超頻発「キャリアコンサルタント倫理綱領」の攻略法は?
キャリアコンサルタントの学科試験で、出題頻度が高い「キャリアコンサルタント倫理綱領」について。
毎回必ずと言っていいほどの出題ですから、受験生としては注目しておきたい論点となります。
その頻発の「キャリアコンサルタント倫理綱領」の内容や、出題頻度、攻略方法をお伝えしていきたいと思います。
超頻発「キャリアコンサルタント倫理綱領」の攻略法は?
キャリアコンサルタントの学科試験で、官公庁資料やその他資料のなかで最も多く出題されるのが「キャリアコンサルタント倫理綱領」(以下「倫理綱領」と記載します)です。
その出題頻度を、第1回から最新回まで確認しても、そのほとんどの実施会で丸ごと1問以上出題されています。
これはしっかりと勉強しておさえておきたい論点です。
内容的には常識的なことがほとんどですから難しいことはありません。
もっと言えば、「倫理綱領」の設問は絶対に落としてはいけないということになります。
キャリアコンサルティング協議会が「キャリアコンサルタント倫理綱領」を制定
「倫理綱領」はキャリアコンサルタントが行動する際の方針など基本姿勢を示したもの。
「倫理綱領」の序文にある一文を引用すると、
となっています。
これを制定したのは厚生労働省などではなく指定登録機関であり、技能検定指定試験機関でもある「特定非営利活動法人 キャリアコンサルティング協議会」。
いち指定機関が定めたものですが、内容的には至極最もであり個人的には違和感なく受け入れることができています。
キャリアコンサルタント学科試験では、上述のように毎回出題されていますから受験生は必ず勉強して理解する必要があります。
「キャリアコンサルタント倫理綱領」の内容
「キャリアコンサルタント倫理綱領」の構成は次の2つの章から。
キャリアコンサルタントが自身の行動をコントロールし、相談者との関係で守るべき内容などが第11条まで定められています。
前文
第1章 基本的姿勢・態度
第1条 基本的理念
第2条 品位の保持
第3条 信頼の保持・醸成
第4条 自己研鑽
第5条 守秘義務
第6条 誇示、誹謗・中傷の禁止
第2章 職務遂行上の行動規範
第7条 説明責任
第8条 任務の範囲
第9条 相談者の自己決定の尊重
第10条 相談者との関係
第11条 組織との関係
キャリアコンサルタントの行動指針、基本の姿勢です。
項目を見ると内容はほぼ想像がつき、一般常識的なことが多いなと気づくと思います。
このなかで第8条の「任務の範囲」と第9条の「相談者の自己決定の尊重」についてそれぞれカンタンな要約を紹介すると、
第8条 任務の範囲
自らの力量や専門性の範囲を自覚してそれを超える業務は受けてはならない。
また必要に応じて他の専門家の協力を得ること。
第9条 相談者の自己決定の尊重
文字どうりですが、相談者が自分で自分のことを決めれる支援をする、ということですね。
「倫理綱領」を確実に正答するためには
冒頭に「倫理綱領」は「難しくない、安心してください。」と書きましたが、キャリアコンサルタント学科試験を受験するまえには一読することをお勧めします。
本試験で問題と対峙した時に、「倫理綱領」に書かれている文言そのものが出ていることがありますから、その文章に触れて慣れておくことは大切です。
試験という緊張の場面では、カンタンな文面を読み間違えたりということはあり得る話しですし、読んだことがある文章が出れば安心もするでしょう。
「倫理綱領」はほんの4ページほど。
分量は多くはありませんので是非事前に1度でも良いので読んでおきましょう。
まとめ
キャリアコンサルタント学科試験で超頻発の「キャリアコンサルタント倫理綱領」。
キャリアコンサルタントになった暁には、遵守して任務に励むことになります。
ご自身がキャリコンとして活躍している姿を思い浮かべながら勉強すると、楽しいかもしれません。
学科勉強は日々の努力の積み重ねです。
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