ひと昔前は40代からの起業は遅いと言われていました。しかし、現代では40代、50代からフリーランスになる方も増えています。
私も42歳でサラリーマンに終止符をうって、独立の道を選びました。
40代からの起業は、これまでの地位を捨てることや慣れ親しんだ環境や生活リズムを変えることなどリスクも伴います。
40代からの起業。フリーランスでやっていく時の注意点や準備すべきことについて書いてみます。
【40代からの起業】フリーランスになる時の注意点など5つ
25歳から正社員で16年間勤務したのち、42歳でフリーになった私の体験から下記5つは重要かなと。
- 家族の理解
- 若い時より瞬発力。体力が落ちている
- サラリーマンマインドが染み付いてしまっている
- 安定的な収入がなくなることへの対処
- 自分の能力の過信 など
1)家族の理解
まずなんと言っても家族の理解が必要です。
自身にとっても大きな決断になるわけですが、家族にも大きな影響を及ぼします。
お金のことだけでなく、生活環境も変わりますので。
しっかりと家族と話し合いを重ねましょう。
私も妻と何度も何度も話し合ってきました。フリーでやっていけるのか。本当に大丈夫なのか心配になりますよね。
妻と話し合う時の注意点も少し書いておきますね。
妻に反対される場合は?
反対意見をひたすら聴く → 傾聴が必須
反対されるのは当然と受け止める → 全受容
自分の意見は言わない(反論したい気持ちをグッと堪える)
吐き出しが終わるまで、ひたすら受け止める
↓
やっと少しだけ意見言える
自分の人生なんだから自分で決めたい。
応援してもらいたい。理解してもらいたい。なんでわかってくれないんだ。
とか、自分本位で考えてはいけません。
妻の意見のほうが真っ当なんです。普通反対しますので。(もしすぐに応援してくれるのであれば一生感謝を忘れないように!)
全部、吐き出してもらったうえで、ようやく少しだけ自分の考えを言える感じですね。
2)若い時より瞬発力、体力が落ちている
40代ともなると、どうしても瞬発力、体力が落ちています。
もちろん、それをカバーできる俯瞰力、論理力などのビジネススキルが身についていると思います。
それでも、若いだけで武器なんですよね。
20代、30代でフリーになる人は勢い、エネルギーが有り余っています。
40代でも元気満々、エネルギッシュな人もいますが、大丈夫と思って張り切りすぎていると急にガタがきたり。
なので、衰えがあるという事実も受け入れたうえで走り出しましょう。
3)サラリーマンマインドが染み付いてしまっている
サラリーマンとフリーランスは、まったく違う世界です。
考え方、仕事の進め方、責任など。
特に、違う点は個人事業主でやる場合、すべてを自分でやらなければいけないということです。
会社だと、企画、交渉、価格設定、コンテンツ作成、経理、宣伝、アフターフォローなど、沢山の人が分担で行います。
これが個人事業主になると、すべて自分でやる。
便利なツールなどもあるので、何とかやりこなせるのですが、それでも同時並行的にこなす能力、考え方が必須ですね。
こういった、サラリーマン思考、マインドから早めに脱却することを忘れないようにしましょう!
4)安定的な収入がなくなることへの対処
サラリーマンの場合は、良いも悪いも一定金額が毎月お給料として振り込まれます。
仮に風邪をこじらせて2週間休んだとしても、いきなりお給料が減ることはありません。長期入院になってしまった場合でも、一定金額もらえます。
やっぱり、これが最大の魅力ですよね。
この「お金」の問題をどう考えるか。どう対処していくかが、フリーでやるかどうか最大のポイントになるかと。
1年間は無収入でもへっちゃらな預金と心構えを
私はフリーで挑戦してみたいという相談を受けたときに、「もし1年間無収入でもやっていけそうですか?」とお聞きしています。
というのも、会社を辞める段階で自分ひとりのチカラで稼いだことがないのであれば、稼げるようになるまでに1年間くらい必要かなと考えているからです。
1年間無収入でも、経済的に大丈夫なことと、メンタルがやられない(不安に押しつぶされないこと)が大事になりますね。
リスクを感じる人は準備期間を長めに
お金のことに不安を感じる人は、独立するまでの準備期間を長めに取りましょう。
私は妻の反対もあり、3年間くらいは独立するための準備をしていました。
副業ができる、できないは関係ありません。
アフターファイブ、週末で自分が決めた目標を達成できるかどうか。
たとえば、こんな目標でOKです。
- ブログを1年間毎日投稿する
- キャリアコンサルタント試験に合格する
- 本を100冊読破する
- 起業で成功してる人50人に会いにいく
- 自分用の名刺をつくる など
自分で決めた目標を達成出来ないくらいなら、フリーランスになっても前途多難だと思います!
5)自分の能力の過信
最後に、フリーになろうと思う人は、ある程度自分の能力に自信があると思います。
自信を持つことはとても良いことです。
ただし、少々過信しすぎる場合もあるんですね。
会社という看板、会社がこれまで築いてきた信頼、人脈など、そういう中で自分が成果を出せてきたという部分はないのか。
完全に個人のチカラでどこまで信用してもらえるか。
このあたりも冷静に自分のチカラを分析して戦っていきましょう!
人生最後に後悔のない選択を!
私は、安定した企業を捨ててフリーランスを選んだ最大の理由は、死ぬ時にあの時にチャレンジしとけば良かったと後悔しそうだったから。
自由にやりたいようにやってみたかった。
組織のルールを守らないといけない事がイヤだった。
これが辞めようと決めた理由ですね。
もちろん、辞めて後悔はゼロです!
サラリーマンがダメとかではありません。
自分と家族の人生を考えて、後悔のない選択決断をできることを祈ってます!
以上、【40代からの起業】フリーランスになる時の注意点や準備について5つの観点でまとめてみました。
これ以外にも大事な要素は沢山あると思いますので、また別記事でお伝えしていきますね。
【完全無料】傾聴の部屋 傾聴の基本をテキストと動画で完全解説
【有料会員】Shien.Lab 試験対策から資格活用法までワンストップ提供
コメント