【問題34】ジェラッドの意思決定(重要度:S、難易度:中)
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問題
ジェラッドの意思決定に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
1.ジェラッドは、意思決定は2つ以上ある選択肢の中から個人が自己決定をし、そのプロセスは「予測➡評価➡決定」の三段階システムで行われているとする。
2.ステップ2の評価システムでは、予測される結果が「自分の価値観に合っているか」「自分の興味・関心に合っているか」などを評価する。
3.肯定的不確実性の概念を提唱し、不確実なキャリアの未来に対して肯定的に認知してありのままに受容することの重要性を唱えた。
4.これまでの意思決定は「左脳型」アプローチ ”テスト、情報分析、理論的アプローチ”によるものが大半であったが、時代の流れが速い昨今では「右脳型」アプローチ”創造、空想、夢、感性、直感にもとづくアプローチ”意思決定が大切である。
解答
4
1 | 2 | 3 | 4 |
〇 | 〇 | 〇 | × |
解説
ジェラッドは、個人がある方向へ向かって行動を明確化し、問題をはっきりさせるためにデータ収集をし、意思決定を行うとした。
意思決定は3つのステップで、第1段階は予測(予期)システム、第2段階は価値(評価)システム、第3段階は基準(決定)システムとなる。
4は、左脳型と右脳型のアプローチ、左右両方の脳を統合して「全脳型アプローチ」による意思決定、キャリア開発を提唱した、が正しい。
(宮城まり子先生著P201~204)