国家資格キャリアコンサルタント(キャリコン)試験第3回の合格発表がありました!キャリコン試験に合格するためには、学科(50問択一式)と実技(論述+面接)を共に合格しなければいけません。それぞれの合格率や難易度はどうなんでしょうか。そのあたりを第3回の合格発表と共に見ていきたいと思います。
第3回学科&実技 合格率など
日本キャリア開発協会(JCDA)
学科合格率:63.3%
実技合格率:61.9%
キャリア・コンサルティング協議会
学科合格率:66.1%
実技合格率:65.7%
過去合格率
日本キャリア開発協会(JCDA)
第1回
学科合格率:74.2%
実技合格率:51.5%
第2回
学科合格率:74.8%
実技合格率:59.4%
キャリア・コンサルティング協議会
第1回
学科合格率:81.0%
実技合格率:71.6%
第2回
学科合格率:77.2%
実技合格率:74.3%
合格率推移からの難易度のついて
学科の難易度は?
学科試験は、両団体とも同じ問題です。そのうえで、過去3回ともキャリ協会のほうが、JCDAより合格率が高いので、主にマンパワー側の講座(学科対策)が若干足りないのかなと感じます。
そんなには差がないので誤差の範囲だとは思いますが過去3回ともキャリ協側で受験した人のほうが、学科の合格率が高いのは少し気になりますね。
今回3回目については難易度があがりました。
第2回と比べると、JCDA側は11.5ポイント下がり(74.8%⇒63.3%)、キャリ協側は11.1ポイント下がりました(77.2%⇒66.1%)。
これは結構大きな変動ですね。
難しくなったといっても、まだ65%近くの合格率ですので、しっかりと勉強を積み重なれば、それほど不安になる必要はないかなと思います。
実技(論述+面接)の難易度は?
JCDA側の実技合格率は、第1回の約51%から今回約62%まで上がってきましたので、これは明らかにキャリ協会に歩み寄ったカタチですね。
国家資格になる前は、JCDA側のCDA資格試験は42%程度だったことを考えると明らかに易しくなっています。
一方、キャリ協会側の実技合格率は、過去2回は70%を超えていましたが、第3回では初めて65%程度の合格率になりました。
こちらもJCDA側へ歩み寄ったカタチなので、お互い両団体が合格率がかい離しすぎないように配慮しているのかもしれません。
まとめ
JCDA | 第1回 | 第2回 | 第3回 |
学科 | 74.2% | 74.8% | 63.3% |
実技 | 51.5% | 59.4% | 61.9% |
キャリ協会 | 第1回 | 第2回 | 第3回 |
学科 | 81.0% | 77.2% | 66.1% |
実技 | 71.6% | 74.3% | 65.7% |
国家資格になってから3回実施されてきて、今回の合格率が標準ラインになるのではないかと思いますね。ようやく両団体の合格率の開きも少なくなってきました。
個人的には、国家資格の質の担保のために50%前後の合格率で推移するようになると一番ベストなのではないかなと思っています。
あまりにも簡単すぎると、その資格自体が価値のないものになりますし、受験側も”やる気”みたいな闘志も湧いてきませんので。
また第4回めを期待したいと思います!
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