キャリアコンサルタントをビジネス視点で考えてみる。仕事にするには?

キャリコンサルタント試験情報(合格発表など)

キャリアコンサルタントの仕事について、ビジネス視点で考えてみます。

基本はキャリアについての相談を受けるので、就職、転職に係る支援がど真ん中のお仕事です。働く場所は、転職支援会社、ハローワーク、大学キャリアセンターなど。もちろん、これ以外にもキャリアコンサルタントとして必要とされる仕事は沢山あります。

「キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。

「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。

「キャリアコンサルタント」とは、キャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野で活躍しています。

【出典】厚生労働省

ただ、国家資格キャリコンサルタント登録者じゃないと出来ない仕事なのかどうか。お客様が本当にお金を支払ってでも、キャリコンに相談したいのか。ってなるといつも疑問に思います。

このあたりについて、選ばれる仕事という視点から書いてみたいと思います。

対人支援として1番必要とされる場面は?

ここでの対人支援者は、キャリコンサルタント、カウンセラー、コーチを想定します。

では、対人支援者として1番必要とされる場面は?

ビジネスの視点で考えてみます。簡単にいうとお金を払っても相談に乗って欲しいかどうかです。

①もっともっと自分を高めていきたいけどどうすればいいのか悩んでいるのでその解決方法を教えて欲しい

②かなり精神的に追い込まれてしまって助けてほしい

①は、たとえば年収をもっと上げていきたいけど、何から手をつけていいのかわからない。ヘッドハンティングされるにはどうすればいいのかわからないなど、こういったことに対してより具体的な知識や人脈を持っていると相談に乗って欲しい。

②は、上司からパワハラにあっていて、会社にいけなくなってしまった。夜も寝れない日が続いているし、ひとまず今は休業しているが、今後どうすればいいのかわからないなど、精神的に辛いので相談に乗って欲しい。

つまりは、かなりの必要性を感じている場合のみ、お金を払っても相談したいとなります。

中途半端な支援はビジネスとしては上手くいかないということです。

CL(相談者)が望んでいることは何か?貢献できるのか?

CLが望んでいることは何か。

上記で言えば、

①専門的なことを知りたい。その分野で成果を出す具体的な方法を知りたい

②気持ちがしんどい。苦しい。助けて欲しい。

ビジネス視点だと対人支援者はCLの望んでいることに貢献できないといけません。

原因を取り除く、解決方法を示す、苦しさを軽減させるなど。

あなたがどのようにキャリアコンサルタント、カウンセラー、コーチとして具体的に貢献できるかを考えていきましょう。

自分は誰のどういったことに貢献したいのか。できるのか。

より具体的にスキルや知識を磨き続けないと、お客様から必要とされるようにはなりません。

これはキャリコンに限った話ではないですが、漠然としたものに対してお客様はお金を支払ってまで選択しようとはしないので。

相談者の望んでいることは「何とかして欲しい!」

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CCはCLのなかに答えはあると信じて接しますが、CLが望んでいることは今の問題課題に対して何とかしてほしいということです。求められていることに対してCCとして役割を果たすためには結構大きなギャップがあることを忘れてはいけません。

私たち、対人支援者は相談者を信じて関わることが最重要になりますが、お金を払ってでも相談するのは、解決策を教えてもらいたいからなんですよね。

対人支援者側の言い分は「クライエント自身に自己洞察してもらって答えを見つけてもらいたい」となるのですが、少なからずクライエントは「(お金を払ったことに対して)解決策を教えてください」となっています。

このギャップを埋めていくことは、対人支援者としてはすごく重要なことです。

でないと、相談者の満足度合いがあがらないため、お金を払ってまで相談したい人は増えないということです。

対人支援者として専門の領域はなに?

プロ経営コンサルタントは、経営改善をするプロ。売上、数値を出すために具体的に根拠と経験に基づいてアドバイスをします。

お医者さんは病気を治すために処方します。

キャリコンサルタントは何ができるのか。

認知の変化、行動変容、やる気アップなど抽象論になりがちなんですよね。

自分の専門分野を明確にすべきです!

私は純粋なキャリアコンサルタントではありません

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たとえば、私は鈍くさいけどビジネスで成果をだしたい人を支援したいと思っています。

なので、ビジネスで成果をだすためのブランディング手法、ネット活用法に対して専門性を磨いて、具体的なアドバイスをできるように日々努力をしてます。

これって、特にキャリコンサルタントの資格は不要なんですよね。

なので、私は純粋なキャリアコンサルタントでもないし、カウンセラーでもないし、コーチでもないんですよね。

ちなみに私はプロフィール欄で、下記資格を列挙しています。

●日本メンタルヘルス協会(研究修了)『心理カウンセラー』

●日本心理学諸学会連合『心理学検定1級』

●大阪商工会議所『メンタルヘルスマネジメント検定マスター資格』

●日本キャリア開発協会『CDAキャリア・カウンセラー』

●国家資格キャリアコンサルタント

でも、これらの資格が与えるイメージも利用しながら、対人支援者としてTADAJUKUの世界観を意識してつくっています。

国家資格キャリアコンサルタントは仕事内容が曖昧です。

対人支援の分野で活躍したいのなら、とにかく専門分野を見つけてブランディングすることを忘れないでくださいね!

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