【資格本著者】人気講師が教えるキャリアコンサルタント試験勉強法

キャリコンサルタント試験【実技】対策ヒント集

キャリアコンサルタント試験を最短最速で効率的に勉強して合格したい!

キャリアコンサルタント試験は、「学科試験」「実技論述試験」「実技面接試験」とそれぞれ異なった勉強法が必要になります。

どうすれば確実に一発合格できるのか。

大手資格専門学校講師16年、キャリアコンサルタント試験対策講座7年の多田健次が、それぞれにおいて必要な勉強方法について詳細に解説していきますね。

ちなみに、私は勉強法についての書籍はこれまでに200冊以上は読破しています。自身でも「資格試験の合格技術」「毎日続く勉強法」の2冊の本を出版。

この記事では、国家資格キャリアコンサルタント試験に必要な勉強法についてあますところなくお伝えしていきますね。

【この記事の根拠】キャリアコンサルタント試験勉強法

まずは私が今からキャリアコンサルタント試験の勉強方法についてお伝えしていくにあたり、その根拠を書いておきたいと思います。

単純に私が合格した体験記を伝えても意味がありません。

ネット上にあがっているキャリコン勉強法はそのほとんどが個人の合格体験記です。

もちろん、非常に参考になるものも多いのですが、あくまでもその方にあった勉強法ということになります。

上記でも書きましたが、私は資格業界に25年以上(自身の受験時代も含む)関わっています。

元大手資格専門学校で公認会計士講座の講師を約16年間。ひたすら講座、テキスト作成、問題集作成に関わってきました。

その中で、暗記法、集中力、マークシート試験の攻略法、論文の書き方など、試験勉強法についてありとあらゆる質問に回答。

約7年前からはキャリアコンサルタント試験対策講座を運営してきました。

ということで、かなり俯瞰的な観点で記事を書けているとは思います。

あんまりダラダラと書いても本題とズレますので、このあたりでストップしておきますね。

ひとまず、適当な個人的な体験談だけで書いているのではないということをご理解して頂ければ幸いです。

キャリアコンサルタント試験の特徴

勉強法を語るうえでは外せないので簡単にキャリアコンサルタント試験の概要について説明をしておきますね。

試験実施概要

出典:キャリアコンサルティング協議会

上記のとおり、キャリアコンサルタント試験は2つの試験から構成されています。

  1. 学科試験
  2. 実技試験(論述+面接)

もう少し補足しておきますね。

  • 「学科」と「論述」が同日の午前と午後で実施される。面接試験は、論述試験終了後、1週間~2週間後に実施される。
  • 「学科」と「実技」はそれぞれ単独なので、片方ずつ受験することも可能。順番もどちらから受験してもOK。

2つの試験実施団体

キャリアコンサルタント試験の特徴として忘れてはいけないのが、2つの実施団体(日本キャリア開発協会キャリア・コンサルティング協議会)で実施されており、受験生がどちらの試験実施機関で受験するかを選ぶシステムになっています。

