キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

〔キャリアコンサルタント学科試験〕自己理解を深める3大頻発ツールまとめ

 
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キャリアコンサルタント学科試験では、心理検査について毎回1問程度出題されています。

自己理解の重要性や自己理解を深めるための心理検査について、その種類や概要、対象者などをキャリアコンサルタントは知識として持っておく必要があります。

今回は、キャリアコン学科試験で押さえておきたい3大頻発の心理検査について、過去に出題されたポイントなどをお伝えします。

〔キャリアコンサルタント学科試験〕自己理解を深める3大頻発ツールまとめ

ではいつものようにスタート問題を解いてみましょう!(記事の最後に答えを載せています)

問題1 VRTカードは、標準化された「職業レディネス・テスト(VRT)」の心理検査の項目に基づいて作られているが、信頼性、妥当性は保証されていない。

問題2 VPI職業興味検査はアメリカで開発されたクランボルツによるVPIの日本版である。

問題3 厚生労働省編 一般職業適性検査( GATB )は11種類の紙筆検査と4種類の器具検査で構成されている。

いかがでしたか?

自信がなかった問題は、続きを読み進めて確認しましょう。

キャリアコンサルタント学科勉強の基本は過去問を繰り返し解くことですが、過去に出題が多いものを押さえることも大切。

次の3大頻発の心理検査について、ポイントをお伝えしていきますね。

  • 職業レディネス・テスト(VRT)
  •  VPI職業興味検査
  • 厚生労働省編 一般職業適性検査( GATB )

▼出題ランキングは要チェックです!▼

〔キャリコン学科対策〕職業レディネス・テスト(VRT)

キャリアコンサルタント学科試験の第12回までで1番出題頻度が高かったのが「職業レディネス・テスト」。

これは、職業に対する準備度を測定するテストで、レディネスは準備度と言う意味になります。

【概要】

  • ホランド理論に基づく6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)に対する興味の程度と自信度、基礎的志向性も測定。

【対象者】

  • 中学生、高校生、場合により大学生も可能。

▼参考になるWEBサイト▼

⇒ 職業レディネス・テスト(VRT)

【参考】VRTカード

標準化された「職業レディネス・テスト(VRT)」の心理検査の項目に基づいたカードタイプのツール。

「職業レディネス・テスト(VRT)」ほど頻発ではありませんが、関連するツールですしカンタンなので一緒に覚えておきましょう。

【概要】

  • 職業興味と職務遂行の自信度に関する項目を54枚のカードにし、職業の興味と職務遂行の自信を測定するもの。

【信頼性、妥当性】

  • 「職業レディネス・テスト(VRT)」に基づいて作成されているので、検査結果の尺度について信頼性、妥当性は保証されています。

【対象者】

  • 中学生から成人まで。

▼参考になるWEB▼

⇒ VRTカード

〔キャリコン学科対策〕 VPI職業興味検査

「VPI職業興味検査」はアメリカで開発されたホランドによるVPIの日本版。

【概要】

  • 6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)の興味の程度と、5つの傾向尺度(心理的傾向)を測定。

【対象者】

  • 短大生、大学生以上(若年者)。

▼参考になるWEBサイト▼

⇒ VPI職業興味検査

〔キャリコン学科対策〕厚生労働省編 一般職業適性検査( GATB )

「厚生労働省編 一般職業適性検査( GATB )」は、仕事遂行に必要な9つの適性能を測定します。

【概要】

  • 構成は11種類の紙筆検査、4種類の器具検査。
  • 制限時間内にできるだけ早く正確に回答する最大能力検査。

【対象者】

  • 中学生~成人(45歳程度)。

▼参考になるWEBサイト▼

⇒ 厚生労働省編 一般職業適性検査(GATB

まとめ

キャリアコンサルタント学科試験でよく出る心理検査3つについてその概要と対象者についてお伝えしました。

心理検査は、キャリア理論やカウンセリング理論ほど種類は多くありませんので取組みやすいですね。

第12回までの本試験の出題は、1問丸ごと同じ心理検査の場合もありますが、それよりも選択肢の1つずつが違う心理検査が出るという傾向です。

キャリコン学科試験では正答を積み重ねることができる論点なので、しっかりと覚えていきましょう。

合格に向けてコツコツと継続して勉強することは大切です。

頑張ってくださいね!

では最後に、スタート問題の答え合わせです。

問題1 × VRTカードは、標準化された「職業レディネス・テスト(VRT)」の心理検査の項目に基づいて作られており、信頼性、妥当性は保証されている。信頼性、妥当性は保証されていない、は誤り。

問題2 × VPI職業興味検査はアメリカで開発されたホランドによるVPIの日本版である。クランボルツによるVPIの日本版である、は誤り。

問題3 〇 設問のとおり。厚生労働省編 一般職業適性検査( GATB )は11種類の紙筆検査と4種類の器具検査で構成されている。

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