キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

〔キャリアコンサルタント学科対策〕こころの健康に関する知識7選

 
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キャリアコンサルタントの学科試験の1つの論点である「メンタルヘルスに関する知識」。

毎回2問は確実に出題されていますので、キャリコン学科試験対策として取り組みは必須になります。

今までキャリアコンサルタント学科試験での出題傾向の高かったものを中心に、1つずつポイントを記事にしてきましたが今回はそれらをまとめの記事に。

キャリコン学科対策として是非参考にしてくださいね!

〔キャリアコンサルタント学科対策〕こころの健康に関する知識7選

では恒例のスタート問題から。

今の知識レベルを確認してみましょう!(解答は記事の最後に)

問題1 「ラインによるケア」では、産業医、衛生管理者、保健師、人事労務管理スタッフなどは、心の健康づくり計画の実施にあたり中心的な役割を担う。

問題2 「ストレス」は結婚、就職など喜ばしいことは原因になり得ない。

問題3 「ストレスチェック制度」の実施は、常時50名以上の労働者を使用する事業所は実施義務を負っている。

いかがでしたか?

では、続きを読み進めて確認をしていきましょうね。

〔キャリコン学科/3大頻発〕メンタルヘルス関連の論点

キャリアコンサルタント学科試験で出題の頻度が高い3つの論点について。

厚生労働省から出された指針などになります。

労働者の心の健康の保持増進のための指針

「労働者の心の健康の増進のための指針」は、キャリコン学科試験では最も出題頻度が高いメンタルヘルスに関する知識の1つ。

特に、「4つのケア」はしっかりと掴んでおきましょう。

キャリコン学科試験は4肢択一式の試験。

ちょうど「ケア」が4つあるので、1つずつを選択肢にしやすいですね。

  • セルフケア
  • ラインによるケア
  • 事業場内産業保健スタッフ等によるケア
  • 事業場外資源によるケア

また過去問を確認すると「4つのケア」について、選択肢の内容までが同じパターンで2回出題されていました。

このあたりも合わせて次の記事で確認しましょう!

▼職場における心の健康づくり/労働者の心の健康の保持増進のための指針▼

メンタルヘルス対策における職場復帰支援

メンタルヘルスの不調で休業した労働者に対する職場復帰支援は、職場復帰までが支援ではなく職場復帰後のフォローアップまで含まれます。

平成29年労働安全衛生調査によると、職業生活等にて強いストレスを感じている労働者は約6割。

また、過去1年間にメンタルヘルス不調で連続して1か月以上休業した労働者は、事業所規模が大きくなると割合は高くなります。

例えば、100名~299名の事業所の場合の割合は0.5%で、仮に200名の従業員規模であれば1名が休業したことに。

心の健康問題で休業している労働者がスムーズに職場復帰するための支援については次の記事で確認できます!

▼メンタルヘルス対策における職場復帰支援について▼

健康づくりのための睡眠指針2014

健康には質の良い「睡眠」は欠かせないこと。

キャリアコンサルタント学科試験で何回か出題されていますが、内容としては難しくはありません。

睡眠指針は12条ありどれも常識的なことですが、キャリコン学科対策として本試験までに1度は目を通しておきましょう!

▼健康づくりのための睡眠指針2014ポイント解説▼

〔キャリコン学科〕ストレス関連のまとめ

日本の経済、働く環境、仕事の内容・質、人手不足、AIなどのテクノロジーの発達。

近年は、このように働く人びとの周りでは急激にさまざまなことが起こり、また変化も大きくなっています。

キャリアコンサルタントとして「ストレス」に関わる知識を持つことは大切。

「ストレス」そのものから、対処方法などについて取り上げていますので是非確認してくださいね。

「ストレス」について

キャリアコンサルタント学科対策として、次の言葉の意味は掴んでおきましょう。

そもそも「ストレス」は物理学の分野での言葉で「外からの圧力で歪(ひずみ)ができた状態」を指します。

これは医学や心理学では次のような表現に。

  • ストレッサー
  • ストレス反応

風船で例えると、風船を指で押さえる力が「ストレッサー」、風船がストレッサーで歪んだ状態を「ストレス反応」と。

「ストレス」について過去問で何度か出題されていますので、次の記事で「ストレス」について確認しておきましょう!

