キャリアコンサルタント試験学科【標準、2級1級対応】

キャリアコンサルティングのスキル

 
  2018/12/17
 
この記事を書いている人 - WRITER -
藤原あきこ
国家資格キャリアコンサルタント。秘書検定準1級。企業の人事で人材育成を担当し、人の成長をサポートすることに大きな魅力を感じる。モットーは、MY造語”日々三転進化”(毎日ほんの1mmでもいいので成長していきたい)【好き】旅行、車の運転、花を愛でる、あとネコや犬など動物大好き!

カウンセリングに必要な基本的態度

カウンセリングが成功する一番の鍵はカウンセラーの基本態度であり、それはカウンセラーの理論、知識、スキル(技能)よりも影響は大きい。

カウンセリングの成功にはキャリアカウンセラーの「基本的態度」がより大切だと言える

基本的態度について

(1)受容的態度

クライエントに対し、無条件の肯定的関心を持つこと。

(2)共感的理解

クライエントがもつ内的世界(価値観、考え、感情など)を共感して理解し、それをクライエントに伝えること。

(3)自己一致

クライエントとの関係で、カウンセラー自身が心理的に安定し、ありのままの自分を受け入れていること。(受容していること)

学習ポイント! 
基本的態度は、ロジャースの来談者中心カウンセリングの3つの条件と極めて近いものです。重要なのでしっかりと覚えましょう!

カウンセリングに必要な基本スキル

キャリアカウンセラーに必要な知識、態度、スキル(技能)のなかの、カウンセリングに必要な基本的スキルについて、厚生労働省「キャリア・コンサルティング研究会報告(平成14年4月)」が次の6つの項目を挙げている。

これらの基本は、上述の基本的態度と深く関連している。

基本スキル

クライエントが真の自己理解をするために、カウンセラーの基本的態度、カウンセリング観、どんな理論に立つのかなど基本スキルが重要であることを認識すること。

キャリアシートの作成・指導

キャリアシートの意義の理解と、作成の知識を持ち作成ができる。

カウンセリングスキル

受容、繰り返し、かかわり技法、応答技法、ラポール形成、問題の把握などのスキルを知り、それを使える。

グループ・カウンセリング

グループワークである、グループ・カウンセリング、グループ・エンカウンター、構成的グループ・エンカウンターなどの理論と実際を知り、行うことができる。

相談過程全体のマネジメントスキル

カウンセリングプロセスの、どの段階にクライエントがいるのかを把握し、各段階に応じた適切なカウンセリングを行うことができる。

自己研鑽・スーパーバイズ

自己研鑽のための学習継続能力やスーパーバイジングを受ける能力がある。

ジョブカードの活用(キャリアシートの作成・指導)

「ジョブ・カード」の作成・指導について。

目的

労働者の状況に応じた職業能力開発、人材を必要とする分野への就職支援等のため、「生涯を通じたキャリア・プランニング」と「職業能力の証明」のツールとして生涯を通じて活用する。

様式

①キャリアプランシート(就業経験有・無ごとにシートがある)

②職務経歴シート

③職業能力証明書(免許・資格、学習歴・訓練歴、訓練成果・実務成果に分かれている)

作成のメリット:

〔作成者本人〕

①単に職務の経歴や職業経験のたな卸しだけでなく、能力・技術の把握、学習・経験の評価などを含めて振返ることで自己理解を深める。

②職業能力を証明するものになり応募書類として活用できる。など

〔企業側〕

①履歴書ではわかりにくい応募者の職業能力などが分かる。

②在籍従業員の職業能力の見える化ができる など

記入時のマナーなど:

①誰にでも分かりやすく、項目を立てて簡潔に。

②レイアウトに配慮し必要に応じて図表をいれる。

③職務と関連する地域活動、余暇活動、趣味なども入れる。

③自己PRは適切に行う

④サイズはA4横書き1~2枚程度が基本 ほか。

略歴を添えるの

関連サイト:ジョブ・カード度制ポータルサイト

補足ポイント!

・ジョブ・カード作成に関する問い合わせはメールにて受け付けている。

・成果・実績の記入は具体的な数値を記入し、数値的な指標が無い“工夫や改善など”の成果があれば記載する。

カウンセリングスキル

 概要

キャリア・カウンセリングは特定の理論や手法にとらわれず、さまざまな理論や手法を取り入れ(包括的)、その良いところを選んだ(折衷的)「包括的・折衷的アプローチ」となる。

また、目標設定から始まり、計画的に目標達成まで進んでいくという点で「システマティック・アプローチ」でもある。

具体的には、アイビーの「マイクロカウンセリング」 やカーカフの「ヘルピング」、またこの両者を取り込んだ國分康孝の「コーヒーカップモデル」が有名で、多く使われている手法となる。

包括的・折衷的なカウンセリングについて

<代表的なアイビーのマイクロ技法について>

1)かかわり行動

クライエントを暖かく受入れ「聞く」ではなく「聴く」姿勢。

クライエントとのコミュニケーションの基礎であり、ひいては励ますことにもなる。

〔具体的手法〕

視線の合わせ方、言語追跡、身体言語、声の調子

(2)かかわり技法

言語レベルの傾聴の技法で、クライエントの心の枠組みに沿ったもの。

〔具体的手法〕

開かれた質問、閉ざされた質問、はげまし、いいかえ、要約、感情の反映、意味の反映など基本的傾聴の連鎖。

(3)積極技法

かかわり技法からは少し積極的にアプローチし、クライエントの問題解決を促す技法。

〔具体的手法〕

指示、論理的帰結、解釈、自己開示、助言、情報提供、説明、教示、フィードバック、カウンセラー発言の要約。

(4)技法の統合

言葉のとおり、いろんな技法の組み合わせ。

コミュニケーションをとり、問題解決へと進めていく。

学習ポイント!
キャリア・カウンセリングで実際に使われるポピュラーな手法です。

ご自身がキャリアカウンセラーになってカウンセリングしているイメージをしてみて!

