国家資格キャリアコンサルタント試験、技能士2級キャリコン、産業カウンセラー試験など、実技面接ロープレ試験において、あらためて非言語(態度)の重要性は言うまでもありません。
雰囲気が悪いとかなり損をします。
ただ、この非言語はその人らしさってところもあるので、修正しづらい部分もあります。
私はフィードバックにもかなり気を使っていますね。
これまで2000人以上の方を指導してきて、非言語で不利な人の特徴を説明していきますね。
【非言語(態度)不利な人】キャリアコンサルタント実技面接ロープレ
まずは、面接ロープレ試験ってかなり変わった評価方法ということを理解すべき。
というのは、本来は関係構築がされてきたとか、普通会話を交わさなければ細かい感覚ってわからないはずですよね。
しかし、試験官とは一言も話をしない中で評価されていくのです。
試験官はあなたのことを見るだけです。
口頭試問で少し言葉を交わしますが、それは後のこと。
ロープレ段階では、どう見えているのか。
これが全てなので、何となく雰囲気はOKだなと思ってもらえるように注意をしましょう。
全員に好かれるのは無理
そもそも試験官だって人間です。
なので、客観性は保つけど好き嫌いがあって当然。これをゼロにすることはできません。
受験生がすべきことは、なるべく嫌悪感を与えないようにすることだけ。
あまり個性を出さずに「普通」を目指すことをオススメします!
非言語(態度)で不利になってしまう人の特徴8個
まずは、非言語(態度)で不利になってしまう人の特徴を列挙します!
- 声が小さい、大きすぎる
- ジェスチャーが大きすぎる
- スピードが早い
- 相槌の種類が乏しい(サイレント含む)
- 頷きが早すぎる、大きすぎる
- 丁寧すぎる
- 姿勢が良すぎる
- 反応が鈍い
上記ポイントが何個も当てはまる人は、試験では不利になります。
では、1つひとつ補足していきますね。
1)声が小さい、大きすぎる
まずは、声の大きさ。
女性で声が細くて小さすぎる場合。どうしても自信なさそうに見えてしまいます。
逆に男性で声が太くて大きい場合。身体も大きいとなるとかなり威圧的になってしまいます。
2)ジェスチャーが大きすぎる
一生懸命になりすぎると、ジェスチャーがつい大きくなってしまいます。
ジェスチャーは熱意が伝わるので、適度にあったほうがいいと思います。
ただ、胸の前あたりで大きく身振り手振りをするとせわしなくなってしまうので、注意をしましょう!
3)スピードが早い
スピードは大事です。
安心感を与えるためにはゆったりと話すようにしましょう。
スピードが早いというのは以下の2種類。
- 1分間にしゃべる文字数量が多すぎる。いわゆる早口。
- CLさんがしゃべり終わってすぐ、かぶせるように話し出す。マが取れていない。
とくに、「マ」を取れないと受容、共感力もうまれにくくなってしまいますのでご注意を。
4)相槌の種類が乏しい(サイレント含む)
相槌の種類が1種類しかないと、聴き方が単調になってしまいます。
とか、できれば3種類ほど使いながら、相槌を打てるようにしましょう。
あと、「うーーーーーん」「あーーーーーー」とかロングトーンの相槌もうまく取り入れると効果的です。
5)頷きが早すぎる、大きすぎる
「うん、うん」と首を上下に振りながら、聴いていますよというサインを送ることと、相談者が話しやすいようにリズムを作ってあげるという効果があります。
この頷きがすっごい早い人(高速頷き)や、大袈裟に大きく頷く人がいます。
これだと、どことなく演技してるように見えてしまって信用してもらえないので、頷きはほどほどにしましょう。
6)丁寧すぎる
言葉遣いがとても綺麗な人がいます。
丁寧で綺麗なのはいいのですが、あまりにも丁寧すぎるとCLさんがリラックスできなくなるんですよね。
自分もちゃんとした言葉で話さなければいけないと、プレッシャーになってしまうこともあります。
7)姿勢が良すぎる
これも先ほどと似ているのですが、あまりにも姿勢が良すぎる。
マナー研修講師、キャビアアテンダント、受付、秘書など、仕事上で徹底的にきっちりとした立ち振舞いを叩き込まれていると、傾聴スタンスもどことなく硬い感じになります。
少し崩すようにやってみてくださいね。
8)反応が鈍い
CLが楽しいそうに話をしている。明るい表情でやりがいを話してくれているのに、CCの顔がにこやかになっていない。
逆に急に重い話になったのに、CCの表情は何も変わらない。
ちょっと反応が鈍いんですよね。
こうなると空気感が微妙にズレてしまって信頼関係が構築しにくくなります。
以上、キャリアコンサルタント実技面接ロープレで【非言語(態度)不利な人】の特徴について解説してみました。ぜひ、参考にしてくださいね!
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