  • 学科問題は同じであること
  • 実技(論述、面接)試験は、問題や評価ポイントが若干異なる

実技試験においては、若干内容が異なるため、どちらの団体で受験すればいいのか悩まれるかと思います。

結論から言うと、表面上だけ見るとかなり違うように見えますが、本質的な部分では同じです。神経質になるほどのものではありません。

このあたりについては別記事で書いておりますので、気になる方は確認してくださいね。

合格率推移

学科試験合格率推移

実技試験合格率推移

2つの実施団体合格率比較

合格率比較 JCDA
(日本キャリア開発協会)
CC協議会
(キャリアコンサルティング協議会)
≪第13回≫
学科 70.4%(1296人) 71.7%(1509人)
実技(論述、面接) 65.4%(1191人) 58.0%(1298人)
≪第12回≫
学科 75.5%(1406人) 75.5%(1421人)
実技(論述、面接) 68.7%(1108人) 62.4%(1034人)
≪第11回≫
学科 62.7%(1203人) 62.5%(1185人)
実技(論述、面接) 74.1%(1213人) 75.3%(1235人)
≪第10回≫
学科 62.9%(1161人) 65.4%(1464人)
実技(論述、面接) 65.7%(865人) 73.3%(1320人)
≪第9回≫
学科 32.1%(439人) 28.8%(392人)
実技(論述、面接) 67.9%(745人) 67.8%(879人)
≪第8回≫
学科 59.9%(831人) 66.5%(992人)
実技(論述、面接) 71.9%(779人) 67.5%(909人)
≪第7回≫
学科 54.8%(886人) 53.6%(575人)
実技(論述、面接) 74.6%(1024人) 70%(636人)
≪第6回≫
学科 61.5%(1105人) 64.2%(917人)
実技(論述、面接) 66.4%(955人) 76%(890人)
≪第5回≫
学科 51.4%(867人) 48.5%(513人)
実技(論述、面接) 65.7%(842人) 72.1%(557人)
≪第4回≫
学科 19.7%(235人) 23.5%(217人)
実技(論述、面接) 63.7%(827人) 75.4%(782人)
≪第3回≫
学科 63.3.%(925人) 66.1%(496人)
実技(論述、面接) 61.9%(1022人) 65.7%(564人)
≪第2回≫
学科 74.8%(934人) 77.2%(511人)
実技(論述、面接) 59.4%(932人) 74.3%(597人)
≪第1回≫
学科 74.2%(763人) 81%(945人)
実技(論述、面接) 51.5%(709人) 71.6%(716人)

出典:日本キャリア開発協会キャリア・コンサルティング協議会

7回目以降は、両団体において合格率の有利、不利はなくなった感じがします。

合格率から考えられる「勉強法」

結論からいうと、学科試験、実技試験とも合格率は高いので、とにかく「基本を徹底重視」する勉強法が大切といえます。

どんな試験でもそうなのですが、とくに合格率が高い資格の場合は、みんなができることを確実にできるようにすることです。

自分だけが出来ることを増やす必要はありません。

ただし、学科試験については数回に1回は「難易度が高い回」がまわってきますので、過去問でそのレベル感を把握して、難易度があがったとしても合格できるように準備をしておきましょう。

あと、実技試験も合格率は高いですが、特に面接ロープレはどうしても「聴き方」が試験にマッチしていない人は苦労することになるので、しっかりコツを掴んでいけるように頑張っていきましょう。

キャリアコンサルタント試験【学科試験】についての勉強法

では、キャリアコンサルタント学科試験の勉強法についてお答えしていきますね。

キャリコン学科試験の特徴

4肢択一式、50問。

典型的な「広く浅く」が必要となる試験スタイルになります。

まず試験範囲は「広い」ということをアタマに入れておきましょう。さらに、深い理解をしていなくても、基本的な暗記と一般常識があれば正解を導きだせる問題が多いです。

この特徴を無視して勉強すると、かなり遠回りになってしまいますので。

手元には基本テキストを1冊用意する

このあとすぐに述べますが、基本は「過去問」を徹底的にとくスタンスになります。

ただ、そうはいっても全体を把握できる「テキスト」が手元にないと不安になるかと思います。

テキストの候補を紹介しておきますね。

  1. 養成学校テキスト
  2. キャリア・コンサルティング理論と実際
  3. (株)TADAJUKUの超重要オリジナルテキスト

1)養成学校テキスト

養成学校に通っている方は、かなりぶ厚いテキストがあると思います。

やや、ぶ厚すぎて試験対策として不向きな感は否めないですが、ひとまずそのテキストを手元に置いて「過去問」を解いていきましょう!

マジメな人ほど、養成学校で配布されるテキストを隅々まで勉強する傾向がありますが、時間があまりまくっている人以外は、わからない時に調べる辞書程度として活用しましょう。

2)キャリア・コンサルティング理論と実際

実務受験者のひとは、木村周先生の『キャリア・コンサルティング理論と実際』を購入しましょう。

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あと、こちらの記事でも書きましたが、どちらにしても今後キャリコンとして活動していくときには必須になりますので、早めに買ってしまうのもアリですね。

3)(株)TADAJUKUの超重要オリジナルテキスト

膨大な試験範囲について、ここだけは確認しておかなければいけない箇所をコンパクトにわかりやすくテキスト(約100ページほど)にまとめました。冊子として自宅に郵送でお届け致します!

  1. 試験頻出理論家/各種重要理論
  2. 心理アセスメント・仕事理解・個人の特性
  3. 人事管理・労働関係法令・社会保障制度・メンタルヘルス・キャリア教育
  4. 倫理と行動
  5. キャリアコンサルティングのスキル
  6. 統計資料
  7. キャリコン関連法規

>>(株)TADAJUKUの有料会員説明はこちら!

