エレナです。
早いもので3回目となりますね。
みなさん、学習は進んでいますか。
食欲の秋ともいいますが、おいしく食べているうちにエレナの体重がどんどん増加。
学習の秋でもあるので、頭の方も実り多くいきたいものです♪
今回は、相談でも実際に役立つ「自己理解」「仕事・職業理解」に関する10問です。
キャリコン学科試験【問題】
自己理解に関する問題
問1:
個人が進路や職業、将来のキャリアを合理的に選択し実践していうためには、まずは職業や仕事、企業内のキャリア・ルートの内容について理解することが大切である。
問2:
対象となる個人を多面的に測定し総合的な理解を目指すためには、複数の心理アセスメントを組み合わせて使用する「テストバッテリー」が望ましい。なるべく多くの心理検査を実施することが、被験者の状況を適切に判断するためには有効である。
問3:
「職業レディネス・テスト(VRT)」は、基礎的志向性と職業志向性を測ることにより、職業に対する準備土を把握するものであり、対象者は中学、高校から高専・専門学校・短大・大学・職業訓練校・職業相談機関等の生徒・学生・受講者である。
問4:
「VPI職業興味検査」は、ホランドによるVPIの日本版である。160個の具体的な職業への興味・関心への回答から、6種の「傾向尺度(心理的傾向)」と5種の「職業興味領域尺度」に対する個人の特性を測定するものである。
仕事・職業理解に関する問題
問5:
総務省の「日本標準産業分類」における産業とは、財又はサービスの生産と供給において類似した経済活動を統合したものであり、実際上は、同種の経済活動を営む事業所の総合体と定義されている。
問6:
「厚生労働省編職業分類」は職業別の統計を表示するために用いられ、総務省の「日本標準職業分類」は、主に公共職業安定機関における職業紹介業務に用いられている。
問7:
「職業ハンドブック」は、300種類の職業について、どんな職業か・この職業に就いている人たち・この職業に就くには・この職業の歩みと展望・問い合わせ先が記載されている。
「職業ハンドブックOHBY」は「職業ハンドブック」を中高生向けに分かりやすく解説した進路指導・ガイダンスのためのツールであり、430の主要な職業について記載されている。
問8:
「職務行動分析」とは、職業情報を作成するために最も基本となる方法であり、観察と面接により、特定の職務について職務の作業内容と職務遂行要件を調査・分析し、その結果を一定の様式に記述することをいう。
問9:
「職業調査」とは、仕事の内容ばかりでなく、入職・離職の状況、労働条件など、広く職業の全体を調べることをいう。
問10:
「労働力調査」とは、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約4万世帯を対象に、総務省が四半期ごとに行う調査で、失業率・就業者数・雇用者数・正規雇用者数と非正規雇用者数などが示される。
キャリコン学科試験【解答】
自己理解に関する問題
問1:
×
職業理解の前に、その職業を選び遂行していく主体である「自分自身」を理解することが第一歩である。
問2:
×
テストバッテリーは、被験者に時間的・心理的・金銭的負担をかけることになるので、必要最小単位のテストで、効率的に測定することが望ましい。
問3:
○
VRTは、職業興味を測定するA検査(職業・仕事の内容を記述した54項目)、基礎的志向性を測定するB検査(日常の生活行動について記述した64項目)、職務遂行の自信度を測定するC検査(A検査と同じ54項目)からなる。
問4:
×
6種の「職業興味領域尺度」と5種の「傾向尺度(心理的傾向)」である。
仕事・職業理解に関する問題
問5:
○
事業所には営利事業と非営利事業がともに含まれているが、家計における主に自家消費のための財又はサービスの生産と供給は含まれない。
問6:
×
「厚生労働省編職業分類」⇔ 総務省の「日本標準職業分類」(記述が逆である。)
「厚生労働省編職業分類」は、職務類似性や公共職業安定機関における求人・求職の取扱件数等に基づき、それぞれの職業に対して社会的にどの程度需要があるかを考慮して職業を区分し体系的に分類したものであり、主に公共職業安定機関における職業紹介業務に用いられている。
一方、総務省の「日本標準職業分類」は、仕事を分類し、人に対してその仕事を通じて適用し、職業別の統計を表示するために用いられる。(問4の「日本産業職業分類」との混合にも注意が必要である。)
問7:
○
問8:
×
「職務行動分析」ではなく、「職務分析」に関するものである。
「職務行動分析」とは、人と職業を結びつける基盤としての職業情報を捉え、これを客観的な数値として分析し、職業移動の面から分析するなど、多面的な尺度を設定して体系的に職務行動を分析する手法である。
問9:
○
「職業調査」に対し、その企業の中での期待される人間像(仕事像・能力像)を把握することに重点をおいた職務の把握の仕方を「職務調査」という。
問10:
×
四半期ごと → 毎月
エレナの編集後記
第3回目の「一問一答クイズ」、いかがでしたでしょうか。
自己理解、仕事・職業理解は、試験に必ず出題される項目というだけでなく、実際のキャリアコンサルティングにおいても、理解を深めておくべき項目ですね。
問題をつくっていて、思いだすのはホランド理論のRIASEC。
アセスメントを受けられた方も多いのではと思います。
エレナはE(Enterprising)が断トツ高い! 納得した自分でした(笑)
皆さんの結果はどうでしたか?
大切なのは、自己を理解し活かせるかということ。
それができれば、どんな人生も楽しく過ごしていけること間違いなしです♪
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