キャリアコンサルタント実技面接ロープレが上手く出来ない人の悩みの1つとして、ロープレの出だし相談者の内容がまったく頭に入ってこない。こういう場合はどうすればいいのでしょうかという質問をもらいます。
確かに最初から沢山のことを早口で話されると、ついていけないケースもありますが、基本的には大枠は理解できるはず。
あまりにも緊張してアタマが真っ白になってしまう人は、リラックスして最低限さえ押さえればいいという気持ちで臨みましょう。
キャリアコンサルタント実技面接ロープレで出だし頭が真っ白になる場合の対処
アタマが真っ白になってしまう原因の多くは、過度の緊張だと思います。
▼緊張緩和方法については、こちらの記事でご確認くださいね!
普段友達同士の会話や仕事関係で場合は、そういったことにはならないのであれば、聞き取り能力に問題があるわけではありませんよね。
実技面接ロープレのときだけそうなるというのなら、対処法は簡単。
普段どおりの聴き方に戻せばよいということになります。
「そうなんですが・・・それが出来ないから困っているんですよ」と。
では、もう少し対処法&コツについて考えてみます。
対処法&コツ
- 全部覚えようとしない
- 細かく小さい声でキーワードを拾いながら聴く
- 細かい箇所は捨てる
- ポイントだけを掴む気持ちで聴く
1)全部覚えようとしない
私はロープレ指導をするときに「出だしは出来るだけしっかり覚えて伝え返しをしましょう」ということを伝えています。
理由は「私はあなたの話をしっかりと聴いていますよ」という証明をできるから。
すべての内容を伝え返すことができれば、それは正確に聞き取ることができている証拠ですよね。
「くどい」と思われるのは嫌と思うかもしれませんが、言語的追跡は基本中の基本。
ちょっと話はズレましたが、なので覚えられるのであれば覚えたいところですが、それが出来ない場合の対処ということなので。
もちろん、全部を覚えなければ落ちるとか一切ありません。
気負いすぎず全部覚えようとか思わずに話を聴いてあげましょう。
余裕を持つことが出来れば、意外と覚えられたりするので。
2)細かく小さい声でキーワードを拾いながら聴く
声が大きい人は不向きですが、相談者さんが話をしているときに、キーワードや大事なセンテンスをこまめに伝え返していく方法もあります。
普通は、「あー」「はい」「うん」などのあいづちを打つくらいですが、覚えられないのであればすぐにちょこっとだけ返していけば忘れる範囲を少なく出来ます。
3)細かい箇所は捨てる
相談内容によっては、かなり細かいディティールで話される方がいます。または、専門用語を多用したり、状況が複雑でそれを説明してくれているけど、まったく理解できない場合など。
こういう場合は、細かい箇所は全部捨てましょう!
最初から細かいことを気にしすぎると流れが悪くなってしまいます。
4)ポイントだけを掴む気持ちで聴く
先ほどと似ているのですが、話の内容を覚えようとするのではなくて、ポイントさえ外さなければ大丈夫という気持ちで聴いてみましょう。
「つまり、こういう話だな」という感じで、理解を中心にします。
今聞いている話を、このあと中学生や高校生くらいの子に教えてあげなければいけないと思うと、自分の中でわかりやすい内容に変換しようと頑張るはずです。
そうすれば、ポイントは外さなくなりますので。
普段から聴く感覚を大事にする
緊張でアタマが真っ白になってしまって話が入ってこないという人は、普段自分がどんな感じで人の話を聴いているのかを俯瞰的に観察しましょう。
普段は大丈夫なはず。
そのとき、身体の感覚はどんな感じなのか。リラックスして話を聴けている感覚と、緊張状態で話を聴いている感覚では、どこが違うのか。
この違いがある程度わかれば、緊張状態から普段の自分に戻しやすくなります。
ぜひ、普段の聴き方(すべての感覚に注意をむける)をチェックしてみてくださいね!
いかがだったでしょうか。
キャリアコンサルタント実技面接ロープレで出だし頭が真っ白になってしまうことを少しでも防ぐことができるようになることを祈っています!
【完全無料】傾聴の部屋 傾聴の基本をテキストと動画で完全解説
【有料会員】Shien.Lab 試験対策から資格活用法までワンストップ提供
コメント