キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第26回》学科試験 過去問解説〔問題1~10〕

 
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(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題1 難易度:中

× × ×
令和5年版労働経済の分析から出題。選択肢3以外にも〇肢っぽいものがあったので、自信をもって正誤を判断することは難しい。

1)2019年までは転職等希望者と転職者の比率も上昇していたが、感染症の影響等もあり、2020年以降、転職等希望者と転職者の比率は大きく低下している。よって誤り。
2)20歳~40歳台の正社員で転職しなかった理由をみると、「転職活動をする時間がない」最も多い。次いで「賃金や処遇の条件に対して希望に合うものが少ない」が多い。よって誤り。
3)設問のとおり。
4)20-34歳や35-44歳は「増加」の傾向がみられるものの、45-54歳は「減少」の傾向がみられる。よって誤り。

問題2 難易度:易

×
職業能力開発促進法からの出題。改正法を知らなくてもなんとなく選択肢3の義務化はおかしいと判断できる。

1)設問のとおり。
2)設問のとおり。
3)キャリアプランを記入した人事台帳を整えることは、義務化されているものでもない。よって誤り。
4)設問のとおり。

問題3 難易度:易

× × ×
職場における学び・学び直し促進ガイドラインから出題。資料を見ていなくても、正誤判断は容易にできる。

1)キャリアコンサルタントは学びや学び直しの方向性や目標の決定をサポートするだけでなく、それらが継続できるように寄り添った支援も提供する。よって誤り。
2)設問のとおり。
3)職業キャリアが長い労働者ほど、これまでのキャリアをどのように活かすかという視点がより重要となるため、キャリアの棚卸しの効果が一層高く期待される。よって誤り。
4)自社で得ることのできない能力・スキルや経験の獲得・実践の場 として、副業・兼業や在籍型出向を活用し 、本業に活かすことが期待されるものであり、企業内のキャリアコンサルティングの対象にもなりうる。よって誤り。

問題4 難易度:易

×
パーソンズが大問で出題。速攻で選択肢2を✖肢と判断できる。サービス問題。

1)設問のとおり。
2)「錨(いかり)」といえば、シャイン。よって誤り。
3)設問のとおり。
4)設問のとおり。

問題5 難易度:易

×
クランボルツが大問で出題。積極的に選択肢1を×肢として判断できる。

クランボルツは、キャリア意思決定に影響を与える要因として、次の4つのカテゴリーをあげている。
①遺伝的な特性・特別な能力(選択肢3)
②環境的状況・環境的出来事(選択肢2)
③学習経験
④課題接近スキル(選択肢4)
1)積極的不確実性は、ジェラット。よって誤り。
2)設問のとおり。
3)設問のとおり。
4)設問のとおり。

問題6 難易度:難

× × ×
ハックマンとオルダムの職務特性理論からの出題。2級では最近出題されているが、初見では正解することは難しい。どこまで理論家をカバーすべきかは、難しいところですが、まずは頻出されている理論家をしっかりと押さえておきましょう。そのうえで、余力があれば。

ハックマンとオルダムの職務特性理論は、仕事の設計が従業員のモチベーションや満足度に大きな影響を与えることを示している。この理論では、職務の中核的な次元として5つの特性が重要とされています。まず、「技能(スキル)の多様性」は、仕事に必要なさまざまな技能や才能を使用することを指し、「課業の主体性」は、仕事の開始から終了まで一貫して取り組む能力を意味する。「課業の重要性」は、その仕事が他者や社会にどれだけ影響を与えるかを示す。これら3つの特性は、仕事の「有意味感」をもたらします。
次に、「自律性」は、仕事の進め方やスケジュールに対する自由度を表し、これは成果に対する「責任」をもたらす。最後に、「フィードバック」は、自分の仕事の成果や効果について得られる情報の量を指し、仕事の「把握感」をもたらす。このような有意味感、責任、把握感といった心理状態が、職務満足や仕事の動機づけ、仕事の達成感に結びつくとされている。

問題7 難易度:中

×
頻出スーパーからの出題。やや読み取りが難しい選択肢もあるが、消去法で選択肢2を×肢と判断できる。

1)設問のとおり。
2)キャリア・パターンは、親の社会経済的背景や本人の知的能力の影響を受ける。キャリア・パターンの性質は、各個人の親の社会経済的レベル、本人の知的能力、教育レベル、スキル、パーソナリティの特徴(欲求、価値、興味、自己概念)、キャリア成熟、および個人に与えられた機会によって決定される。よって誤り。
3)設問のとおり。
4)設問のとおり。

問題8 難易度:易

× × ×
ジェラットの意思決定理論(連続的意思決定システム)からの出題。

1)ジェラットの意思決定モデルは、予期システム、価値(評価)システム、決定(基準)システムの三段階である。よって誤り。
2)設問のとおり。
3)設問内容は、決定(基準)システムの内容である。よって誤り。
4)設問内容は、価値(評価)システムの内容である。よって誤り。

問題9 難易度:中

× × ×
中高年のライフステージとキャリアからの横断出題。岡本祐子の発達モデルも滅多に出ないし、しっかりと発達理論を勉強していないと〇肢を1つに絞るのは、なかなか難しい。

1)老年期の発達課題は、「統合性」対「絶望」である。よって誤り。
2)「自らの限界を受容すること」、「獲得した地位や利益を保持すること」などが主要な課題であるとしたのは、スーパーの職業的発達段階における「維持段階」である。よって誤り。
3)設問のとおり。
4)スーパーは、思春期におけるキャリア発達の中心的プロセスとして「成熟」を重視し、この概念を「キャリア成熟」として提唱した。よって誤り。

問題10 難易度:易

×
ブリッジズから出題。過去問をやっていれば容易に正答できる。

1)設問のとおり。
2)設問のとおり。
3)中立圏(ニュートラルゾーン)は、一時的な喪失状態に耐える時期である。自由で充実していることはない。よって誤り。
4)設問のとおり。

⇒⇒第26回解説目次ページはこちら

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