論理(論理情動行動)療法<アルバート・エリス>

概要
エリスの論理療法はABC理論と呼ばれ、CLの非合理的な信念を合理的なものへと変容させることを目標とする。
ABC理論
「出来事(Activating event)」から直接「結果、感情(Consequence)」が生じるわけではなく、CLの「信念(Belief)」を通じて生じる。
理解しよう!
仮に、試験に落ちたという出来事(A)に対して、「どうせ自分は何をやっても上手くいかない」という非合理的信念(B)を持っていると、馬鹿らしくなって試験を諦めてしまう(C)。
補足説明(ABCDE理論)
そこで、この非合理的信念に「反論、論破(Dispute)」を試みる。たとえば、「本当にこれまで何も上手くいかなかったか」と振り返ってもらう。すると、継続して努力できたときには結果を残せたことに気づく。すると、「少し努力が足りなかっただけ」という合理的信念(B)に変わることで、次こそは確実に合格できるように頑張ろうと思える「効果的な新しい信念(Effective New Belief)」。