カウンセリングやキャリアコンサルティングを希望される方の中には、常に人目を気にしたり、他者比較をして悩みを抱えておられる方も多くいらっしゃいます。
もし対人支援する側の人が、常に前向きでポジティブに行動できるような人であれば、このような繊細な方の気持ちを理解することに苦労するかもしれません。
私達対人支援する側の人間は、まずは自分の性格や行動特性などについてしっかりと理解をしておく必要性があります。
その上で、相談者の形の正確に合わせて、臨機応変に対応していく能力が求められます。
今日は、先日支援ラボで月一回の研究オンラインセミナーで取り上げた「気にしすぎ症候群(HSP)」について、少しだけ説明をさせてもらいます。
HSPタイプへの対応
まず、相談者の方がもしこの H SP タイプに属するということであれば、ふるまいかたや言葉遣いに注意を払う必要性があります。
ただ私は変に気を使うとうまく距離感を保つことができないので、普段からどんなタイプの人にも裏表なくオープンマインドで接することを心がけていて、いつでも自然体で対応できる努力をしています。
HSPタイプのメリット、強み
HSP タイプの人は、どうしてもマイナスに物事を捉える癖やストレスを溜めてしまいやすい傾向にあります。
悩みや不安についてしっかりと寄り添っていくことは当然大事なのですが、そこだけにフォーカスしてずっと話を聞いてしまうと、いつのまにかずるずると抜け出せなくなってしまいます。
まずは対人支援者側が、H S P タイプのメリットや強みを十分に理解をして、そのことについて自然と気づいてもらえるような関わり合いをすることが大事になってきます。
例えばメリットや強みは以下の通りになります。
- 仕事が細かく丁寧
- 危機管理能力が高い
- 他人への気配り、配慮ができる
- 感受性が高く多角的な視点がある
- 共感力が高い
このようなメリット強みを、抽象的に話すのではなく、より具体的に事例や例え話を入れながら、忍耐強く関わっていきましょう。
最終的には、相談者さんがやっぱり今のような考え方や生き方しんどいなーっていう気持ちを素直に持って、もう少し自分の本音を言ったり、自分の空間で生きていきたいと思ってくれるようになるといいですね。
HSP タイプのデメリットや弱み
私は講座の中で、HSP タイプの最大のデメリットや弱みについて、行動が制約されてしまうことをお伝えしました。
行動が制約されてしまうと挑戦の数が減ってしまいます。
そうすると、必然的に失敗の数も減ります。失敗をしないということは、自分が成長できる機会を逸することにもなるのです。
相談者の方にこのような話をするかどうかは別として、対人支援者としては常に頭に入れておかないといけないことかなと思います。
もっとより具体的な対策や、考え方については、オンライン研究セミナーの方で話をしています。
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