【キャリアコンサルタント試験面接対策】登場人物中心のロープレ

キャリコンサルタント試験【実技】対策ヒント集

キャリアコンサルタント試験面接ロープレで、どう関わっていけばいいのかわからないと悩まれている人は、もっと「登場人物」に意識して展開することを心がけましょう。

もちろん、これだけで上手くロープレできるわけではありませんが、これまで5000回以上のフィードバックをやってきて、「登場人物」の確認が甘いなというケースを山ほど見てきました。

「登場人物」の確認を疎かにしている人は、だいたい上手くいきません。

多くの悩みは、そこに「人」が絡んでいます。

それが、クライエントさんから話される「人物」だけでなく、イメージを膨らませながら関わっていく必要があります。

「登場人物」の重要性や、事例を使ってどう関わっていけるのかを説明していきますね。

【キャリアコンサルタント試験面接対策】登場人物は重要

キャリコン試験に絶対に合格したい場合には、どんな事例でも安定的にこなせる必要があります。

うまくできる場合と、うまくできない場合があると、運に左右されちゃいます。

なぜ、出来にムラがでてしまうのか。

クライエントさんとの相性もあるのですが、やはり「基本」に忠実にできていないという理由が考えられます。

大事な「基本」スキルは沢山ありますが、そのうちの1つが「登場人物」を中心に展開するロープレですね。

人の多くの悩みは人によって作られる

すべてとは言いませんが、キャリコンの事例であれば「悩み」には誰かしら人が関係します。

悩みは人によって作られていると言っても過言ではないくらいですね。

1人で完結できる仕事は少ないです。

仕事をしていく上では、いろいろな「関係性」がうまれます。

  • 上司と部下との「関係性」
  • 商品・サービスの提供側とお客様との「関係性」
  • 取引先との「関係性」 など

こういった「関係性」のもとで、いろいろな利害がうまれます。

考え方、価値観、タイミングがあわなかったり、誤解が発生したり。

通常、上司には権限と責任がありますよね。なので、部下は上司の言うことには一定の理解を示し、行動することが求められます。

でも、どう考えても理不尽な要求であったり、ポンコツ上司のありえない指示が出る場合もありますよね。

こういう時に、どう対応すればいいのか悩むわけです。

それこそ、パワハラ、モラハラ、セクハラなど、法律違反になることもあります。

キャリアコンサルタントは、常にこの相談は、誰と誰のアイダで作り出された問題なのか。

その周辺にいる人は誰なのか。

それぞれが、どんな価値観を持っている人なのか。

など、登場人物に着目することを忘れないでくださいね!

解決していくためには人の支援が必要

悩みは人によって作られるのですが、解決も人によって解決されることになるのです。

どういうことかというと、人は支え合って生きています。

困ったときには、誰かのサポートを受けられないのか。

そのことに対して、専門的知識を持っている方、信頼できる方などから、アドバイスを受けることで状況が好転する場合が多々あります。

もちろん、最後はクライエントさん次第。

でも、現状うまくいっていないのであれば、キャリアコンサルタントはクライエントさんの周りに誰がいるのかを把握しながら展開することで、突破口を見つけることもできます。

悩みをつくるのも人間関係。

でも、一方で問題解決のヒントも人間関係にあることを忘れずに、関わっていきましょう!

登場人物を使った事例

では、ちょっと事例を使って、どのような登場人物が出てくるのか考えてみましょう。

学生相談

4回生、就職活動中(相談月5月)

現在就職活動をしているのですが、うまくいきません。これまでエントリーシートは出版社を中心にメーカー、商社など30社以上出して面接までいったのは、たったの2社のみなんです。ゼミの友達は、私が第一希望で出した企業に内々定をもらっています。自分でも何が悪いのかよくわかりません。友達よりは、早めに就職活動の準備もやってきたし、友達と比べてもそんなに劣っているとは思わないのですが。このままどこにも決まらないのではないかと不安だし、段々とやる気もなくなってきました。どうすればいいでしょうか。

いかがでしょうか。

この相談事例の場合、どんな登場人物を思い浮かべますか?

少なくとも、関わり合いを把握したい登場人物を列挙してみますね。

  • 友達
  • ゼミの先生
  • キャリアセンター
  • 面接の人(やりとり)
  • 両親

まずは、オープンクエッションで自由に話してもらいながら、これからの登場人物に関わる話が出てくるかどうか。

もし、クライエントさんから出てきたら、その人との「会話」をちゃんと聴いていきましょう。

「会話」だけでなく、そのときに「どう思ったのか」など、クライエントさん固有の考え方や気持ちを理解していくことを忘れないでくださいね!

仕事と介護相談

53歳女性、夫55歳、経理事務

先日、83歳の義母が階段から落ちて骨折してしまいました。幸い命には別状はなかったのですが、少し認知症もありますので少し心配な状況です。夫は出張も多くて、やはり私が面倒を見てあげないといけないかなと思っています。私は車を運転できますし、義母宅には行けるのですが90分くらいはかかるので、仕事終了後に向かうと20:00を過ぎてしまいます。しかも毎日は無理ですし。今後、仕事と介護の両立をどうすればいいのか悩んでいます。

こちらの事例はいかがでしょうか?

まずは、介護が必要になる事例ですので、深く関わる人を最重要視しましょう。

  • 義母さん(当事者)
  • ご主人
  • ※ 義父さんはいないのか?
  • 病院の先生

上記の登場人物は、現状を把握するうえでも、今後の支援を考える上でも絶対に外すことはできません。

さらに、下記の人たちも把握していきたいですよね。

  • 親戚、兄弟姉妹
  • 会社の上司など
  • 外部サポートの人たち など

かなりの人数になります。

このように、関わる人数が多いと把握しなければいけないことも増えるので、もし持ち時間が短い場合は効率的に聴いていくようにしましょう!

 

以上、【キャリアコンサルタント試験面接対策】登場人物中心のロープレについて解説してきました!ぜひ、参考にしてくださいね。

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