キャリアコンサルタント試験実技面接ロープレが上手くできずにどんどん怖くなってしまった方。
面接ロープレ練習を始めた頃は恐怖心はなかったのに、いろいろな人から「できていない」「寄り添っていない」「解決思考になっている」とダメ出しの連続。
いつしか、自己効力感はだだ下がり。
まったく出来る感じがしないし、途中で何を質問したらいいのかわからなくなってしまう。
練習するたびに涙が出てしまいます。
そんなロープレ面接恐怖症を克服するヒントについてお話します。
【恐怖心】キャリアコンサルタント面接実技ロープレが怖い【克服法】
まず最初にひとこと。
これまで2000人以上を指導してきて、私が本当にこの人はキャリアコンサルタントにならないほうがいいな、と感じた人は0.5%未満です。
片手で数えるほど。
その方たちは、完全に自己本位。自分の考えていることだけが正解と考えていますし、相談者を見下す言い方をします。
なので、超例外の方を除いて全員対人支援をやっていけます。
ただ、残念ながら今まで身につけてきた傾聴スタイルがちょっと試験で求められていることとマッチしないだけ。
なので、上手く出来なくても、自分には向いていない。自分はダメダメだ。合格は一生できない。と自分を責めないようにしましょう!
面接ロープレ恐怖心を克服する方法は以下のとおり。
- フィードバックは自分が納得できることだけ受け入れる
- 何を聞こうかばかり考えなくていい
- 講義で習った知識をいったんすべて捨てる
- 興味持って聞いてあげるだけでよい
1)フィードバックは自分が納得できることだけ受け入れる
スパルタ方式で厳しいフィードバックをされる方もいます。
私もできていない点は厳しく伝える方ですが、常に愛情をもって根拠、改善策と共に丁寧にお伝えするように心がけています。
多田塾に参加してくれる受講生から他の講師のこと、勉強会で注意されたことなど聞いていると、「そのフィードバックは違うな。間違っているな」「それは勉強不足だな」と思うことも度々。
でも、そういう人に限って受講生が立ち直れないほどの厳しい指摘をされたり。
もし、傷ついてしまったことがある方は、そのフィードバックをいったんスルーしましょう。あなたの特徴にあわせた改善方法を教えてもらうことが大事です。
2)何を聞こうかばかり考えなくていい
面接ロープレ恐怖症になっているかたは、何を質問すればいいのかわからない。沈黙になってしまうのを怖れています。
ロープレが止まっちゃうんですよね。
普通の会話が出来なくなってしまっている。完全フリーズ状態です。
質問しなくても会話はできます。
こんな言い方をすると怒られるかもしれませんが、相談者さんが話した内容を2回、3回と適当に返していれば勝手に話をしてくれますよ(笑)
CC側が固まってしまうと、相談者さんも固まってしまい沈黙になってしまいます。
伝え返し、言い換えの技術
ちょっとだけ補足しておくと、先ほどは適当に返すといったのですが、一番効果があるのは伝え返し(狭義)と言い換えの技術です。
オウム返しするときも、マの取り方、視線、声の抑揚、ジェスチャーなど相手に声を届ける意識を高めること(←狭義の伝え返しスキル)。
相手がこういうことを伝えたいのだろうなーと思うことを、文脈内容は変えずに伝えてあげること(言い換えのスキル)。
このあたりができるようになると、究極論質問なんて一切しなくても15分間しゃべらすことも可能です。
3)講義で習った知識をいったんすべて捨てる
講義では、いろいろな傾聴スキルを学びます。
- 相談者さんが使っていない言葉は使わないように!
- 自己探索につながる関わり合いの質問をしましょう!
- 経験の再現、意味の出現ができるように!
- 相談者さんが感じていることをCCも同じように感じるように! など
いろいろなことを言われるので、混乱しちゃうんですよね。
場合によっては「質問してはいけません」とか言われたり。
こうなると、どう関わっていけばいいのかわからなくなってしまって、どんどん窮屈なロープレになってしまいます。
4)興味持って聞いてあげるだけでよい
問題解決を考える必要はありません。
相談者が悩んでいることに対して、どうにかしてあげないとって思い過ぎです。
「へー、そんなことがあったんだ」
「そのときはどんな感じだったんだろう」
「えっ、どうなったの」
「そのときはなんて返事したの」
「いつから辞めようと考えたの」
単純に、そのクライエントに興味を持ってあげれば自然と質問も出てきますよ!
仲の良い友達としゃべる感じで!
面接実技ロープレが怖いと感じている人は、仲の良い友達の相談を受けている感覚で十分。
友達の相談なら、ずっと話を聴いてあげられますよね。
怖いことなんてないですよね。
キャリアコンサルタント試験実技面接ロープレも同じ。
なんとなく、話を一生懸命聴いてくれているなと思ってもらえればOKです。
かっこいいロープレをする必要なんてありませんから。
ちょっとぐらい詰まっても、わかりづらい質問をしても大丈夫です。
怖がらずに自分らしく面接ロープレやっていきましょう!
以上、キャリアコンサルタント面接実技ロープレ恐怖症【克服法】についてヒントをお伝えさせてもらいました。ぜひ、参考にしてくださいね!
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