学科試験の効果的かつ効率的な勉強法手順

  1. 過去問を解きまくる!
  2. たまにテキストで集中的におさえる
  3. ネット上で公開されている統計資料などをおさえる

1)過去問を解きまくる!

過去問は最低でも5、6回ぶんはやることです。

もし、私が受験生なら最新10回ぶんは解きますね。というか、間違いなくこれしかやりません。

1回ぶんで50問✕4肢=200肢。これを10回ぶんなので、合計2000肢。

これが、学科勉強法の最強最速であることは間違いありません。

ただ、問題点もあるんですね。

公式サイトでは、過去3回ぶんがダウンロードしかできません。

過去問入手方法については、TADAJKU学科担当藤原あきこの下記アドバイスを参考にしてください。

1.養成講座の仲間に聞いてみる。

仲間が持っていなくても仲間の知り合いが持っていることもあるかもしれません

2.会社などで先輩や同僚にキャリコンホルダーがいればその人に聞いてみる

ここで手に入らなければホルダーさんの知り合いにも聞いてもらえないか・・・とお願いするのもアリですね。

3.人事部門に問い合わせてみる。

人事にはホルダーがいるかもしれません。会社のなかではキャリコンに一番近い部門ですから。また社内に居るホルダーを知っているかもしれませんね。

4.受験のための講座や講習会で知り合った人に聞いてみる。

1日きりの知り合いかもしれませんが、思い切って聞いてみてもいいでしょう。

それでも入手出来ない場合は、学科担当藤原あきこにお問い合わせくださいね。

また、(株)TADAJUKU有料会員では、国家資格キャリアコンサルタント学科試験すべての過去問詳細解説を提供しておりますので、ご検討くださいね。

2)たまにテキストで集中的におさえる

過去問だけで十分なのですが、どうしても全体像把握や、少し弱点補強したい場合には「テキスト」で集中的におさえましょう。

あくまでも、過去問優先で必要なときにだけ「テキスト」は利用するようにしてくださいね。

3)ネット上で公開されている統計資料などをおさえる

実はキャリアコンサルタント学科試験で厄介なのが、統計調査、関連法規などネット上で公開される最新データを押さえる必要があるということです。

こちらは、木村周先生の「キャリア・コンサルティング理論と実際」や養成学校のテキストではカバーしづらいんですね。

では、どうすればいいのかということですが、自身で厚生労働省の資料をチェックするか、(株)TADAJUKUでまとめたものを利用するかどうかになりますね。

TADAJUKUでは、過去問詳細解説のなかで、必要な資料はすべて下記のようにリンクで紹介していますのでご安心ください。

キャリアコンサルタント倫理綱領(資料CHECK優先度:高/ボリューム少)

平成29年版男女共同参画白書

シルバー人材センター事業の概要2018(資料CHECK優先度:低/ボリューム少)

平成29年度 能力開発基本調査(資料CHECK優先度:高/ボリューム多)

職業能力開発促進法

ジョブ・カード制度総合サイト

キャリアコンサルタント試験【論述試験】についての勉強法

では、次にキャリアコンサルタント実技【論述】試験勉強法についての基本の基本をお伝えしていきます。

初受験の方は、どう勉強すればいいかわかりませんよね。

そこで、まずは【論述】の勉強法について、どんなことを注意すればいいのか、基本というか前提について解説していきます。

論述試験の勉強法/心構え編

あたりまえの話ですが、【論述】試験なので、しっかりとわかりやすい文章で解答できなければいけません。

大事なことは「わかりやすく書く」こと。

採点者側の立場になるとわかりますが、数百枚~数千枚の採点をするのはとても忍耐が要求されます。

サッと読みやすい文章でないと、点数を与えづらいのです。

読みやすい字で書く

「わかりやすい」というのは、文章力のことだけを言ってるのではありません。

クセ字の人は損をします。

一度、会社のひと、仲間、友人に自分の字が「読みやすい」のかをチェックしてもらいましょう。

クセ字の人は、読みやすい字のひとを見つけて真似させてもらってくださいね。

ペン字を習うまでは必要ありませんが、最低限の「読みやすさ」は必要なので!

