「キャリアコンサルタント学科試験」超頻発の能力開発基本調査の攻略法
キャリアコンサルタント学科試験では、「能力開発基本調査」を元に労働者の能力開発状況についてほぼ毎回出題されています。
調査結果の公表は、毎年3月末。
キャリアコンサルタントとして、労働者の能力開発の実態は把握しておきたい内容ですね。
今日は超頻発の「能力開発基本調査」の攻略法についてお伝えしていきます。
「キャリアコンサルタント学科試験」超頻発の「能力開発基本調査」の攻略法
「能力開発基本調査」は「労働経済の分析」と並ぶキャリコン学科試験の常連論点になります。
頻発度合いは、ほぼ毎回1問は出る感じですね。
具体的な内容として、
- 教育訓練費用
- 教育訓練状況
- 労働者の能力開発状況
の調査結果について、キャリコン学科試験で問われることになります。
「能力開発基本調査」過去問から考察する
「能力開発基本調査」は、調査は「企業」「事業所」「個人」。
そのなかでも「個人」は「正社員」と「正社員以外」に区分されていることはおさえておきましょう。
〔能力開発基本調査〕に関する勉強方法
「能力開発基本調査」は平成30年度は60ページほどになっています。
平成30年版の「労働経済の分析」が350ページほどですから、それに比べるとかなり少な目ですが、闇雲に読むのは時間がもったいないですね。
効率もとても悪くなりますので全ページを読む必要はありません。
60ページの中でも確認する範囲を絞り込むことは可能。
まず最初はこの2つの方法で取組んでいきましょう。
- 過去問で勉強する
- 表紙ページ下半分にある「調査結果のポイント」を確認しておく
1の「過去問で勉強する」は、キャリアコンサルタント学科対策として1番効率良い「過去問を繰り返し解いて覚える」という方法ですね。
この方法が合格に近づくための勉強方法のベースになります。
また2は下記のように表紙ページ下半部に、「調査結果のポイント」というパートが。
サッと読める内容と分量ですから、ポイントとなる結果をここで確認しておけば良いでしょう。
<引用:平成30年度「能力開発基本調査」>
〔能力開発基本調査〕第10回と第11回の傾向
キャリアコンサルティング学科試験第10回と第11回を見ると、
- キャリアコンサルティングを行うしくみの導入
に関する設問が続いて出題されています。
平成30年度の「しくみ導入」の結果を見ると、
- キャリアコンサルティングを行うしくみを導入している事業所⇒44.5%
この結果から言えることは残念ではありますが、
- 「キャリアコンサルティング」のしくみ導入は、5割に満たない
ということ。
まだまだ「キャリアコンサルティング」のしくみを導入している事業所は、私たちが期待するほど高くないのが現状です。
次に、「正社員」と「正社員以外」の調査結果を確認すると、
- 正社員に対してキャリアコンサルティングを行うしくみを導入⇒44%(前回38.1%)
- 正社員以外に対してキャリアコンサルティングを行うしくみを導入⇒28.0%(前回28.0%)
お気づきのように「正社員」と「正社員以外」に差が出てしまう結果に。
能力開発にかかる費用のことを考えると、この設問に限らず「正社員」と「正社員以外」が同じような数値結果になることは難しいと推察できますね。
「正社員」「正社員以外」に違いがあるはず、とい視点を持って勉強を進めましょう。
尚、前回結果がカッコで表示されているので、良化しているのか?なども掴みやすいですね。
〔能力開発基本調査〕どの年代が出題されるか?
前述したように、「能力開発基本調査」は毎年3月末の公表。
受験回数が2019年度から年3回に変更になる加減で、出題元になる年度が平成30年か平成29年のどちらになるか、微妙なタイミングです。
私の予測は平成30年度版で第12回は出題。
仮に平成29年度版で出題されても、数字結果に大きな変動はないので対応可能だと思っています。
まとめ
「能力開発基本調査」は全体を通して細かい数字が出題されるというより、
- 〇割程度
- 〇割を超えている
- おおよそ半数の水準
という表現が選択肢では見られます。
トレンドを掴んでイメージを持つことが大切。
この記事でご紹介したような論点整理をすることで、勉強の範囲を絞り込んでくださいね。
調査結果などはどう取り組めば良いのか?と難しく考えないで、覚えることができる範囲を着実に。
捨てる勇気をもつことも必要になりますよ。
キャリアコンサルタントの学科勉強は日々の努力で合格が近づきます。
頑張っていきましょう。
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