弁護士は、日本弁護士連合会会則第29条第2項で「弁護士はその職務を行う場合には本会の制定した記章を帯用しなければならない。」と定めています。いわゆるバッジ制度。身分証の役割を果たしていますね。
これ、キャリアコンサルタントも取り入れることはできないのでしょうか。個人的には、実現可能性はゼロではないかな。
バッジをつけて相談を受けることで、守秘義務ものとで安心して話してもらえる効果があるかなと。
キャリコンサルタントのバッジ制度について検討してみようと思います。
【弁護士記章】キャリアコンサルタントバッジ制度の実現可能性や効果は?
こんなツイートをしました!
反応は上々でした。
キャリアコンサルタントって、まだまだ認知度はない。悲しいことに社会的信用もそんなにありません。というか知られていないので。
そこで、キャリア相談を受けるときには「バッジ」をつける。
弁護士記章(バッジ)かっこいいですよね。
実現可能性は?
キャリアコンサルティング協議会が取りまとめていけば、十分実現可能性はあるような気がします。
バッジなのでそんなに費用はかからないでしょうし、キャリアコンサルタント登録者に負担してもらえばいいので。
あとは管理面と悪用されないか。
このあたりがクリアーできればですね。
ちなみに、弁護士の場合は紛失について下記のようにかなり厳しいです。
身分証であるため、その取り扱いは厳重になされている。日本弁護士連合会は、弁護士から弁護士記章の紛失届を受けた場合には、直ちに弁護士名簿にその旨を記載し、かつ、官報にその旨を公告するものとされている。また、日本弁護士連合会は弁護士記章を紛失により再交付したときは速やかに、最高裁判所及び検事総長に対し、紛失届のなされた弁護士記章の番号及び弁護士の氏名を通知することとなっている。
バッジの効果は?
- 社会的に知ってもらえる
- 相談者に安心感を与えることができる
- キャリアコンサルタントの自覚、責任感が強くなる
1)社会的に知ってもらえる
キャリアコンサルタントはまだまだ社会的認知度が低いです。
バッジ制度を導入することで、まずメディアに取り上げられるでしょう。これだけでもかなりの効果です。
さらに、名刺と違ってバッジは付けているだけで、みんなに見てもらえるのでこの効果は絶大です!
2)相談者に安心感を与えることができる
特に、ハローワーク、大学キャリアセンター、就職支援会社などで取り入れる意味はあるかなと。
すぐに理解してもらうのは無理だけど、バッジをつけていれば「あっ、この人はキャリアコンサルタントなので守秘義務があって、話した内容は外部に漏れないんだ」って安心してもらえるようになると思います。
3)キャリアコンサルタントの自覚、責任感が強くなる
キャリアコンサルタントもバッジをつけることで、ちゃんとやらなければいけないという自覚が生まれます。
1人ひとり自然と責任感も持てるようになり、結果的にキャリアコンサルティングの質があがることが期待できます。
その他効果
バッジがかっこいいと思ってもらえると、それに憧れてキャリアコンサルタントを目指す人も増えるかもしれません。
弁護士以外の士業バッジ
調べると弁護士以外の「士業」もバッジ制度を取りいれています。
詳細は「士業 バッジ」と打ち込むといろいろ出てきますね。
こんな感じです(yahoo画像検索より)
キャリアコンサルタントは士業ではありませんが、法律的にバッジを作ってはいけないという規定はおそらくないかと思います。
キャリアコンサルタントの社会的信用が鍵
見てきたように、キャリアコンサルタントもバッジ制度を取り入れるメリットは大きいと感じます。
ただ、弁護士ほどの社会的影響が大きい仕事ではないのも事実。
他の士業と比べても、やや仕事内容が弱いというか・・・。
キャリアの相談は、キャリアコンサルタント資格保持者に相談をしたい!と思ってもらえない限りはバッジを作っても効果は半減するので、いかに社会的信用を得られるかが鍵になりそうです。
以上、キャリアコンサルタントバッジ制度実現可能性、効果について考えてみました!
まずはキャリアコンサルティング協議会に動いてもらうしかないので、賛成してもらえる方はシェアをお願いします!
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コメント
キャリアコンサルタントバッジ制度の実現可能性の記事読みました。記載されているように
相談者に安心感を与えることができますし、本人の自覚も向上すると思います。
実現するといいですね!!
実現するまでに、多田先生グループでのキャリアコンサルタントアソシエイトバッジを作られては・・・・・・!!
遠藤さん、ありがとうございます!
仲間でバッジ作ってみるのもいいですよね。
国家資格なので、おそらく許可が必要になってきそうで、、、
とにかくブログやツイッターなどで地道に伝えていきますね!