【キャリアコンサルタント面接対策】感情反映を上手くやる3つのコツ

キャリコンサルタント試験【実技】対策ヒント集

相談業務をやっていくうえでは、当たり前のように実践できなければいけない基本スキル「感情反映」。

もちろん、キャリアコンサルタント実技面接試験においても要求されます。

クライエントさんは、何かしら悩みを抱えています。何かしら自分にとって望ましくない状況が起こっています。

もしくは、何となく気分がすぐれないのかもしれません。

どちらにしても、自身の感情、気持ちをうまくコントロールできずに苦しんでいるわけです。

このとき、キャリアコンサルタントは何をしなければいけないのでしょうか。

感情反映するためのコツについて解説していきます!

【キャリアコンサルタント面接対策】感情反映のコツ

対人支援業をされるかたは、人の感情に敏感になるべきです。かつ、自身の感情についてもある程度コントロールできることが望ましいです。

もし、キャリアコンサルタントが「感情」に対して鈍感だと、クライエントさんの気持ちがわからないんですよね。

クライエントさんが「腑に落ちない」と言ったときに、「腑に落ちない」ってどんな気持ちなのかを想像できないと、対応にズレが発生しちゃいます。

感情ワードについて、同じようなニュアンスの言葉もおさえて、クライエントさんがどんな気持ちになっているのか把握できるようにしましょう。

感情ワードのバリエーション 一例

◆悔しい

歯がゆい 、無念 、 心残り 、 不本意な(結果) 、 心外、 口惜しい 、やり切れない(思い) 、(ひどく)憤慨する 、(はらわたが)煮えくりかえる 、屈辱を感じる 、屈辱的(扱い)、(悔しさに)身をふるわせる

◆納得がいかない

割り切れない 、 晴れない 、 腑におちない

◆つらい

せつない 、 悲しい 、悲痛な(思い)、寂しい(胸の内)、 悲傷 、 苦痛 、わびしい(思い) 、孤独な、やるせない、身を切る思い、身を切られるような、胸が張り裂けるような、胸がしめつけられる、断腸の思い 、(胸が)うずく、心の痛み、痛恨の~ 、いたたまれない、我慢できない 、やりきれない 、いやな 、胸苦しさ(を感じる) ・

◆不安

心ぼそい 、当惑する、おびえる 、おそろしい 、自信がない 、心がざわめく、心乱れる 、 (内心)穏やかでない 、身の細る思い 、(気持ちが)安定しない 、(~を)気にやむ、懸念 、危惧、憂慮すべき(事態)、イヤな予感 、(~のことが)気がかり

いかがでしょうか。

まだまだ、感情ワードはヤマほどあるので、類語辞書など使いながら、「感情」について理解できるように努力してくださいね。

ロープレ試験に合格するための感情反映のコツ

では、試験に合格するために感情反映をソツなくこなすコツを確認していきましょう。

  1. 感情ワードはそのまましっかりと拾う(繰り返すこと)
  2. 途中、途中で感情ワードを伝える
  3. 場合によっては感情のフォローアップをすること

1)感情ワードはそのまましっかりと拾う(繰り返すこと)

クライエントさんによっては、かなり初期段階から自分の気持ちを積極的に話してくれます。

キャリアコンサルタントとしては、とてもやりやすい。

「納得いきません」「しんどいです」とか、今の気持ちをストレートに伝えてくれるので、しっかりと受け止めて、寄り添ってあげるだけ。

ひとまず、寄り添うといっても「同感」ではなくて「共感」で進めるので、感情ワードをそのまま繰り返しておけばOKです!

  • 納得がいかないということですね
  • 気持ち的にしんどい状況ということですね。

難しく考えない。「鏡」になってあげましょう。

クライエントは、自分がどんな気持ちになっているのかを、自身で言葉で発すること、キャリコンからの繰り返しの言葉を聞くことで、受け止めていくことができるのです。

感情ワードは、おおむね文章の最後に出てくることが多いです。感情ワードを拾い忘れると、試験の評価的にはかなり痛いです。最大集中して拾い忘れのないようにしてくださいね。

2)途中、途中で感情ワードを伝える

クライエントさんによっては、出だしで感情を伝えたあと、それっきり感情ワードを発しないケースがあります。

もちろん、感情ばかりに焦点を絞る必要はありません。

ただ、インテーク面談ということを考えても、ある程度気持ちに寄り添いながら進めたほうが無難であることは間違いありません。

というのも、認知の変化、内面の変化、行動変容を起こしていくにしても、「感情、気持ち」は大きな影響を及ぼすので。

  • 「怒り」⇒攻撃的になる
  • 「不安」⇒消極的になる
  • 「後悔」⇒落ち込む、うつうつする
試験的にいえば、出だしで感情ワードを拾った以降まったく出てこない場合は、途中10分くらいで感情ワードを散りばめていくことがオススメです。

3)場合によっては感情のフォローアップをすること

CL:先日、上司から「この前の企画案、あんなレベルだと他社に勝てるわけがないだろう」とすごく怒られてしまいました。

CC:怒られてしまったのですね。そのとき、どんなお気持ちになられましたか?

CL:私としてはライバル社の動きも何十時間もネットで調べて、これ以上ない出来で提出したんです。しかも、提出期限より3日も前倒しして、休みもほぼ潰して仕上げたものです。これまで、同僚と比べても仕事の評価は高いし、決して仕事の能力が低いわけではありません。

キャリアコンサルタントとしては、上司に怒られたときにどんな気持ちになったのかを聞きたかったのですが、クライエントさんは、事象と考えを述べたにすぎず、感情ワードが出てきませんでした。

こういうときは、キャリアコンサルタントから「感情のフォローアップ」をしてあげましょう!

CC:そうですか。かなり努力のされたし、仕事の評価も高いのに、今回の上司の言葉には納得できないといった感じでしょうか。

これによって、クライエントさんが、「そうです。納得できないと同時に、すごく悲しい気持ちになりました」といった感じで、感情を吐き出してくれることが多くなります。

感情表現が苦手なクライエントさんの場合には、フォローアップをしてあげてくださいね。

いきなり「感情」を当てにいくのではなくて、まずは丁寧に気持ちを聞いてみる。それでも、感情を語ってくれない場合に、フォローアップをしてあげましょう!

 

以上、【キャリアコンサルタント面接対策】感情反映の3つのコツについて解説してきました。ぜひ、参考にしてくださいね!

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