▼「ストレス」について▼

ストレス対処法について

「ストレス」は生きていく上で、避けることができないこと。

実は、喜ばしいこと(結婚、出産、就職など)がストレスの原因になることも。

「ストレス」への対処方法を知っていれば、上手に対応することが可能になりますね。

ストレス対処法(ストレスコーピング)は、

  • ストレッサーそのものに働きかける「問題焦点コーピング」
  • 考え方や感じ方を変化させようとする「情動焦点コーピング」

その他、「気晴らし型コーピング」といって、名前から想像づくように好きなこと、やりたいことでリフレッシュする方法も。

仕事や職業生活でのストレスを相談できる人が居るか?など、キャリコン学科試験で押さえておきたい「平成29年労働安全衛生調査」の結果も掲載したこちらの記事も要チェック!

▼「ストレスコーピング」▼

「ストレスチェック制度」について

「ストレスチェック制度」の実施は、常時50名以上の労働者を使用する事業所は年1回、実施をしなければなりません。

「ストレスチェック制度」実施目的

定期的に検査を行うことで労働者が自身のストレス状況について知ること、また検査実施によりメンタルヘルス不調のリスク軽減、検査結果の分析により職場環境改善を行うことで、メンタルヘルス不調の未然防止に繋げることです。

2015年からスタートした最近の制度で、自分のメンタルヘルスの状況をアンケート形式の質問票に答えるカンタンな検査。

わたしもこの検査を受けたことがありますよ。

ふだん何気なく「ストレス溜まるわ~」なんて発してましたが、いくつもの質問に答えていくことで改めて「ストレス」結構かかってるなと思っちゃいましたね。

幸いなことに、検査結果からは医師の面談まではせずに済みましたが、ストレスはたまりすぎる前に上手く対処していきたいですね。

「ストレスチェック制度」についての詳しい記事はこちらから!キャリコン学科試験対策として必須ですよ!

▼ストレスチェック制度▼

メンタルヘルスのチェックができるお勧めWEBサイト

キャリアコンサルタント学科試験対策として、チェックしておきたいお勧めのWEBサイトを紹介しておきますね。

試験の引用元にもなっていますし、1度は必ず訪れておきましょう。

チェック必須なのは、この2つです!

  • みんなのメンタルヘルス
  • こころの耳

精神疾患についての症状や原因は、「みんなのメンタルヘルス」が詳しくて分かりやすいですよ。

▼メンタルヘルスの知識、参考WEBサイトは?▼

まとめ

7つの切口でメンタルヘルスに関する知識についてまとめてみました。

この中で個人的に興味深いのは、ストレスコーピング。

うまくストレス対処ができると、プライベートも仕事もそして関わる周りの人たちに対してもいい感じになると思うからなんですよね。

さしあたっては、「気晴らし型コーピング」を時間を作ってしたいなと。

クルマを新しくしてから遠出できてないのでドライブがイイなと考えています!

 

では最後に、スタート問題の答え合わせです!

問題1 × 「ラインによるケア」は、管理監督者による、職場環境等の把握・改善、労働者からの相談対応、職場復帰支援。「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」では産業医、衛生管理者、保健師、人事労務管理スタッフなどが、心の健康づくり計画の実施にあたり中心的な役割を担う。

問題2 ×「ストレス」は結婚、就職など喜ばしいことでも原因になり得る。

問題3 〇設問のとおり。「ストレスチェック制度」の実施は、常時50名以上の労働者を使用する事業所は実施義務を負っている。

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