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〔キャリアコンサルタント学科対策〕働く女性の状況について

 
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キャリアコンサルタント学科試験では、下記のような視点からの出題も重要になります!

  • 女性
  • 若年者
  • 高齢者
  • 障害者 など

それぞれに特徴的なデータ結果や課題があり、これらを知っておかないと正当を導き出せないからです。

各ターゲットに絞った出題は頻発ではありませんが、個々の状況についておさらいはしておいた方が良いですね。

昨今では「女性」の社会進出は目を見張ります。

「働く女性」に焦点をあてた出題可能性は、十分に考えられるでしょう!

この記事を読んでおくと、1問ゲットできる可能性も♪

まずは、「問題」を出してみますので、自身の知識を確認してみてくださいね!

〔キャリアコンサルタント学科対策〕働く女性の状況について

では「平成29年 働く女性の実情」に基づく、次の問題について解答してみましょう!(正答は記事の最後にて)

目標は、全問正解です!

問題1 平成29年の一般労働者の所定内給与額について、男女間賃金格差は男性を100とした場合に女性は84.5と過去最少である。

問題2 平成 29 年の女性の労働力率は、10年前に比べて全年齢階級で上昇しており、「35~39 歳」においても平成 19 年から 9.1ポイントと大きく上昇していることから女性の労働力率を示すM字カーブは台形に近づきつつある。

問題3 女性の常用雇用者一人当たりの平均月間総労働時間は、男性の総労働時間の8割弱である。

いかがでしたか?

では、ここからは自身の解答の根拠を確かめながら、読み進めてくださいね!

キャリアコンサルタントとして、

  • 働く女性の状況についての知識やその課題を認識し、働く女性のニーズなどに応じたキャリアコンサルティングを提供していくこと

は大切ですね。

キャリコン学科では頻発ではないものの、

  • 「働く女性の実情」

の調査結果からの出題が過去にはあります。

〔キャリアコンサルタント学科対策〕女性の雇用者数について

でははじめに「平成29年働く女性の実情」の結果による「女性労働者」の状況については見ていきましょう。

細かい数字を覚えるというより、トレンドを掴むように。

ここに挙げた項目はおおよそ良くなっていることを確認してくださいね。

▼参考になるWEBサイト▼

⇒ 平成29年 働く女性の実情

雇用者数

男女ともに雇用者数は前年に比べ増加。女性の増加人数・増加率は男性より大きくなっています。

女性 男性
雇用者数 2,590 万人 3,229 万人
前年比 51 万人増加

2.0%

18 万人増加

0.6%

※総務省「労働力調査」より

また、女性雇用者数は年齢階級別にみると「45~49 歳」が最も多くなっています。

45~49 歳 339 万人 13.1%
40~44歳 331万人 12.8%
3 50~54 歳 283 万人 10.9%

※パーセンテージは、女性雇用者総数に占める割合

⇒ 参考:平成29年働く女性の実情 P12

職業別の雇用者数

平成 29 年の女性の雇用者数について「職業別」にみると「事務従事者」が約3割、次いで「サービス職業従事者」「専門的・技術的職業従事者」「販売従事者」と続きます。

事務従事者 753 万人 29.1%
サービス職業従事者 489
万人
18.9%
専門的・技術的職業従事者 486 万人 18.8%
販売従事
348 万人 13.4%

※パーセンテージは女性雇用者総数に占める割合

⇒ 参考:平成29年働く女性の実情 P15

女性の労働力率について

女性の労働力率と言えば「M字カーブ」ですね。

グラフからも分かるように、10年前に比べて「M字カーブ」の底が浅くなっている(底の落ち込みは小さくなっている)なのが確認できます。

<引用:平成29年 働く女性の実情P4>

10 年前と比べて、全ての年齢階級で労働力率は上昇(グラフの赤ライン)。

上昇幅が最も大きいのは、「60~64 歳」(平成 19 年から 12.7 ポイント上昇)。また、30~34 歳(同 11.2 ポイント上昇)、「35~39 歳」(同 9.1 ポイント上昇)、「50~54 歳」(同 7.3ポイント上昇)、「55~59 歳」(同 11.3 ポイント上昇)においても大きく上昇しており、M字から台形に近づきつつある

<引用:平成29年 働く女性の実情>

⇒  参考:平成29年働く女性の実情 P

女性パートタイム労働者について

平成 29 年上半期の女性の「入職者数」は 前年同期比に対して増加 、「離職者数」は前年同期に比べ減少

人数 前年同期比
入職者数 121 万 3.1 千人 2万 8.1 千人増加2.4%
離職者数 106 万8
千人
5万 1.2 千人減少4.6%

※厚生労働省「雇用動向調査」

尚、職歴別の平成 29 年上半期の入職者状況は前年同期に比べて、

  • 転職入職者⇒1万 7.2 千人
  • 未就業入職者⇒4万 5.3 千人

※転職入職者:入職前1年間に就業経験のある者

※未就業入職者:入職前1年間に就業経験がなかった者

⇒ 参考:平成29年働く女性の実情 P15

〔キャリアコンサルタント学科対策〕働く女性についての概況

次に、同じく「平成29年 働く女性の実情」に基づいて、賃金や労働時間について見ておきましょう。

賃金について

「男女間賃金格差」については、男性を100とした場合に女性は 73.4 となり過去最小となった。

労働時間について

女性の平均月間の総実労働時間は 123.5 時間。男性は160時間となり女性は男性の約77%という結果。

まとめ

「平成29年働く女性の実情」を基にまとめを。

  • 男女ともに雇用者数は前年に比べ増加し、女性の増加人数・増加率は男性より大きい。
  • 男女間賃金格差は男性を100とした場合に女性は73.4と過去最少。
  • 10年前に比べて女性の労働力率を表すM字カーブの底は浅くなってきている。

「女性」に関わるその他の内容・情報は、こちらの記事からご覧いただけます。

良かったら本記事と合わせて、一緒におさらいをしておいてくださいね。

頑張って!

「働く女性の状況について」ついて一問一答の解答

冒頭で出題した問題の正答をお伝えしますね。

問題1:× 平成29年の一般労働者の所定内給与額について、男女間賃金格差は男性を100とした場合に女性は73.4と過去最少である。女性は84.5と過去最少である、は誤り。

問題2:〇 設問のとおり。平成 29 年の女性の労働力率は、10年前に比べて全年齢階級で上昇しており、「35~39 歳」においても平成 19 年から 9.1ポイントと大きく上昇していることから女性の労働力率を示すM字カーブは台形に近づきつつある。

問題3:〇 設問のとおり。女性の常用雇用者一人の平均月額総労働時間123.5時間、男性は160時間で約77%であり8割弱といえる。

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