【問題13】自己理解の支援(重要度:S、難易度:中)
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問題
自己理解に関わる最近の職業能力観に関する次の記述について、不適切なものはどれか。
1.日経連(現・日本経団連)は、エンプロイアビリティ=「労働移動を可能にする能力」+「当該企業の中で発揮され、継続的に雇用されることを可能にする能力」と定義している。
2.コンピテンシーとは、高業績者の行動特性のことであり、率先行動力、顧客指向性、達成指向性、多様性尊重、財務感覚、監視、問題解決力などの項目が挙げられる。
3.厚生労働省2001「エンプロイアビリティの判断基準に関する研究会」では、職務遂行に必要となる特定の知識・技能などは労働者個人の職業能力としてとらえ、顕在的で見える部分としている。
4.職務遂行に必要となる特定の知識・技能は主として職業訓練や教育訓練などOff-JTのみでなされるもので、評価をすることが難しい。
解答
4
1 | 2 | 3 | 4 |
〇 | 〇 | 〇 | × |
解説
エンプロイアビリティとコンピテンシーに関する問い。特にコンピテンシーは出題回数が多いので「高業績者の行動特性」と理解しておこう。(木村先生著P76、78~79-5低版)
4は、職務遂行に必要となる特定の知識・技能は主として、Off-JTやOJT等の職業訓練や教育訓練によってなされ、評価が可能である。
労働者個人の職業能力としては、①特定の知識・技能のほか ②各個人が持つ思考や行動の特 、③潜在的な個人的特性に関するもの(動機、人柄、性格、信念、価値観等)がある。