【問題29】サヴィカス(重要度:S、難易度:易)
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問題
サビヴィカスのキャリア構築理論に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
1.人は自らの人生を一連のストーリーとして解釈し、自分の中に内的意味や価値を認めそこに安定性を見出す必要があり、職業行動に意味をはさむことでキャリアを作り上げる。
2.キャリア構築理論には「職業的パーソナリティ」、「キャリア適合性(アダプタビリティ)」、「ライフテーマ」の3つの重要概念がある。
3.パーソンズからホランドに至るマッチング理論(特性因子論)、スーパーのキャリア発達理論などを統合・発展・展開した21 世紀のキャリア理論と位置づけられる。
4.失業や転職などのキャリア上の危機の時こそ、「ライフテーマ」の確認が必要であるが、「何のために働きたいと思っているのか」などのテーマについて自問自答することは時間がかかり、また遠回りになるので避けるべきである。
解答
4
1 | 2 | 3 | 4 |
〇 | 〇 | 〇 | × |
解説
スーパーの職業発達理論の拡張版である「キャリア構築理論」は、サヴィカスが30 年間行ってきた実践経験をまとめたものであり、実践を強く意識した理論となっている。
3つの重要概念である「職業的パーソナリティ」、「キャリア適合性(アダプタビリティ)」、「ライフテーマ」は重要ワード。
4は、「何のために働きたいと思っているのか」、「自分が本当に何を大切に思っているのか」などのテーマについて自問自答することは遠回りに見えても、次の就職先はかえって見つかりやすく納得のいく働き方が可能になる。