【問題6】労働経済の分析(重要度:S、難易度:中)
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問題
「平成28年度版 労働経済の分析」(厚生労働省)の「働く方々の活躍が求められる日本の状況」に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1.我が国が直面している少子高齢化、人口減少社会の状況について概観すると、2012 年から2020年にかけて、60歳未満人口は583万人減少する一方、60歳以上人口は243万人増加すると見込まれている。
2.65歳以上人口が、1920年以降増加し続け2015年は3,392万人となっているため、少子化であっても総人口は2010年から増加局面に入っ ている。
3.潜在的労働力は非労働力人口のうち就業を希望している者と完全失業者などが考えられ、合計して500万人程度存在する。
4.2015年の完全失業者数のうち、就労していない理由は「勤務時間・ 休日などが希望とあわない」が最も多く、次に「希望する種類・内容の仕事がない」が多くなっている。
解答
1
1 | 2 | 3 | 4 |
〇 | × | × | × |
解説
”労働経済の分析”(厚生労働省)の資料からは頻発ではあるがデータが古くなるので傾向を見る程度で。
2は、2030年には14歳以下は1,204万人、15歳~64歳人口が6,773万人減少しつづけ、65歳以上人口が3,685万人増加しても総人口は減少し、将来的にも同じ傾向である。
3は、就業を希望している者(就業希望者)は413万人、完全失業者222万人で合計635万人程度。
4は、就労していない理由のトップは「希望する種類・内容の仕事がない」、次いで「求人の年齢と自分の年齢とがあわない」、その次が「勤務時間・ 休日などが希望とあわない」である。