【問題解決】キャリアコンサルタント面接試験で失敗しない方法

キャリコンサルタント試験【実技】対策ヒント集

キャリアコンサルタント実技面接ロープレ試験において、「問題解決をしてはいけない」ということを一度は聞かれたことはあるかと思います。

実務では「問題解決」を求められます。

クライエントさんからも「どうすればいいのか教えて欲しい」から相談にきたのに、アドバイスは貰えないんだとガッカリされるかもしれません。

本当にキャリコン試験で「問題解決」をしてはいけないのでしょうか。

もし、それが本当だとするならその理由も知りたいですよね。

また、試験で「問題解決」をしないとして、どのように展開するのかについてもお伝えしていきます。

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【問題解決】キャリアコンサルタント面接試験で失敗しないために

国家資格キャリアコンサルタント試験(民間資格時代含む)の対策塾は7年めになり、2000人以上の合否を見てきました。

結論からすると、「問題解決型」のひとはすごく落ちます。

技能士2級キャリコンの場合は、「解決」まではいかなくとも助言、提案は求められているので、そこはご注意を!

これが事実です。

なので、国家資格キャリアコンサルタント試験を受験するにあたっては「問題解決」をベースにした展開はしないようにしましょう。

では、なぜ「問題解決型」の人は不合格になる確率が高いのでしょうか。

理由は以下のとおり。

  1. インテーク面談で60分のうちの15分という試験だから
  2. 基本スキルを習得しているかどうかを評価されるから
  3. 押し付け感が強く出てしまうから

1)インテーク面談で60分のうちの15分という試験だから

国家資格キャリコン試験は、60分程度の面談時間のうち、その最初の15分を評価されているからです。

ということは、「問題解決」するにしてもあと30分~45分程度の時間があるのです。

そんなに急ぐ必要がありません。

持ち時間を考慮して面談するのは当たり前のこと。

最初の15分あたりは、クライエントさんのことを理解するだけでいいのです。

クライエントさんが本日来談された理由や、これまでの経緯、具体的な状況、どんな気持ちなのかを丁寧に把握することが、まず最初の15分でやるべきことです。

2)基本スキルを習得しているかどうかを評価されるから

国家資格キャリコンは、「標準」レベルの試験です。

技能士2級、1級のような「熟練」レベルを求められていません。

合否のポイントは、対人支援者として一番身につけておかなければいけない「基本傾聴スキル」が備わっているかどうか。

これに付きます。

「基本傾聴スキル」は、具体的には下記のとおり。

  • あいづち、うなづき、「マ」の取り方、アイコンタクトなど
  • 繰り返し、伝え返し、言い換えなど
  • 感情反映、称賛など
  • 関わり合いの質問、自己洞察の質問など

これらが、キッチリと出来ているのかどうかを評価されているのです。

上記のポイントについては、下記記事でご確認くださいね。

「展開」部分を気にする人もいますが、これは最低限でOKです!

なぜかというと、これまで多くの合格者をみてきて、目を見張るような「展開」を実践できる人っていないからです。

なので、まったく心配する必要はありません。

上記の基本スキルを使って、最低限の「展開」ができればOKです!

国家資格キャリアコンサルタント試験の実技合格率は、60%程度あります。攻める必要はありません。丁寧に基本に従って進めることですね!

3)押し付け感が強く出てしまうから

「問題解決」を急ぐということは、キャリコン側からどんどんと助言、提案をしなければいけません。

相談者が抱えている問題を早期に解決する方法を見つけていきたいという気持ちはわかりますが、急ぐと「押し付け感」がでますね。

たとえば、こんな感じです。

【相談内容要約】Aさん:50歳男性、妻(50歳)、長男(19歳)、長女(18歳)と同居。

大学卒業後ずっと飲料水関係の会社に就職し28年目。最近、社長が変わり若返りを強化する方針をだした。50歳以上は早期退職制度の対象になる。今後、昇進とかはまず考えられない。むかしから老後は地元石川県に戻り、なにかしから地域活性化に取り組めたらいいなと思っていた。転職するならば少しでも早い方がいいのではと思うが、地元での仕事をどうするかなど、具体的なことを考えると、これからどうすればいいのか分からない。

