皆さん、こんにちは。多田健次です。
本日から、多田塾に強力なサポートメンバーが加わりました!
私は実技対策をすべて一人でこなしているので、どうしても学科まで手が回らずにいましたが、学科対策を勉強熱心な『エレナさん』に担当してもらえることになりました!
ペース的には確約はできませんが、1週間に1回ほどエレナさんに登場してもらう予定です。
形式は、『1問1答式』の問題で提供していきますね。
では、記念すべき第1回、エレナさんの登場です~(^^)/
キャリコン学科対策問題[キャリアカウンセリング理論]
エレナからご挨拶
はじめまして! 『エレナ』です。
あっ、エレナの正体はいずれ時期がきましたらオープンにする予定です(^^)
かわいい綺麗な名前からは想像もできないほどの・・・(笑)
魅力あふれるキャリコンの世界へようこそ!
私は現在、1日6人~7人の相談者を担当する「キャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)」として活躍しています。
『実技』対策は多田先生に敵う人はいないので、私は『学科の鬼』として情報提供を頑張っていきます!
私の学んできたことをできるだけ分かりやすくお伝えしていきますね。
資格突破に向けて、楽しく学習していきましょう♪
今回は王道中の王道。キャリアカウンセリング理論からの10問です。
キャリコン学科試験 キャリアカウンセリング理論【問題】
問1:
キャリアカウンセリングの代表的な4つのアプローチとは、①精神力動論 ②認知行動論 ③自己成長論 ④特性因子論 である。
問2:
ドナルド・E・スーパーによると、仕事とは自分の能力・興味・価値を表現するものであり、適切な職業選択には自己概念が必要である。自己概念とは自己認知が組織化されたもので、自己概念のうち仕事や職業に関するものを「職業的自己概念」とした。
問3:
ジョン・L・ホランドは人の基本的性格を6つに分類した。そのうち、「情報を明確に秩序立てて整理できる活動を好むタイプ」を現実的(Realistic)とし、記録管理・計算・タイプ・コンピュータ操作するような活動をあげている。
問4:
ジョン・D・クルンボルツは、職業選択やキャリアの意思決定に影響を与えるものは主に4つあるとした。それは、①先天的な資質 ②環境条件や出来事 ③労働市場 ④課題へのアプローチ・スキル である。
問5:
ナンシー・K・シュロズバークは、キャリア・デベロップメントは転機の連続とした。転機のプロセスを理解しうまく対処することに焦点をあて、偶然の出来事をキャリアの機会ととらえる「ハップンスタンス・ラーニング・セオリー」を提唱した。
問6:
L・サニー・ハンセンは、スーパーの「ライフ・キャリア・レインボー」をもとに、キャリアを広い意味で定義した。人生の役割を ①労働 ②人間関係 ③学習 ④余暇 に分類し、その役割の組み合わせが意味ある全体になるとした。
問7:
社会認知的キャリア理論(SCCT)での「三者相互作用」とは、①個人的要因 ②環境的要因 ③行動 が互いに影響を及ぼし合うという考え方である。
問8:
マーク・L・サビカスのキャリア構成理論では、「ナラティブアイデンティティ」をつくるために、マクロナラティブをマイクロラティブに統合する必要があるとした。
問9:
エドガー・H・シャインの理論が特徴的なのは、組織と個人の相互作用という視点で構築されている点である。組織との間に心理的契約を成熟した個人は、次第に職業上の自己イメージを確立し、その自己イメージを「キャリア・サバイバル」と呼んだ。
問10:
ダグラス・T・ホールの「プロティアン・キャリア」は変幻自在なキャリアを表し、組織によってではなく個人によってキャリアは形成され、移り変わる環境に対して自らの欲求に応じて方向転換し、個人の社会的成功を目指すとしている。
キャリコン学科試験 キャリアカウンセリング理論【解答】
問1:
○
問2 :
○
問3 :
×
「現実的(Realistic)」→「慣習的(Conventional)」
慣習的とは「情報を明確に秩序立てて整理できる活動を好むタイプ」とし、記録管理・計算・タイプ・コンピューター操作するような活動をあげている。
問4:
×
「労働市場」→「学習経験」
学習経験は、「道具的学習経験」と「連合的学習経験」で構成されている。
問5:
×
「ハップンスタンス・ラーニング・セオリー」を提唱したのはクルンボルツ、ミッチェル、レヴィンらである。
シュロスバーグは、転機は避けることができないのでマイナスの影響を最小限に抑えることが重要とし、①転機の定義 ②転機の影響度を決める要因 ③転機の乗り切り方 を提案した。
問6 :
×
「人間関係」→「愛(家庭と子育て)」
問7:
○
問8 :
×
「マイクロナラティブ」を「マクロナラティブ」に統合する
マイクロナラティブとは、特定の出来事を客観的に記録した「小さなストーリー」であり、
マクロナラティブとは、過去の経験に現時点での主観的な意味を与えた「大きなストーリー」である。
問9:
×
「キャリア・サバイバル」→「キャリア・アンカー」
「キャリア・サバイバル」とは、個人が自分の日標とするキャリアのビジョンが描けないときに、組織が自分に期待するニーズとそのダイナミックな変化を知り、組織に貢献できる職務を摸索する「職務と役割の戦略的プランニング」のツールである。
問10:
×
社会的成功→心理的成功
エレナの編集後記
第1回目の「一問一答クイズ」、いかがでしたでしょうか。
簡単簡単…その調子でいきましょう!
今回の投稿にあたり、今年8月実施の「キャリアコンサルタント試験」第1回過去問を、エレナ自身も解いてみました。
率直な感想は、国家資格になる前の「CDA認定試験」に比べ、カウンセリングやキャリアカウンセリングの理論、アセスメントなどの実践的な項目に関する問題が減り、労働市場や労働政策に関する問題が大幅に増えたという印象をうけました。
今後は、そのあたりも踏まえ、より試験に近い問題を考えていきたいと思います。
今後とも、エレナのことを温かく見守ってくださいね(^^)/
エレナへのご要望や一問一答式への感想など、コメントお待ちしております!
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