こんにちは! エレナです。
今回は、12月11日に実施された「キャリアコンサルティング技能士2級」の問題を参考にしながら、そのエッセンスから出題してみました。
1週間空いただけで何週間も経ってしまったような感覚がするのは、ここで皆さんと共有できる学習の場が、エレナにとって生活の一部になってきたのかもしれません(笑)
それでは、少しでもお役に立っていればと願いながら、第10回のスタートです♪
キャリコン学科試験 総合問題2 [問題]
問1:
セクシュアルハラスメントに対する訴えのように社会正義が問われる相談においては、関係者の権利擁護を訴える義務が守秘義務よりも優先され、相談者の同意がなくても事実を伝えることができる。
問2:
マイクロカウンセリングにおける「対決技法」とは、クライエントの話の脈絡や非言語的表現における不一致や矛盾な点を、可能な限り非審判的態度で言語化して返していくことをいう。
問3:
アセスメント・ツール「VRTカード」の検査結果の尺度はホランドのRIASECモデルに基づいて構成され、54枚のカードに書かれている仕事内容への興味やその仕事を行うことについての自信を判断していくことで、興味の方向や自信の程度を測定することができる。
問4
職業能力評価基準は、職務の別によらず職種に共通して求められる「共通能力ユニット」と、各職務の遂行のために固有に求められる「固有能力ユニット」の2種類で設定されている。
問5:
労働審査制度は、個々の労働者と事業主との間に生じた労働関係に関する紛争を、裁判所において、原則として5回以内の期日で、迅速・適正かつ実効的に解決することを目的として設けられた制度である。
問6:
高年齢者雇用安定法は、事業主に定年の引上げ、継続雇用制度の導入等の高年齢者雇用確保措置を講じること、希望する労働者の65歳までの雇用を義務づけている。
問7:
労働者災害補償保険は、正社員のみならずパート・アルバイト等、使用されて賃金を支給される労働者すべてが対象である。
問8:
労働基準法における「平均賃金」とは、これを算定すべき事由の発生した日以前6ケ月に支払われた賃金の総額を、その期間の総日数で除した金額をいう。
問9:
「行動契約」とは、クライエントに目標の達成に努力することや、行動計画の実行について約束させ、実践の結果を報告させる「行動カウンセリング」の技法のひとつである。
問10:
キャリアコンサルティングにおける「意思決定」の支援とは、相談の目標・範囲等の明確化である。
キャリコン学科試験 総合問題2【解答】
問1:
×
守秘義務が優先され、相談者の同意が必要である。
キャリアコンサルタントが守秘義務を負わない場合とは、身体・生命の危機が察知される場合、社会に及ぼす影響が個の守秘に優先する場合、法律に定めのある場合等に限られる。
問2:
○
「マイクロカウンセリング」とは、1990年代にアイビイ(Ivey, A. E.)とその共同研究者によって開発されたカウンセリング手法であり、カウンセリング・プロセスにおいて使用されるいくつかの手法を統合したカウンセリングの「メタモデル」として定着している。
問3:
○
VRTカードは「職業レディネス・テスト」の職業興味と職務遂行の自信度に関する項目を1枚ずつのカードに印刷したキャリアガイダンスツールである。
問4:
×
「固有能力ユニット」 → 「選択能力ユニット」
問5:
×
5回以内の期日 → 3回以内の期日
問6:
×
希望者全てが再雇用される訳ではなく、再雇用するかどうかの決定権は企業側にある。
問7:
○
労働者を一人でも使用する事業(個人経営の農業・水産業で労働者数5人未満の場合、個人経営の林業で労働者を常時には使用しない場合を除く)が適用事業であり、事業主は加入する義務がある。
問8:
×
6ケ月間 → 3ヶ月間
平均賃金とは、労働法上の概念として、休業手当や解雇予告手当などの算定の基礎となる賃金のことであり、労働基準法(昭和22年法律第49号)第12条に規定されている。
問9:
○
問10:
×
「具体的な目標設定への支援」である。
今後の「職業生活設計・目標」の明確化に係る支援をさす。
キャリア・プラン(職業生活設計)の作成、中長期的目標・短期的目標の設定、能力開発・教育訓練等に関する情報提供が、「意思決定」の支援に含まれる。
エレナの編集後記
今年も残すところ約2週間ですね。
日々の積み重ねが何より大切だと感じるのは、1年を締めくくるこの時期ではないでしょうか。
まだやり残したこと、やり終えたいと思っていること…。
ぜひ最後まで諦めずに取り組んでいきましょう。
来年まで残すところあと1回となったこのコーナーを、最後までエレナも盛り上げていきたいと思います♪
それでは、また来週。
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