〔キャリアコンサルタント学科対策〕「働き方改革」テレワークの推進
キャリアコンサルタント学科試験対策として、「働き方改革」の目標の1つでもある柔軟な働き方。
時間、場所に縛られない働き方は、わたし自身も自宅以外のどこかで自由に仕事をしたいなと目指しているところ。
そんな「テレワーク」は、ちょうど第11回キャリアコンサルタント学科試験で出題されました。
「働き方改革」が活発に動いていますのでこのタイミングでの出題もうなずけますね。
今後のためにもおさらいをしておきましょう。
〔キャリアコンサルタント学科対策〕「働き方改革」テレワークの推進
テレワークは情報通信技術(ICT)を利用した、時間と場所に制約されずに柔軟に働けるスタイルのことです。
テレ(tele)は離れた場所、ワーク(work)は働く。あわせて「テレワーク」という造語になっています。
日本では総務省が音頭を取って関係省庁と連携のうえ、テレワークの普及促進の取組みを行っています。
<引用:テレワークの推進(総務省HP)>
<キャリアコンサルタント学科対策>テレワークについて
キャリアコンサルタントの学科試験ではテレワークに関しての出題は頻発ではありません。
ですが「働き方改革」が動き始めている今は、「テレワーク」はこれまで以上に注目されると予想できますね。
テレワークの主な形態
テレワークには大きく分けて2つの形態があります。
- 雇用型:企業に勤務する人が行うテレワーク
- 自営型:個人事業主・小規模事業者等が行うテレワーク
漢字をみると内容は想像がつきますね。
【テレワーク】雇用型
赤文字を中心に押さえておきましょう。
- 在宅勤務:自宅が就業場所
- モバイルワーク:施設には依存せず、いつでも、どこでも仕事ができる
- 施設利用型勤務:サテライトオフィス(オフィス以外に設置された仕事場)、テレワークセンター、スポットオフィス等が就業場所
【テレワーク】自営型
次は自営型のテレワークの種類を。
赤文字や太文字を意識して確認してくださいね。
- SOHO:独立自営の度合いが高い(主に専業性が高い仕事)
- 内職副業型勤務:独立自営の度合いが薄い(主に他のものが代わって行うのは容易ではない)
テレワークの効果
テレワークは、
- 社会
- 企業
- 就業者
の3方向に様々な効果が期待されます。
<引用:テレワークの推進(総務省HP)>
テレワークによる「働き方改革」を進めることで、一億総活躍、女性活躍推進を行うことも可能になります。
テレワークのメリット
では具体的にはテレワークをすることで、とんなメリットがあるのでしょうか。
◆個人のメリット
- 移動時間や交通費、またその移動時間の短縮など
- 家族と過ごす時間確保
- 育児・介護と仕事の両立 など
◆企業側のメリット
- 業務の効率化
- 経費節減
- 人材の確保(介護や育児での離職防止や遠隔地での採用など) など
今や会議・ミーティングはわざわざ会議室に集まらずとも、スカプやZoomなどのテクノロジー活用で十分行えます。
なので、職種や役割によっては出社はほとんどしなくても良い状況にも。
テレワークで残業は減るのか?
ではテレワークを導入したら、残業削減は可能でしょうか。
一見、出来そうな感じがしますが次の点から難しい面もあるかなと思います。
- 公私の区別をつけるのが難しい
- 適切な労働時間の管理
自宅で仕事をすると仕事時間とその他の時間の境目や区別がつきにくいですね。
わたしの場合ですが、自宅仕事はかなり慣れました。
仕事の合間、休憩を家事に充てたり仕事効率アップのためにパワーナップ(短時間のお昼寝)を取り入れたりと。
出勤していたらできないことが、出来てしまうのは生活全体の効率アップにもいいと思っています。
まとめ
キャリアコンサルタント学科試験の今後も継続して論点になりそうな「テレワーク」についてお伝えしました。
個人、企業ともにメリットは大きいですね。
また、企業側にはテレワーク初期に次のような投資が必要になると。
- ノートパソコンの貸与
- プリンター
- 携帯電話
- 通信機器の購入や、WIーFIの整備
長い目で見れば、例えば「優秀な人材確保」などが出来きれば、先行投資することもアリだと思います。
テレワークについて一問一答!
では、キャリアコンサルタントの学科試験対策として知識の定着のために、おさらいを一問一答で!
次の問題について、正しいか間違っているかを答えてみましょう。
問題1:「テレワーク」とは情報通信技術(ICT)を利用した、時間と場所に制約されずに柔軟に働けるスタイルのこと。(テレワークとは?)
問題2:サテライトオフィス(オフィス以外に設置された仕事場)やテレワークセンター、スポットオフィスで仕事をする雇用型のテレワークは「モバイルワーク」である。(テレワークとは?)
問題3:テレワークの企業側のメリットとして、介護や育児での離職防止など人材の確保が挙げられる。(テレワークとは?)
では、解答です。
問題1:〇 設問のとおり。「テレワーク」とは情報通信技術(ICT)を利用した、時間と場所に制約されずに柔軟に働けるスタイルのこと。
問題2:× サテライトオフィス(オフィス以外に設置された仕事場)やテレワークセンター、スポットオフィスで仕事をする雇用型のテレワークは「施設利用型勤務」である。「モバイルワーク」は施設に依存せずにどこでも仕事ができる。
問題3:〇 設問のとおり。テレワークの企業側のメリットとして、介護や育児での離職防止など人材の確保が挙げられる。
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