サニィ・ハンセン<統合的人生設計(ILP)>

概要
ハンセンは、仕事だけでなく人生全体として「どんな生き方をしたいか」が大事であり、さらに個人の満足だけでなく、意味ある人生にするために「生き方としてのキャリアが社会に対してもつ意味は何か」をキャリア概念の根底に置く。
人生の4つの大事な要素(4L)
① 仕事(Labor)
② 学習(Learning)
③ 余暇(Leisure)
④ 愛(Love)
補足説明!
スーパーが人生の役割の組み合わせを「虹(レインボー)」に例えたのに対し、ハンセンは「キルト(パッチワーク)」に例えて、それぞれが縫い合わされて統合され「ひとつの意味ある全体になる」と説明。
キャリアプランを考える時の6つの重要な課題
① グローバルな状況を変化させるためになすべき仕事を探す(広い視野の仕事選択)
② 人生を意味ある全体像の中に織り込む(人生のパッチワークを創造する)
③ 家庭と仕事の間を結ぶ(男女が助け合う)
④ 多元性と包括性を大切にする(人種、言語、宗教など多様性を認め合う)
⑤ 個人の転機と組織の変革に共に対処する(自律的に自分のキャリアを選択する)
⑥ 精神性、人生の目的、意味を探求する(1人ひとりが自己の存在を認識する、仕事に精神的な意味を見出す)