恥ずかしがらずに、周りの人に「読みやすい字」かどうかを聞いてみてください。読みにくい字ならこの機会に「読みやすい字」に修正しましょう。

必要な解答量(文字量)はどれくらい?

必要な解答量は決まっています。

キャリ協会は全部で15行 / JCDAは全部で20行

※ 第12回受験実施時

個人的には、行数は少ないと思います。

出題者側からすれば、「この解答行でまとめてくださいね」というメッセージなので、行数をフルに活用して解答作成するようにしましょう。

たまに、もの凄く淡白な解答をされる人がいるのですが、もったいないです。

基本的には、漏れをなくして、説得力ある文章を書こうと思うと文字量は増えるはず。できるだけ、たくさん書けるように!

1行あたりの文字量は、最低でも40文字以上!私は50文字以上をオススメしています。小さい字でも読みやすくするためにはどうすれば良いのかを考えましょう!

論述試験の効果的かつ効率的な勉強法手順

  1. 過去3回ぶんの模範解答をゲットする
  2. 高得点者の再現答案を模写する
  3. 高得点者の答案を分析する
  4. 5分時間短縮して自分で書いてみる
  5. 高得点者の再現答案と比べてみる
  6. 自分なりの型と時間術を叩き込む

手順1)過去3回ぶんの模範解答をゲットする

まずは、自身が受験する団体のHPから「過去3回ぶん」の論述問題をゲットしましょう。

HP上で提供されているのは、直近実施された過去3回ぶんだけです。

何回ぶんくらい練習すればいいのかについては、個人的には6回ぶん以上が望ましいかなと。論述は時間制限内で「書ききる」ことが最重要なので、いろいろな問題で慣れておくことが重要と考えています。

手順2)高得点者の再現答案を模写する

ここが重要なのですが、どういった答案が高得点になりやすいのかを知ること。

ただ、受験実施団体のHPには、解答は掲載されていません。

なので、ツテ、ネット検索などを通じて入手する必要があります。ネット検索をすると、信頼性はともかくとして参考答案みたいなものは見つけられると思います。

あとは、私のサイトでも無料である程度は論述攻略法を掲載しておりますので、参考にしてもらえれば。

あと、有料会員になりますが、論述過去問すべてにおいて、優秀答案分析(再現答案)、多田の解説を提供しております(単なる合格対策だけでなく対人支援プロ養成講座)。

多田塾有料会員の詳細はこちら >>

まず模写から!

自分で書いてみたい気持ちはわかりますが、まずは真似る!模写する!

なんとなくこう書けばいいんだ、というのを掴んでしまったほうが効率的ですね。

模写は20分くらいで書き写せると思いますので、1時間で3名ぶんくらい模写してくださいね!

手順3)高得点者の答案を分析する

模写が終わったら、少し時間を取って優秀答案を分析しましょう。

高得点の答案には、やはり同じような特徴があります。

  • どんなキーワードを使っているのか。
  • どんな視点で解答作成しているのか。
  • 使えそうな、上手な「言い回し方」はないか。

多田塾では、実施回数1回ぶんにつき数名の優秀答案を紹介しております。

それを最低過去問3回ぶん、できれば過去問6回ぶんの優秀答案分析をすれば、かなり自信がつくはずです!

特に使えそうなフレーズは、ストックしてそのまま自身の解答に反映できるようにしておきましょう。

手順4)5分時間短縮して自分で書いてみる

さて、ここまで出来たらいよいよ自分で書いてみます!

大事なことは、必ず制限時間内でまとめきること。

すでに知っている問題を使うことになるので、制限時間を5分短縮することをオススメします。

本番のつもりで、ある程度の緊張状態を保って書かないと意味がないので、自分に甘えることなく書き上げてくださいね。

多田塾有料会員の方は、すべての過去問&優秀答案が揃っていますので、初見問題でやってみるのもいいですね!

手順5)高得点者の再現答案と比べてみる

本来なら、書き上がった答案を採点してもらえればいいのですが、多田塾でもそれはやっておりません。

理由は、優秀答案と私の解説と比較してもらえれば、自己確認で十分できると思うので。

とにかく、自身が書き上げた答案と、優秀答案と比較してみましょう。

模写もやったし、使えるフレーズもアタマにいれたはずなのに、上手く書けなかったりするんですよね。

その原因がどこにあるのか。

しっかりと振り返る時間をとってください!

