キャリアコンサルタント学科試験、資料にマーカーで印をつけるときの注意点は?
キャリコン学科勉強のポピュラーな勉強方法「過去問を解く」で活用できる当サイトの過去問解説。
そのサイトで紹介している資料や参考書籍には、マーカーで重要な部分にごく自然に印のつけていると思います。
でも実はそれがもったいない、残念な勉強方法かもしれないというお話しと、ひと工夫の方法についてお伝えします。
知識の幅を広げることができる勉強方の1つとして、参考にしてもらえればうれしいです。
キャリアコンサルタント学科試験、資料にマーカーで印をつけるときの注意点は?
TADAJUKU学科サイトでは、過去問解説を直近3回ぶん掲載をしています。
これはどなたでも自由に閲覧できるもの。
サイトを訪れていただくと分かるのですが、出題の元になっている資料や参考書籍類は分かる範囲ですべて掲載をしています。
過去問を解く合間に、このような資料を活用して知識を増やす努力をされている受験生は多いかなと。
資料にはごく当たり前に重要で覚えたいという部分にマーカーで印をつけていると思いますが、実はもうひと工夫すればもっと知識が広がります。
今日はマーカーで印をつけるときの気をつけたいことなどについてお話ししますね。
蛍光ペンやマーカーを使った勉強法のひと工夫について
キャリコン学科に限ったお話しではありませんが、勉強において資料などの紙モノにマーカーで印をつけることは欠かせないですね。
わたしは、フリクションの「やさしい色のソフトカラー」のピンクとブルーを使っています。
普通のフリクションは色がきつくてあまり好きではなく、このタイプがあることを知りそこからは箱買いですね。
ここを覚えたい、重要だという部分にマークをしていきますが、このラインの引き方で気を付けてほしいポイントがあります。
蛍光ペンやマーカーを使っても良い論点は?
例えば、キャリアコンサルタントの学科では、数字を覚えることはよくありますね。
下記のように、年次有給休暇が発生する要件を覚える場合、資料に黄色で示した「6か月継続」「8割以上を出勤」をマークすることは勉強法としてフィットします。
次に資料を見た時、視点が黄色のマーカーにすぐ行きつきますから、効率的でストレスなく勉強が進みます。
こういう数字などの場合は、前後の文脈に関係はなく数字そのものを的確に覚えることが重要であり大切だからですね。
蛍光ペンやマーカーを使うときに注意した方がよいケースは?
次に、数字ではない一連の文章を印象づけるために使うマーカー。
例えば、第11回の問題33に出題されたソーシャルスキル・トレーニング(SST)。
選択肢1の文章は、「職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査」(独立行政法人 労働政策研究・研修機構)のP132に、そのまま載っています。
具体的なページは下記で、対象となる文章には自然と次のようにマーカーで印をつけることになると思います。
ここで、ちょっと待ってくださいね。
元々、「ソーシャルスキル・トレーニング」とはどういう治療・訓練技法のことなのか?は大丈夫ですか。
マーカーを引いた文章の直前、冒頭から始まるところに「ソーシャルスキル・トレーニング」の治療・訓練技法の説明が掲載されています。
このようにひとつの選択肢に対して、その対象となる1つの文章をラインして終わるのではなく、
選択肢の元になっている文章の前後を必ず読む
↓
必要だな、関連しているなと思うところはマークする
このような作業も同時にすると、知識の幅が広がる、応用を効かせることができるマークのつけ方に変わるわけです。
もし引用元の対象となる文章だけにマーカーを引いてしまったら、次に資料を見て確認する時はきっとマークしたところしか見ませんからね。
これはもったいないです。
まとめ
今日はふだん何気なくしている勉強方法について、ひと工夫ができるポイントをお伝えしました。
マーカーは、重要なポイントがすぐ見れるという以外に、マークすることで「心理的な落ち着き」や「リラックス感」が得られるのでついつい使ってしまいます。
確かに、マークしたというアクションとその結果を目で見ることで、「勉強した感」が出るなと。
決してマーカーを使うことを否定しているのではなく、少しの工夫を加えることで応用の効く知識を得ることができる、というお話しです。
良かったら参考にして取り入れてくださいね。
キャリアコンサルタント学科勉強はコツコツ日々の努力です。
合格に向けて頑張っていきましょう!
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