キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

《国家資格第23回》学科試験 過去問解説〔問題41~50〕

 
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(株)TADAJUKU代表。キャリアコンサルタント&心理カウンセラー。キャリコン試験対策全般、スーパービジョン、起業支援。著書4冊。奈良県出身、大阪府在住【好き】ブログ、読書、猫、散歩、カフェなど^^

問題41 難易度:易

× × ×
職業理解のための情報収集についての出題。変わり種の問題ですが、落ち着いてその方法で、目的を果たせるのかを考えれば容易に判断できる。

1)我が国の労働市場や求人求職の状況を調べても、職業そのものに関する情報を得ることはできない。よって誤り。
2)気になる企業の福利厚生や社会保険制度などを調べるても、職業を取り巻く環境に関する情報を得ることはできない。よって誤り。
3)設問のとおり。
4)気になる企業の企業規模や事業所の形態を調べても、職場適応(定着)に関する情報を得ることはできない。よって誤り。

問題42 難易度:中

× × ×
高等学校キャリア教育の手引きに示されているインターンシップからの出題。自信をもって正誤判断は難しい。

高等学校段階におけるインターンシップの目的は、以下の4つ。
①働くこと、生きることの尊さを実感させ、勤労観、職業観を醸成する
②進路選択への積極性を醸成する
③学習意欲を向上させる
④「基礎的・汎用的能力」を育成する
よって、正解は1。

問題43 難易度:易

×
自己啓発支援からの出題。速攻で選択肢2を×肢と判断できる。

1)設問のとおり。
2)インターンシップ先の選定支援にあたっては、早期の就職内定を獲得することが第一の目的ではない。よって誤り。
3)設問のとおり。 「トライアル雇用」は、職業経験の不足などから就職が困難な求職者等を原則3か月間試行雇用することにより、その適性や能力を見極め、期間の定めのない雇用への移行のきっかけとしていただくことを目的とした制度。労働者と企業がお互いを理解した上で無期雇用へ移行することができるため、ミスマッチを防ぐことができる。
4)設問のとおり。トライアル雇用に挑戦するには、ハローワーク等の職業紹介を受けて、「トライアル雇用求人」に応募する必要がある。

問題44 難易度:易

× × ×
システマティックアプローチ「目標の設定のステップ」からの出題。すべて対人支援の基本姿勢から判断できる。

1)明確に設定され、実現可能な目標は、人々の動機付けを最大にする。長期かつ大きな目標を重視すると、モチベーション維持が難しいとされる。よって誤り。
2)クライエントの同意が必要。よって誤り。
3)設問のとおり。
4)目標は、柔軟に変更しても構わない。よって誤り。

問題45 難易度:易

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× × ×
システマティックアプローチ「方策の実行支援における学習方策」からの出題。知らない場合でも1つ1つの文章を丁寧に読めば、正誤判断は難しくない。

1)目標を立てるのはキャリアコンサルタントではない。よって誤り。
2)学習方策における技能とは、単に特定の職業能力のことではなく、職業やキャリアを自分で探索、選択、決定、形成するのに必要な知識・技能である。例えば、人間関係、意思決定、情報探索、職業選択などの能力である。よって誤り。
3)学習方策で取り上げる行動パターンとは、すでに自覚しているものではない。クライエントが気づかない習慣的な行動パターンのことである。例えば、責任回避、不平・不満を言う、対決回避、引き延ばしなど意思決定や学習に関連するクライエントの習慣や行動パターンである。よって誤り。
4)設問のとおり。学習方策における意欲とは、目標達成への欲求全体を指し、その形や強度は様々である。カウンセラーやコンサルタントは、最終的にはクライエント自身が積極的に行動を起こさなければ、目標は果たせないということを理解させるべきである。

問題46 難易度:易

× × ×
システマティックアプローチ「成果の評価」からの出題。カウンセリングの成果の評価の基本的理解に照らして容易に判断できる。

1)クライエントの進歩と成果を評価するのは、カウンセラーではなくクライエント自身である。よって誤り。
2)設問のとおり。
3)評価は、クライエントの感情によるのではなく、実際に行動が変わったかという事実に焦点を置く。説明が逆であり、誤り。
4)クライエントが、日標に照らしてどのレベルまで達成したか、しなかったかを、クライエントとカウンセラーが客観的に認識し、それを共有することは、これからさらに目標に向かって対処し、成果を維持するのに役立つ。カウンセラーだけが行うのではない。よって誤り。

問題47 難易度:易

×
企業内キャリアコンサルタントの姿勢と効果からの出題。守秘義務の基本理解から、速攻で選択肢4を×肢と判断できる。

1)設問のとおり。
2)設問のとおり。
3)設問のとおり。
4)キャリアコンサルタントは、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。キャリアコンサルタントでなくなった後においても、同様とする。よって誤り。

問題48 難易度:易

×
キャリアコンサルタントの自己研鑽に関する出題。選択肢3が明らかに間違いと速攻で判断できる。サービス問題。

1)設問のとおり。
2)設問のとおり。
3)事例記録は、スーパービジョンの時の事例検討に有用であるだけでなく、フォローアップや継続的なキャリアコンサルティングにも寄与するので、その効果が乏しいわけではない。よって誤り。
4)設問のとおり。

問題49 難易度:易

×
職業能力開発促進法に定められているキャリアコンサルタントの登録制度に関する出題。問題47と同じく、守秘義務の基本理解から、選択肢4を積極的に×肢と判断できる。

1)設問のとおり。
2)設問のとおり。
3)設問のとおり。
4)キャリアコンサルタントは、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。キャリアコンサルタントでなくなった後においても、同様とする。よって誤り。

問題50 難易度:易

×
職業倫理からの出題。一般的な「職業倫理」を問う変わった問題。「職業倫理」とは、『特定の職業に要請される倫理、または職業人に求められる倫理』のことで、個人はもちろん、企業などの組織など広い範囲にまで求められるものである。

1)設問のとおり。
2)設問のとおり。
3)設問のとおり。
4)「職業倫理」とは、キャリアコンサルタントだけに求められるものではなく、『特定の職業に要請される倫理、または職業人に求められる倫理』であり、その中で決めていくものである。よって誤り。

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