こんにちは、エレナです。
いよいよ、国家資格第2回「キャリアコンサルタント試験」の合格発表ですね。JCDA側とキャリアコンサルティング協議会側の合格者数や合格率が気になるところですね。
皆さまの合格をお祈りしています。
継続は力なり。
今年最後のエレナからの10問、スタートです♪
キャリコン学科試験 総合問題3 [問題]
問1:
平成27年度「能力開発基本調査」の結果によると、教育訓練に支出した費用のうち、企業が「自己啓発支援」に支出した費用の労働者一人当たりの平均額は0.6万円である。
問2:
ホランドの提唱したパーソナリティタイプは6タイプとは、現実的(R)・研究的(I)・芸術的(A)・社会的(S)・企業的(E)・慣習的(C)であり、環境も同様の6タイプに分類されるとしている。
問3:
キャリアの発達論的アプローチを最初に提唱したギンズバーグらの研究は、「職業選択は親の養育態度に関連する発達プロセスである」とする検証研究である。
問4
シュロスバーグの転機の理論によれば、同じ転機であっても人生の過渡期に遭遇した転機は、個人によって、より難度が高く感じられるとした。
問5:
「職業能力評価基準」とは、仕事をこなすために必要な「知識」と「技術・技能」に加えて、「成果につながる職務行動例(職務遂行能力)」を、業種別、職種・職務別に整理したものである。
問6:
「求職者支援制度」とは、雇用保険を受給できない求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて早期の就職を目指すための制度である。
問7:
人事考課の評価誤差(エラー)における「寛大化傾向」とは、考課者が被考課者のある特性に好印象を抱くと、他の特性についても高い考課をする傾向のことである。
問8:
キャリアコンサルティングにおける「システマティック・アプローチ」のステップとは、「自己理解→仕事理解→啓発的経験→情報提供→方策の実行」である。
問9:
カーカフ(Carkhuff,R.R)によって提唱された「ヘルピング(helping)」は、精神分析療法や来談者中心カウンセリングなどの洞察志向のカウンセリングと、行動療法などの行動変容志向のカウンセリングを統合した折衷、統合的アプローチである。
問10:
双極性障害の特徴として、健康なときにはなかった状態が表れる陽性症状(幻覚と妄想)と、健康なときにあったものが失われる陰性症状(意欲の低下、感情表現の減少)があげられる。
キャリコン学科試験 総合問題3【解答】
問1:
○
一方、教育訓練に支出した費用のうち、企業が「OFF-JT」に支出した費用の労働者一人当たりの平均額は1.7万円である。
問2:
○
ホランド理論では、人は自分の持っている技能や能力が生かされ、価値観や態度を表現でき、自分の納得できる役割や課題を引き受けさせてくれるような環境を求める。つまり、 人の行動は、パーソナリティと環境との相互作用によって決定されるとしている。
問3:
×
ギンズバーグらが実施したのは、「就職に至るまでの職業選択過程の横断的研究」である。経済学・精神医学・社会学・心理学からなる学際チームにより、青年期の在学生を対象とした職業選択に関する面接調査を実施した。
問4:
○
シュロスバーグは転機を評価する4つの視点として、転機の深刻さ・転機のタイミング・転機に対するコントロール・転機の持続性をあげている。「過渡期に遭遇した転機」とは、転機のタイミングの視点を評価したものである。
問5:
○
職業能力評価基準は、職業要件書や職務記述書の作成に活用することができる。
問6:
○
本人収入・世帯収入及び資産要件等、一定の支給要件を満たす場合には、職業訓練の受講を容易にするための給付金(職業訓練受講給付金)が支給される。給付金とは、職業訓練受講手当としての月額10万円、通所手当として職業訓練実施機関までの通所経路に応じた所定の額(上限額あり)等である。
問7:
×
寛大化傾向とは、全般的に評価結果が高めになってしまうことである。その原因としては、評価者が被評価者の業務内容に精通していない、被評価者からよく思われたいという意識が働くなどが考えられている。
その逆の「厳格化傾向」とは、全般的に評価結果が低めになってしまうことである。その原因としては、評価者が被評価者の業務内容に精通している、評価者自身の能力が高く、自分を基準にして評価してしまうなどが考えられている。
問8:
×
システマティック・アプローチにおけるステップとは、「カウンセリングの開始→問題把握→目標設定→方策の実行→結果の評価」である。
問9:
○
ヘルピングの段階化として、「事前段階:かかわり技法(attending)→ 第1段階:応答技法(responding)→ 第2段階:意識化技法(personalization)→ 第3段階:手ほどき技法(innitiating)」と、その後の「援助過程の繰り返し」があげられる。
問10:
×
統合失調症の特徴である。
ハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力な鬱状態を繰り返す精神疾患であり、ICD-10ではうつ病とともに「気分障害」のカテゴリに含まれている。古い呼び名では「躁うつ病」といわれていた疾患である。
エレナの編集後記
今年はクリスマスまで3連休となり、楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。
エレナはあえて24日も出勤日にしてカウンセリング。
年末までに気持ちを整理し、年始から新たな気持ちでスタートをきりたい相談者とともに充実した一日を過ごせたことが、何よりのエレナにとってのプレゼントとなりました♪
今年最後までお付き合いいただいた皆さまに、感謝申し上げます。
来年は、多田先生の対人支援プロ養成、複合型研究施設『Shien.Lab』で勉強しつつ、徐々にパワーアップしていきますので、お楽しみに♪
それでは、心温まる年越しをお過ごしください。
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