自身で赤ペン添削するとわかりやすいです。自己添削されたモノは捨てずに保管しておき、前日とかに再度チェックするように!

手順6)自分なりの型と時間術を叩き込む

手順5)で自分なりの弱点もわかったと思います。

弱点を克服するためには、自分なりの型を見つけることです。

  • 逐語を何分読むのか。マークのつけ方は。
  • どの問からとくのか。
  • 時間配分はどうするのか。
  • 箇条書きを使うのか。
  • 締めくくり方はどうするのか。
  • どのタイミングで必要キーワードを盛り込むのか。など

とくに、時間配分については徹底的にイメトレするようにしましょう!

本番、緊張すると普段より時間がかかってしまいますので。

普段の練習では、必ず時間的に余裕をもたせられるようにしてくださいね!

キャリアコンサルタント試験【面接試験】についての勉強法

では、最後に面接試験の勉強法(練習法)について説明していきますね。

この面接試験は、会計士、社労士、宅建、簿記、FPなどの他資格と違って独特の勉強。

というのも、覚える、書くといった試験ではなくて、実際に相談者との応対を評価される試験なので、いわゆる受験勉強とはまったく違います。

私はこれまでに2000人以上の受験生、ロープレのフィードバックについては6000回以上おこなってきた中で、合格するために何を習得するべきか熟知することができました。

それを踏まえて、ポイントをお伝えしていきますね。

面接試験の効果的かつ効率的な勉強法(練習法)ポイント

  1. 傾聴とはどういうものかを具体的に知ること
  2. 普段の自身の聴き方に意識を向けてみること
  3. どういった関わりポイントがあるのか理解すること
  4. どういった質問スキルがあるのかを知ること

1)傾聴とはどういうものかを具体的に知ること

いきなりですが、「傾聴」とはどういうことか言葉で説明できますか。

『相談者の気持ちに寄り添いながらしっかりと丁寧に話を聴くこと』

もちろんあっているのですが、もっと具体的に説明できて欲しいのです。

  • 非言語(あいづち、うなづき、ジェスチャー、アイコンタクト、マの取り方、話すスピード、姿勢ななど)
  • 言語的追跡、伝え返し、言い換え、感情反映、かかわり合いの質問など

さらに、上記項目について注意ポイントが何個もあります。

これらの注意ポイントをマスターしながら、相手との信頼関係を構築していく手法が『傾聴』技法ということです。

2)普段の自身の聴き方に意識を向けてみること

普段は何も考えずにコミュニケーションをとっています。

多くの方は、誰かに教わったわけでもなく独自の方法で人とか変わっています。

  • 相手に興味をもって集中できているか
  • しっかりと伝え返しをしているか
  • 話を最後まで聴いているか
  • アドバイス、問題解決になっていないか

まずは、自身の聴き方に注意をしてみることをオススメします。

自分のスタイルがわかれば、テクニックを学んだときに取り入れやすくなりますので。

3)どういった関わりポイントがあるのか理解すること

会話をスムーズに進めていくためには、気持ちよく相手に話をしてもらう必要があります。

  • 過去の話を上手に聞き出す
  • 今どんなことに興味があるのかを聞き出す
  • 今どんなことに困っているのかを聞き出す
  • 今頑張っていることを聞き出す
  • これからどうなっていきたいかを聞き出す
  • この人に影響を与える人物はどんな人なのか聞き出す など

関わっていくポイントをたくさん知っていればいるほど、相手のことを立体的に理解できるようになります!

4)どういった質問スキルがあるのかを知ること

普段の会話でも相手に質問はしていますが、ほとんどの人はこれまで「質問スキル」を意識することはなかったと思います。

実は、質問には多くのテクニックがあります。

このテクニックは、生きてきたなかで自然と身についている人もいますし、ちょっと試験には不向きな方法で質問をやっている方もいます。

面接試験を受けるにあたっては、場当たり的な質問をするのではなくて、しっかりと理論的根拠、テクニックを駆使しながら質問できるようにすることが重要です。

面接試験のコツやポイントの詳細については、下記記事にすべてまとめておりますので、必ずご確認くださいね!

以上、【資格本出版著者】人気講師が教えるキャリアコンサルタント試験勉強法について解説しました。ぜひ、参考にしてくださいね!

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