【問題52】労働経済の分析(重要度:S、難易度:易)
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問題
「令和元年版 労働経済の分析」(厚生労働省)に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
1.雇用者数の推移をみると、正規雇用の職員・従業員は4年連続で増加しており、2018年度において、3400万人を超えている。
2.我が国経済は緩やかな回復が続く中、2018年度の完全失業率は低水準、有効求人倍率は高水準となっており、雇用情勢は着実に改善している。
3.一般労働者の名目賃金及びパートタイム労働者の時給は、増加傾向である。
4.一般労働者に占める高齢者の比率は、一般労働者の現金給与総額に対してプラスに寄与しており、高齢者の賃金水準も上昇している。
解答
4
1 | 2 | 3 | 4 |
〇 | 〇 | 〇 | × |
解説
【一言】労働経済の推移と特徴からの出題。雇用情勢と賃金の動向について、確実に押さえておきましょう。ただし、コロナの影響でデータが古い感は否めない。
【解説】
1)雇用者数の推移をみると、正規雇用の職員・従業員は4年連続で増加しており、2018年では3476万人となった。
2)我が国経済は緩やかな回復が続く中、2018年度の完全失業率は2.4%と1992年度以来26年ぶりの低い水準、有効求人倍率は1.62倍と1973年度以来45年ぶりの高い水準となっており、雇用情勢は着実に改善している。
3)一般労働者の名目賃金及びパートタイム労働者の時給は、引き続き増加している。
4)誤り。一般労働者に占める高齢者の比率は、一般労働者の現金給与総額に対してマイナスに寄与しているが、高齢者の賃金水準は、全体との格差が縮小している。