【問題20】スーパー(重要度:S、難易度:易)
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問題
スーパーのキャリア・レインボーに関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
1.その期間や情緒的な関与の視点から、人が生まれてから死ぬまでの間のライフ・キャリアをどのように構成するのか視覚的に描写したものである。
2.ライフ・キャリア・レインボーでは、キャリアを役割と環境の2 次元で捉え、役割は「ライフ・スペース」、環境は「ライフ・ステージ」と呼ぶ。
3.ライフ・ステージは「成長」、「探索」、「確立」、「維持」、「解放」の5段階で構成されており、これがスーパーの「発達段階」になる。
4.ライフ・ステージの第三期:確立段階(25 歳から44 歳)では、キャリアの初期の段階で、特定の仕事に定着して責任を果たし、生産性をあげその仕事に従事し、職業的専門性が高まり昇進するとされている。
解答
2
1 | 2 | 3 | 4 |
〇 | × | 〇 | 〇 |
解説
スーパーは、キンズバーグの発達理論、ビューラーの生活段階、ハビガーストの発達課題など、それまでの発達理論を整理したうえで、職業的発達段階と発達課題をまとめた。
ライフ・キャリア・レインボー理論では、キャリアの形成と発達は、職業上の指向や能力だけでなく、人生における役割から影響を受けるとした。役割は①子供、②学生、③余暇人(余暇を楽しむ人)、④市民(地域活動など地域への貢献の役割)、⑤労働者、⑥配偶者(妻・夫)、⑦家庭人(自分の家庭を維持管理する)、⑧親、⑨年金生活者、と9つあり覚えておきましょう。人生は、子供から歳を重ねてどういう役割になるか?を想像すると頭に入りやすいですね!
2の、ライフ・キャリア・レインボーでは、キャリアを役割と時間軸の2 次元で捉える。