ネットで確認できる参考資料

第10次職業能力開発基本計画(資料CHECK優先度:高/ボリューム中)

キャリアコンサルタント倫理綱領(資料CHECK優先度:高/ボリューム少)

平成28年度能力開発基本調査(資料CHECK優先度:高/ボリューム中)

平成29年度能力開発基本調査(資料CHECK優先度:高/ボリューム中)

職業能力開発促進法(資料CHECK優先度:低/ボリューム多+難)

>>問題11~20へ

⇒⇒第9回解説目次ページはこちら

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