《国家資格第30回》学科試験 過去問解説〔問題21~30〕
問題21 難易度:中
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| 〇 | × | × | × |
1)設問のとおり。産後は8週間就業させることはできないが、6週間経過後に労働者本人が請求し、医師が支障がないと認めた業務に就かせることは差し支えない。産前6週間(多胎妊娠の場合14週間)は、女性労働者が「請求した場合」には、就業させてはならない。
2)労働者の同意が必要である。また2023年改正により、労働者の同意を得た場合に、厚生労働大臣の指定を受けた資金移動業者の口座への資金移動による賃金支払(賃金のデジタル払い)が可能となった。よって誤り。
3)試用期間中であっても、14日を超えて継続して使用している場合には、解雇予告が必要となる。よって誤り。
4)管理監督者については、労働時間、休憩、休日に関する規定は適用されないが、深夜割増賃金の支払いと年次有給休暇の規定は適用される。よって誤り。
問題22 難易度:中
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| × | × | × | ○ |
1)平成29年以降は、65歳以上の労働者についても「高年齢被保険者」として雇用保険の適用対象である。よって誤り。
2)所定給付日数(基本手当の支給を受けることができる日数)は、離職の日における年齢、雇用保険の被保険者であった期間及び離職の理由などによって決定される。よって誤り。
3)教育訓練給付(金)は、受講費用の一部が、事業主ではなく受講者本人に支給されるものである。よって誤り。
4)設問のとおり。雇用保険の基本手当の受給期間は、原則、離職日の翌日から1年以内となっているが、令和4年(7月1日)から事業を開始等した方が事業を行っている期間等は、最大3年間受給期間に算入しない特例が新設された。
問題23 難易度:中
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| × | × | ○ | × |
1)年次有給休暇は、労働基準法に定められた労働者の権利であり、どのように利用するかは労働者の自由に委ねられている。よって誤り。
2)原則として、年次有給休暇は労働者が請求する時季に与なければならない。しかし、請求された時季に与えることが、事業の正常な運営を妨げると具体的・客観的に判断される場合は、例外的に使用者は時季を変更することができる。よって誤り。
3)設問のとおり。年次有給休暇は、発生の日から2年間で時効により消滅する。
4)雇入れの日から起算して6ヵ月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対して使用者は年次有給休暇を与えることが必要である。よって誤り。
問題24 難易度:易
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| × | 〇 | 〇 | 〇 |
1)生徒指導とキャリア教育は、それぞれ独立した個別のものではない。よって誤り。
2)設問のとおり。キャリア教育を学校教育全体で進めるという前提の下、これまでの教科の学びや体験活動等を振り返るなど、教育活動全体の取組を自己の将来や社会につなげていくことが求められている。
3)設問のとおり。生徒指導とキャリア教育は密接に関係しており、いじめや暴力行為の問題を通して、自他の人生への影響や自己理解・将来目標を考えることが重要である。
4)設問のとおり。キャリア教育の中に進路指導も包含され、生徒が主体的に進路を選択できるよう、教育活動全体を通じた計画的・組織的な支援が求められている。
問題25 難易度:難
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| × | × | × | 〇 |
1)誤り
2)誤り
3)誤り
4)設問のとおり
問題26 難易度:中
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| × | × | ○ | × |
1)GIGAスクール構想では「1人1台端末」の整備が基本。令和6年時点でほぼ実現しており、端末はノートや鉛筆と並ぶ学習ツールとなっている。よって誤り。
2)特別な支援を要する児童生徒に対する学習活動等の支援も目指すものであり、特別支援学校も対象である。よって誤り。
3)設問のとおり。「実際に情報・情報技術を活用する場面(収集・発信など)が増えることにより、情報モラルを意識する機会が増加する。」とされている。
4)国語の学習においても、文書作成ソフトで文章を作成し、コメント機能や校閲機能を用いてよりよい文章作成に役立てている。よって誤り。
問題27 難易度:易
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| 〇 | 〇 | 〇 | × |
1)設問のとおり。学習障害(限局性学習障害)の特性として適切である。
2)設問のとおり。広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)の特性として適切である。
3)設問のとおり。気分障害の一種である双極性障害では、躁状態になると、眠らなくても活発に活動する、次々にアイデアが浮かぶ、自分が偉大な人間だと感じられる、大きな買い物やギャンブルなどで散財するといったことがみられる。
4)設問は注意欠陥多動性障害(ADHD)の特徴であり、パニック障害の特徴ではない。よって誤り。
問題28 難易度:易
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| ○ | × | ○ | ○ |
1)設問のとおり。ストレスの内容として適切である。
2)「ストレス」はもともと物理学の用語で、外部からの圧力で物体が歪む状態を意味した。これを生理学に応用したのはアメリカの生物学者であり、カナダの医学者ハンス・セリエが「ストレス学説」を提唱した。北里柴三郎ではない。よって誤り。
3)設問のとおり。ストレッサーの内容として適切である。
4)設問のとおり。同じストレッサーでも、受け止め方によって「よいストレス(挑戦への活力)」にも「悪いストレス(心身の不調)」にもなる。
問題29 難易度:易
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| × | 〇 | × | × |
1)誤り
2)設問のとおり
3)誤り
4)誤り
問題30 難易度:易
| 1 | 2 | 3 | 4 |
| × | 〇 | × | × |
1)設問はSituation(状況)の内容である。よって誤り。
2)設問のとおり。
3)設問はSelf(自己)の内容である。よって誤り。
4)設問はStrategies(戦略)の内容である。よって誤り。
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