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《国家資格第25回》学科試験 過去問解説〔問題11~20〕

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(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題11 難易度:易

×
頻出第11次職業能力開発基本計画からの出題。やや引っ掛け気味の問題であるが、なんとか正解したいところ。

1)労働者の主体的な職業能力開発を支援するため、教育訓練給付制度において、関係省庁とも連携しつつ、IT分野についても講座の充実に努める。よって誤り。
2)設問のとおり。
3)設問のとおり。
4)設問のとおり。

問題12 難易度:易

×
職業能力開発促進法からの出題。用語や定義はしっかりと押させておきましょう。

1)設問のとおり。
2)この法律において「労働者」とは、事業主に雇用される者及び求職者をいう。求職者も含まれる。よって誤り。
3)設問のとおり。
4)設問のとおり。

問題13 難易度:易

D
× ×
職業能力開発や生涯学習からの出題。最近注目のリカレント教育やリスキリングの内容、意味は理解しておきましょう。

A)職業能力開発促進法第2条において「職業能力」とは、職業に必要な労働者の能力をいう。。よって誤り。
B)「生涯学習」とは、一般には人々が生涯に行うあらゆる学習、すなわち、学校教育,家庭教育、社会教育、文化活動、スポーツ活動、レクリエーション活動、ボランティア活動、企業内教育、趣味など様々な場や機会において行う学習の意味で用いられる。よって誤り。
C)設問のとおり。
D)設問のとおり。

問題14 難易度:中

× × ×
同一労働同一賃金からの出題。受験テクニックからすると「可能性もある」という文言から、選択肢4を〇肢と判断はしたい。

1)各種手当や教育訓練、福利厚生等も含まれる。よって誤り。
2)短時間・有期雇用労働者と通常の労働者との間で待遇差を設ける場合は、①職務内容(業務の内容+責任の程度)、②職務内容・配置の変更の範囲、③その他の事情の内容を考慮して、個々の待遇ごとに、その性質・目的に照らして不合理と認められるものであってはならない。よって誤り。
3)職務給制度の導入が義務付けられたわけではない。よって誤り。
4)設問のとおり。

問題15 難易度:易

×
職業能力開発の方法に関する横断問題。選択肢1は速攻で×肢と判断できる。

1)Off-JTは職場外でセミナーや研修を通じて学ぶ。一方、OJTは実際の業務を通じて職場内でスキルや知識を習得する方法。両方にはそれぞれ利点と欠点があり、効果的な教育のためにはこれらを組み合わせることが重要である。どちらかが中心であるわけではなく、相互に補完関係にある。よって誤り。
2)設問のとおり。
3)設問のとおり。
4)設問のとおり。

問題16 難易度:易

× × ×
職業能力開発推進法からの出題。義務or努力義務なのか、間違えないように!

1)キャリアコンサルタントを職業能力開発推進者として任命することは、事業主にとって法的な義務ではありません。よって誤り。
2)設問のとおり。
3)職業能力開発促進法第11条に基づき、事業内職業能力開発計画の作成は事業主の努力義務とされている。よって誤り。
4)教育訓練給付金の申請ではなく、人材開発支援助成金である。よって誤り。

問題17 難易度:難

× × ×
令和4年度年次経済財政報告(第2章第2節)からの出題。細かいところも出題されているので、捨て問。

1)雇用調整助成金の支給対象延べ人数を試算すると、2020年8月をピークに減少しており、支給対象延べ人数が労働力人口に占める割合は、ピーク時には3%台後半程度、2021年以降もおおむね1.0~1.5%程度で推移している。よって誤り。
2)出向元業種として最も多いのは「運輸業・郵便業」である。よって誤り。
3)副業・兼業の実施状況を男女別・年齢別に確認すると、男女ともに若年層ほど実施率が高い。よって誤り。
4)設問のとおり。

問題18 難易度:難

×
頻出令和4年版労働経済の分析からの出題。問題17よりは、考えることで正解に辿りつきやすいが、捨て問に近い。ミスマッチの背景や対処について簡単に復習しておけば十分。

1)複数の労働市場間で労働者が適切に分配されていないから生じる労働市場のミスマッチは、職業紹介を通じた労働力需給の調整や、職業訓練等を通じたスキルの付与等により、労働市場間で労働力の再分配を行うことで緩和できる。よって誤り。
2)設問のとおり。
3)設問のとおり。
4)設問のとおり。

問題19 難易度:易

× × ×
労働力調査で用いられる用語に関する出題。しっかりと押さえていきましょう。

1)完全失業者は、①仕事がなくて調査週間中に少しも仕事をしなかった(就業者ではない)。②仕事があればすぐ就くことができる。③調査週間中に、仕事を探す活動や事業を始める準備をしていた(過去の求職活動の結果を待っている場合を含む。)。3つとも満たす人をいう。よって誤り。
2)設問のとおり。
3)完全失業率は、「労働力人口」に占める「完全失業者」の割合である。よって誤り。
4)非労働力人口は、15歳以上の人口のうち、「就業者」と「完全失業者」以外の者である。具体的には、専ら通学・家事をしている人や、その他(高齢者など)である。よって誤り。

問題20 難易度:難

×
令和5年就労条件総合調査の概況からの出題。令和5年10月末公表されたものが令和6年3月度に出題。正直、令和6年4月度以降に出題してほしかった。このタイミングで資料は見てない可能性も高く、捨て問に近い。今後はしっかり押さえておきましょう。

1)設問のとおり。週の所定労働時間は、企業平均39時間20分であり、これを産業別にみると、「金融業、保険業」が38時間02分で最も短く、「宿泊業、飲食サービス業」及び「生活関連サービス業、娯楽業」が39 時間35分で最も長くなっている。
2)設問のとおり。令和4年の1年間に企業が付与した年次有給休暇日数は、労働者1人平均は 17.6 日で、このうち労働者が取得した日数は10.9日。その取得率は62.1%(前年58.3%)となっており、昭和59年以降過去最高となっている。
3)変形労働時間制を採用している企業割合は 59.3%である。よって誤り。
4)設問のとおり。勤務間インターバル制度の導入状況別の企業割合をみると、まず全体では、「導入している」が6.0%、「導入を予定又は検討している」が11.8%、「導入予定はなく、検討もしていない」が81.5%となっている。

>>問題21~30へ

⇒⇒第25回解説目次ページはこちら

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