理解ポイント!
基本的な言葉の意味を理解しよう!実際の面談や実技試験でも多く使います。

「傾聴」

熱心に注意深く共感的に聴くこと。心と耳を傾けて聴く感じですね。

「開かれた質問」

考えや意見を自由に話してもらえる質問。

「閉ざされた質問」

はい・いいえで答えられる質問。多用すると詰問的になってしまうので注意。

システマティック・アプローチ

キャリア・カウンセリングで一般的に使われている「システマティック・アプローチ」の流れについて把握しましょう。

カウンセリングの開始

ラポール(信頼関係)を築きクライエントに安心して話してもらえる環境をつくる。

問題の把握

来談の目的、また何が問題なのかをクライエントとカウンセラーで共有し明確にする。

さらに、共有した問題解決に向けてクライエントが行動する意思確認をとる。

目標の設定

クライエントとカウンセラーの共同作業として最終目的を決定する。

目標達成のための行動計画である「方策」を選択し、行動のステップに落とし込む。

尚、目標が明確かつ到達可能な場合にクライエントは最も動機づけされる。

方策の実行

選択した方策、主には意思決定、学習方策、自己管理を実行する。

〔意思決定〕

可能性のあるいくつかの方策について、メリットやデメリットを比較し適切なものを1つ選ぶ。

〔学習方策〕

目標達成のための学習計画や方策実行をサポートする。キャリア達成のための「技能(スキル)」「行動パターン」「意欲」についての学習支援であり、いわゆる「わかる、できる、その気になる」の学習基本の原則に沿うこと。

学習そのものとも言える。

〔自己管理方策〕

クライエントが自分の人生を自分でコントロールし、自分で目標設定をして、目標に向かっていくこと、すなわち最終的には自己管理能力を身につけることが究極の目的。

結果の評価

実行した方策など結果の評価をする。

目標達成したのか、ケースを終了してよいかなど。

またカウンセラーは自分自身か他人によりケースについての評価をする。

カウンセリングとケースの終了

成果やクライエントの変化について相互に確認し、クライエントの了解を得てケースを終了する。

学習ポイント!
システマティック・アプローチの特徴は「クライエントとカウンセラーの「共同作業による目標設定」「計画的な方策の実行」「意思決定の重視」「学習方策」である。
補足ポイント!

目標設定でクライエントが方向づけた最終目標は、固定的なものではなく変更可能。

目標設定しても、意思が弱い、努力を続けるのが難しい人とは必要に応じて「契約書(同意書書)」を取り交わす。

グループアプロ―チスキル

グループ・アプローチはグループを対象として行うキャリア・コンサルティングのひとつで、結果として個人にも影響を与えようとする手法。

内容

共通の目標や似た問題を持つクライエント2人以上でリーダーの助言の元、情報や意見の交換をし合う

特徴

①ひとりより参加がしやすい

②他の人の悩みがきける

③参加者の持つ経験や背景を共有することで自身の問題解決のヒントを得る、自己成長などの相互作用 ほか

効果的なグループ・アプローチのための原則

① グループメンバーは互いに相互作用し合え、双方向のコミュニケーションがある

②目標を共有している

③グループメンバーの行動を規定する基準があり、行動により報酬を受けたり、罰せられることもある

④一連の“役割”を与える など

エンカウンター・グループ

エンカウンター・グループは、集団心理療法の1つである。

(1)構成的エンカウンター・グループ

あらかじめ課題などある程度の内容が構成(用意)されているもの。

〔構成要素〕

①インストラクション

②エクササイズ

③インターベンション

④シェアング

(2)非構成的(ベーシック)エンカウンター・グループ

あらかじめ課題やテーマなどは用意されておらず、自由闊達に意見を述べられる。

ワークショップで使う手法

ワークショップとは体験型・参加型の学びの場。

ディベート

テーマについて賛成派と反対派に分かれて、互いに主張、質問、反論など繰り返し相手を論破する。

ブレーンストーミング

略して「ブレスト」。

1つのテーマについてグループで自由に意見を出しあうことで、新しい発想や解決策を導く。

結論は出さず意見の質より量を求める手法。

ブレーンライティング(BW法)

ブレストの一種で、シートにアイデアを書きリレー式でそのシートにアイデアを追記していくことで、アイデアを増やしていく。

コンセンサスゲーム

チームメンバーとの合意形成(コンセンサス)を行うもの。

チームで話し合いながら1つの結論を導く。

ワールドカフェ

カフェにいるようなリラックスした雰囲気の中、少人数に分かれた参加者が対話を通じて「気づき」「相互理解」をし、「集合知」を創出する組織開発の手法。

補足ポイント!

「コンセンサスゲームの例」

「砂漠で遭難したら?」というお題で、与えられた12個のアイテムの重要度順位をチームでコンセンサスをとる。各自の考えや意見、重要度が違うので1つの結論に達するように繰返し話し合う。

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