ここまでで10分程度、これまでの仕事内容や想い、同年代の人との話し、社長の方針に対する考え、地域活性化の想い、早期退職制度のこと、奥さんへの相談など、いろいろ聞き出しているとします。

CC:石川県で地域活性化に取り組みたいということですね。

CL:はい、いずれは地元に戻って貢献できればいいなと漠然と考えています。

CC:では、まずは地元の仕事について、求人情報を集めていきましょうか。ネットや地元の友人などから情報を集めてくださいね。それと、早期退職制度を利用した場合に、退職金の積み増しがあるのかどうかや、今後のマネープランも考える必要がありそうですね。お金を見える化するためにも、キャリアプランニングシートを利用して一緒に考えていきましょうか。

CL:うーん、情報収集ですね・・・

CC:はい、まずは転職サイトも登録して、地元のハローワークに行くとリアルな雇用情勢もわかるとおもいますので。

CL:はい・・・わかりました。

いかがでしょうか。

これをスタートして10分程度でやっていることを想像すると、あきらかに「押し付け感」がありますよね。

そもそも、相談者に「提案、確認」もしていませんので、これでは確実に不合格になりますね。

焦ると間違いなく、「押し付け感」で無理に「はい」と言わせてしまうことになります。ここまで、酷くなくても、これに近いケースはよく見かけますので、ご注意を!

問題解決せずに展開する方法

では、「問題解決」をしてはいけないことはわかったけど、どう展開すればいいのか。

「展開方法、質問方法」については、こちらの記事もご確認くださいね。

試験評価項目には、「展開」があるのも事実です。

ただ、すごい「気付き」があったとか、びっくりするような「認知の変化」「行動変容」が起こったとか、そこまでは求められていません。

あえていうと、「堂々巡り」はダメだと思いますね。

  • さっき聞いたことをまた聞いたな
  • 違う切り口から関わることができていないな
  • 考え方や具体例を深堀りできていないな

なので、堂々めぐりにならないようにどうすればいいのかをお伝えします。

  1. 「具体的」「たとえば」「もう少し」で展開
  2. 「未来」についてイメージしてもらう

1)「具体的」「たとえば」「もう少し」で展開

先ほどの、事例で考えてみます。

「考えや価値観」が出てきた箇所について、再度「具体的」「たとえば」「もう少し」で話してもらう

たとえば、地域活性化への想いについて「小さい頃から地元商店街で楽しくすごした思い出があるのに、いまはサビついてこのままだと、商店街自体が潰れてしまうのではないかと。これまで学んできたマーケティング知識を活かして何とか貢献したいと思っている」と答えていたとしましょう。

このときには、繰り返し、伝え返しをしただけで、特に突っ込んでは聞いていなかったとします。

CC:思い出深い商店街自体がサビついてしまっていることについて、Aさんはどう思うのかについてもう少し具体的に教えてもらってよろしいでしょうか。

これで、堂々巡りをSTOPできるかどうかはわかりませんが、サビついてしまっていることについて、もう少し具体的に話してくれる可能性は高くなると思います。

何度も繰り返すキーワード、その人が大事にしている価値観などを、「具体的」「たとえば」という言葉で深堀りしてみてくださいね!

2)「未来」についてイメージしてもらう

堂々巡りになる理由として、今の状況、過去のことをすべて話してもらって、もうこれ以上聞くことがない(本来はあるはずですが)からですよね。

で、あれば「未来」が残っています。

「未来」をイメージしてもらって、話をしてもらうことです。

先ほどの事例だとこんな感じですね。

もし、お気持ち的には前向きにはなれないかもしれませんが、この会社に残ったとして若い人たちが中心の会社になっていくなかで、どんな風に関われそうですか?
もし、地元に戻り地域活性化に関われるとして、どんなことをやっていきたいなと思いますか?

こんな感じで、未来をイメージしてもらい、それに対して語ってもらうことで堂々めぐり感を少なくすることができますね。

ただし、早くに「未来」の関わりをするとどうしても急展開しやすくて、問題解決の方向になりやすいのでご注意くださいね!

 

以上、【問題解決】キャリアコンサルタント面接試験で失敗しない方法について解説しました!ぜひ、参考にしてくださいね。

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